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新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

心ふるえる風景 パリ編㊸ パリの記憶 時間 歴史をそのまま留めたコルメス・サンタンドレ小路に迷い込む

2025-02-18 | 心ふるえる風景 パリ編

 パリ左岸サンジェルマンデプレ地区を歩いていると こんなでこぼこ道に入った

 石畳があちこち擦り切れており 穴が開いた個所まで

 ここはコルメス・サンタンドレ小路

 

 18世紀に建設された パリでも最も古い通りの1つだ

 パッサージュ(アーケードのある通り)として計画されたようだが

 現在アーケードはごく一部だけしかなく 

 でこぼこ道は 昔の日本の田舎道をも思い出させる

 

 だがこの通りには 様々な歴史があった

 パリ最古のカフェと言われる「プロコープ」が 今も営業中だ

 当初は文学サロンとしてヴォルテールやベンジャミン・フランクリンらが集い

 革命期にはロベスピエール、革命後にはナポレオンも訪れた

 

 一方小路9番地の作業場では 18世紀後半に人間の処刑装置であるギロチンが制作された

 あの王妃マリーアントワネットも この装置で命を絶たれたことで有名だ

 また画家バルティスは ここで「サンタンドレ小路」というタイトルの絵を残している

 このようなパリの時間 記憶 歴史がそのまま止まったような小路に迷い込んだことで

 ちょっとだけパリという街の香りを 追体験したような気になった一日だった