7月12日、わがニッポン国の首相が祖国の将来を決定づける「脱原発依存」宣言の記者会見をしたのに、7時のNHKラジオニュースでは、この話題は堂々の「その他」扱い。メインニュースの後、チンチロリン・・・というチャイムのあとしかたがないから言及したという感じ。しかも、会見中で、菅首相がこの夏と冬に関しては電力不足の心配はない、と言ったことは無視。今後、NHKなどのやるプロパガンダが、いぜんとして、電力不足がもたらす熱中症死という路線のままであることをうかがわせる。
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菅首相の会見中で、「電力不足はないだろう」という部分を取り上げたのは、共同通信。
『再稼働がなくても「節電の協力が得られれば、今年の夏と冬の必要な電力供給は可能だ」』
(同趣旨の報道は毎日と読売にもあるが、朝日はNHKと同じく完全無視。NHKはHP記事ではこの情報を書いている。ラジオでは言わないのに、なぜ?)
NHKのような国家プロパガンダ機関が、原発再稼働の停滞を打破するために、電力不足の弊害キャンペーンをやるだろうことはわかっていた。すでに読売新聞は、都内の死亡交通事故の原因が節電で照明が消されていたことだ、と誘導している。何の検証も経ることなしに。
一方、『今原発を動かしても・・・人の命を奪わないが、意地で原発を止めると夏の時期に死ぬ人は確実に増える』と「医者として」予言しているのは、和田秀樹先生。
もともと怪しげな言説で商売をしている奴の言うことなんか、と侮ってはいけない。これでも東大医学部出身で、マッドドクター中川恵一先生も引用するバカの元祖・養老孟司老医師の教えも受けているから、公衆衛生分野での工作・操作については国家的プロパガンダ・セクションと同一の発想を持っていると考えるべきだ。奴らは、自分たちの予言を実現する。日常の事実をマッド・ロジックと東大入試も突破できるこじつけレトリックで変形し、熱中症=電力不足、という図式を描くのは当然だが、それだけではすまない気がする。奴らは、可能なら、ということはバレる恐れがない完全犯罪が可能なら、この事実そのものを創造しようとするだろう。プルトニウムを実際に飲ませる(そうです和田秀樹先生、偽薬ではなく本物です)実験もやったアメリカの同業者もいるくらいだ、奴らの悪魔性を過小評価してはならない。でも、どうやってそんなことができるだろう?
たとえばこんなふうに・・・。
(以下、引用)
日本放送協会・優良国家報道研究会、情宣・社会心理ワーキンググループ第98回検討会:「明日の大衆操作を考える」資料(部外秘)(取り扱い注意)
タイトル:2011年7月某日、7時のニュースシナリオ「首都圏で熱中症死者多数、背景に電力不足」(案)
武田アナウンサー:
―こんばんは、24時間不信テレビ、NHK7時のニュースです。
今年一番の猛暑に見舞われた首都圏では、最高気温が観察史上x番目のy度を記録しました。この猛暑で、電力消費は一気に上昇し、きょう午後のピーク時には、福島第一原発事故で発電能力の低下した東京電力の供給量を上回り、23区、および近郊の市町村で一時停電となる事態となりました。
この暑さの中、埼玉県楢山町の特別養護老人ホーム「諦心園」では、要介護のお年寄りが、停電によるエアコン停止で異常に気温が上昇した園内で熱中症に陥り、病院に運ばれて、手当てを受けましたが、3人が死亡、4人が重体となりました。
また、東京都新宿区下新宿奈落731にある医療法人・愛国報忠会「尽命病院」では、停電時にそなえた非常電源装置が起動せず、帝王切開で手術中だった妊婦と新生児の生命が一時危険にさらされました。幸い、担当医がサーチライトの明かりで無事手術を成功させ事なきを得ましたが、各地の原発の再稼働の見通しが立たない中、深刻な電力不足が現実となった首都圏では、事態の再発を防ぐ有効な手立ても見つかっていいない状態です。科学部の水野解説委員に聞いてみましょう。
―水野さん、大変なことになりましたね。
水野解説委員:はい、原発停止がもたらした電力不足が、最悪の悲劇的な事態をもたらしてしまいました。亡くなられた方々のご家族には心よりお悔み申し上げます。
―こうした事態が起こることは予想できなかったのでしょうか。また、未然に防止することはできなかったのでしょうか。
水野解説委員:ええ、夏の電力不足の恐れは、福島第一原発の事故直後から指摘され、NHKでもしばしば警鐘を発してきました。しかし、停止中の原発の再稼働については、国民の多くが、電力不足という現実を無視して、一時の感情から反対し、また、政府も毅然とした態度で、再稼働への道筋をつけることに失敗してしまいました。この突然の停電が「想定外」ということはもはや許されないことです。
―政府の責任が重いということですね。
水野解説委員:政府の責任ばかりでなく、国民一人一人が原発に反対したことを真剣に反省しなくてはいけないでしょう。
―病院等では突然の停電に備えて非常電源があるのに、それが起動しなかったというのでは、国民の不安は高まりますね。
水野解説委員:病院では、原発ほどには厳重なフェイルセーフ体制がとられていません。非常電源が起動しないことも起こり得ることとして認めなければなりません。だからこそ突然の停電などという都市機能をマヒさせ、首都圏の人口3,500万人の生命を直接間接に脅かす事態は絶対に避けなければならないのです。
―今回は、病院の医師の機転で事なきを得ましたが・・・
水野解説委員:執刀医の医師の方は、「国境なき医師団」などで電気もない貧しい第三世界の村々での医療活動の経験もあるベテランでした。不幸中の幸いというべきでしょう。
―それにしても、母子ともに無事というニュースにはほっとさせられました…
水野解説委員:どんなに困難な時でも新しい生命の誕生は人を感動させるものです。広島への原爆投下直後、焼けただれた人たちの間で出産した女性を描写した詩がありましたね。「生ましめんかな!」、ニッポンはまだまだ大丈夫だ!原発とともにこの電力危機を乗り越えよう!
―ありがとうございます。水野解説委員でした。それでは次のニュースです。上野動物園では、ジャイアントパンダの姉妹、嫌嫌(えんえん)と悲悲(ひいひい)がおへそでお茶を沸かすパフォーマンスで人気を集めています。猛暑の中、訪れた60代の女性は、「節電でどこへ行っても暑苦しいなか、嫌嫌(えんえん)と悲悲(ひいひい)の愛くるしい様子を見ると、心がとたんにさわやかになります」と話していました・・・。
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菅首相の会見中で、「電力不足はないだろう」という部分を取り上げたのは、共同通信。
『再稼働がなくても「節電の協力が得られれば、今年の夏と冬の必要な電力供給は可能だ」』
(同趣旨の報道は毎日と読売にもあるが、朝日はNHKと同じく完全無視。NHKはHP記事ではこの情報を書いている。ラジオでは言わないのに、なぜ?)
NHKのような国家プロパガンダ機関が、原発再稼働の停滞を打破するために、電力不足の弊害キャンペーンをやるだろうことはわかっていた。すでに読売新聞は、都内の死亡交通事故の原因が節電で照明が消されていたことだ、と誘導している。何の検証も経ることなしに。
一方、『今原発を動かしても・・・人の命を奪わないが、意地で原発を止めると夏の時期に死ぬ人は確実に増える』と「医者として」予言しているのは、和田秀樹先生。
もともと怪しげな言説で商売をしている奴の言うことなんか、と侮ってはいけない。これでも東大医学部出身で、マッドドクター中川恵一先生も引用するバカの元祖・養老孟司老医師の教えも受けているから、公衆衛生分野での工作・操作については国家的プロパガンダ・セクションと同一の発想を持っていると考えるべきだ。奴らは、自分たちの予言を実現する。日常の事実をマッド・ロジックと東大入試も突破できるこじつけレトリックで変形し、熱中症=電力不足、という図式を描くのは当然だが、それだけではすまない気がする。奴らは、可能なら、ということはバレる恐れがない完全犯罪が可能なら、この事実そのものを創造しようとするだろう。プルトニウムを実際に飲ませる(そうです和田秀樹先生、偽薬ではなく本物です)実験もやったアメリカの同業者もいるくらいだ、奴らの悪魔性を過小評価してはならない。でも、どうやってそんなことができるだろう?
たとえばこんなふうに・・・。
(以下、引用)
日本放送協会・優良国家報道研究会、情宣・社会心理ワーキンググループ第98回検討会:「明日の大衆操作を考える」資料(部外秘)(取り扱い注意)
タイトル:2011年7月某日、7時のニュースシナリオ「首都圏で熱中症死者多数、背景に電力不足」(案)
武田アナウンサー:
―こんばんは、24時間不信テレビ、NHK7時のニュースです。
今年一番の猛暑に見舞われた首都圏では、最高気温が観察史上x番目のy度を記録しました。この猛暑で、電力消費は一気に上昇し、きょう午後のピーク時には、福島第一原発事故で発電能力の低下した東京電力の供給量を上回り、23区、および近郊の市町村で一時停電となる事態となりました。
この暑さの中、埼玉県楢山町の特別養護老人ホーム「諦心園」では、要介護のお年寄りが、停電によるエアコン停止で異常に気温が上昇した園内で熱中症に陥り、病院に運ばれて、手当てを受けましたが、3人が死亡、4人が重体となりました。
また、東京都新宿区下新宿奈落731にある医療法人・愛国報忠会「尽命病院」では、停電時にそなえた非常電源装置が起動せず、帝王切開で手術中だった妊婦と新生児の生命が一時危険にさらされました。幸い、担当医がサーチライトの明かりで無事手術を成功させ事なきを得ましたが、各地の原発の再稼働の見通しが立たない中、深刻な電力不足が現実となった首都圏では、事態の再発を防ぐ有効な手立ても見つかっていいない状態です。科学部の水野解説委員に聞いてみましょう。
―水野さん、大変なことになりましたね。
水野解説委員:はい、原発停止がもたらした電力不足が、最悪の悲劇的な事態をもたらしてしまいました。亡くなられた方々のご家族には心よりお悔み申し上げます。
―こうした事態が起こることは予想できなかったのでしょうか。また、未然に防止することはできなかったのでしょうか。
水野解説委員:ええ、夏の電力不足の恐れは、福島第一原発の事故直後から指摘され、NHKでもしばしば警鐘を発してきました。しかし、停止中の原発の再稼働については、国民の多くが、電力不足という現実を無視して、一時の感情から反対し、また、政府も毅然とした態度で、再稼働への道筋をつけることに失敗してしまいました。この突然の停電が「想定外」ということはもはや許されないことです。
―政府の責任が重いということですね。
水野解説委員:政府の責任ばかりでなく、国民一人一人が原発に反対したことを真剣に反省しなくてはいけないでしょう。
―病院等では突然の停電に備えて非常電源があるのに、それが起動しなかったというのでは、国民の不安は高まりますね。
水野解説委員:病院では、原発ほどには厳重なフェイルセーフ体制がとられていません。非常電源が起動しないことも起こり得ることとして認めなければなりません。だからこそ突然の停電などという都市機能をマヒさせ、首都圏の人口3,500万人の生命を直接間接に脅かす事態は絶対に避けなければならないのです。
―今回は、病院の医師の機転で事なきを得ましたが・・・
水野解説委員:執刀医の医師の方は、「国境なき医師団」などで電気もない貧しい第三世界の村々での医療活動の経験もあるベテランでした。不幸中の幸いというべきでしょう。
―それにしても、母子ともに無事というニュースにはほっとさせられました…
水野解説委員:どんなに困難な時でも新しい生命の誕生は人を感動させるものです。広島への原爆投下直後、焼けただれた人たちの間で出産した女性を描写した詩がありましたね。「生ましめんかな!」、ニッポンはまだまだ大丈夫だ!原発とともにこの電力危機を乗り越えよう!
―ありがとうございます。水野解説委員でした。それでは次のニュースです。上野動物園では、ジャイアントパンダの姉妹、嫌嫌(えんえん)と悲悲(ひいひい)がおへそでお茶を沸かすパフォーマンスで人気を集めています。猛暑の中、訪れた60代の女性は、「節電でどこへ行っても暑苦しいなか、嫌嫌(えんえん)と悲悲(ひいひい)の愛くるしい様子を見ると、心がとたんにさわやかになります」と話していました・・・。