小・中学生のころ、選挙のたびに『日本人は世界で最高のバカだ』と思っていた。がなり立てる街宣車のお祭りのようなパレードがわかりきった結果で終わる。さすがに、今は、ことはもう少し複雑だ、と思うようになったが、選挙が、何重にも媒介されるごまかしとかすめ取り(だから「間接」民主主義!)を通して、『投票する時は主人、選挙後は奴隷』(ルソー)という状態を作り出しているのは、いつだって子どもにもわかる。12月の衆議院議員選挙は、強いニッポンへのノスタルジジイ集団の自民党が圧勝。調子に乗って、大好きな原発もフクシマ以前にリセットしようとしている。今やもう、このゾンビ集団の狂気と、おれたち自身と、どちらが生き残るか、というところまで追い込まれているような気がする。 . . . 本文を読む