美味しいお米を大切な貴方に! BLOG 『HIRO’s Diary』 

お米の専門店の店主が、日々想う事、今日あった出来事などを中心に書いてます!!かなり趣味の部分も多いけどね\(^_^)/

いまだに、こんな不動産屋がいる!

2007年03月17日 18時42分20秒 | ガス

昨日の事です。我が社が、LPガスを供給させて頂いている借家のオーナーから電話が入りました。

 

「借家の給湯器がもう古くなって調子が悪いから、新しいのに買い替えたい!今と同じ型で、工事費、税込で¥90000でしてくれないか?」と言うのだ。

 

定価20万以上する給湯器を工事費、税込みで¥90000

 

冗談ではない、全く無理な話です。

 

 

オーナーにそう伝えると

「借家を管理している不動産屋が、”うちの業者なら¥90000で出来る”と言っている。ただしLPガスを供給させてもらう事が条件らしいが・・・・

今、そちらで、LPを買っているのだから、出来るだろ!」と言うのだ。

 

はは~ん、そういう事か・・・

 

ひと昔前に、よくあった「給湯器をタダで付けて、その分をガス代に上乗せする」という方法だ

 

でも、この場合は、給湯器を貸与物件としてお客様と文書を交わしておかないと、工事はしたものの、すぐ供給契約解除となれば、元も功もない。

 

 

オーナーに、次ぎのように説明した。

「でしたら、こちらからの貸与物件として付けましょう。ただし、償却期間(7年)の間に、供給契約が解除となれば、償却残を請求させて頂きます。オーナー様には、工事費のみ、支払って頂きます。それで、どうですか?」

(ただし、工事費といっても、普段よりも高めに請求するのだが

 

するとオーナーは、

「それだったら、自分のものにならない!」と拒否した。

 

そのため、私は、このカラクリを説明した。その業者が、ガス代で回収するというカラクリを、そして我が社も、そうせざるを得ないと言うことを

もし、この料金でするのなら

 

「その借家に新しく入居される方にとって、オーナーがタダ同然の値段で給湯器をつけたために、ガス代が高くなってしまい、その方は、それを理由に、すぐ出て行ってしまうでしょう。

我が社は、入居される方が、長くその借家を借りられるように、ガス料金はこの地域でも他のLP業者よりも、安くしています。

借家を借りる人は、都市ガスの家を選ばれる人が増えているんですよ。

それは、都市ガスの方が、ガス代が安いからです。

なぜ都市ガスの方が安いのか知っていますか?

都市ガスは供給管引き込みから配管、設備など、メーター機器以外は、すべて消費者負担だからです。また、LPガスみたいにボンペがないので、配送も入りませんから・・・

今、この設備代を絞ったために、借り主が、長続きしない状態になってもいいんですか?我が社のLPガス料金は、ご存知でしょ?」

と話した。

 

このオーナー、以前は、我が社のLPガスを供給している一戸建ての家に住んでいたのだが、家が広すぎるという理由で、この家を借家にし、自分は、別の場所に住んでいるのです。だから、我が社の料金はご存知なのです。安いということも理解されていた

 

やがて、

「先方の不動産屋のガス屋さんから料金表をもらって、そして、どちらが良いのか検討します!」との答えになった。それも、最初の時のようなキツイいい方ではなく、納得された様子の口調だった。

 

こんな話は、今でも、時々ある。

 

”LP業界の昔の悪い風習による弊害”と私は認識している。

 

昔は、得意先を増やすために、タダつまり、工事費もとらずに給湯器をつけていた業者が多かったのだ。

 

その当時は、競合エネルギーはなく、この地域は、LPガスのみだったから、それも出来ただろう。

 

でも、今や、都市ガス、電気という競合エネルギーがあるご時世、消費者は、毎月の光熱費の安いエネルギーを選んでしまう。

 

たとえ、これまで、器具トラブルに対して迅速に対応していたお客様でも、そんな事は忘れてしまっているのである。

 

 

LPガス料金の明確化・・・消費設備は、お客様負担が当たり前なのだ!

 

このたびの不動産屋は、たぶんLPガス消費者をLPガス業者に紹介する代わりに、給湯器をタダで工事させ、自分は、お客様からカッチリ¥90000という料金をもらうのである。

 

まだ、こんな事をしているのか!

 

そして、まだこんな誘いを受けるLP業者がいるのは情けない

 

だから競合エネルギーに負けるんだ!ほんまに~

 

まあ、今回の結果は、どうでるか解らないが、オーナーが理解してくれなければ、それまでですね。

ただし、そうなれば、そのバカなLP業者に対して、供給権移動となりますのでどこの業者か、どこの不動産屋かが、わかりますので、プロパンガス協会を通じて「不当な営業行為」の一例として抗議します

こんな業者が早期に無くなるようにするためにも


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4 コメント

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なるほど☆ (やまっぺ)
2007-03-17 23:08:08
業界の裏事情がよくわかりますね。
このご時世に…と言いたくなります。

今の私のようにアパートを借りている身にとっては、LP業者を選びたくても選べないんですよね。
2年ほど前までは地元の業者で比較的安い設定だったのですが、あるときに姫路の中堅業者M社に吸収合併され、料金体系もそこの方式に。おかげで基本料金が倍近くに跳ね上がる始末。

今心配なのは、そろそろ切れるガスもれ探知器の更新についてです。あれって、自分で安く買って付けてもいいものなのでしょうか?
業者はこちらの足元を見て、“推奨品”を高く売りつけそうな気がします。

HIROさん、よければその辺の事情も教えてください。ホームセンターより安ければ買いに行きますよ☆
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コメントありがとう! (G.HIRO)
2007-03-18 03:17:06
やまっぺさん、コメントありがとうございます。
ガスもれ警報機は、アパートの場合、義務設置といって法律で、必ず設置することになっています。
そして、これを設置しないで、LPガスを供給した場合、供給業者、つまり我々LP業者が罰せられます。期限切れとなってもそうです。だから必ず更新に来ると思います。ただ、入居される方がこの”義務”ということが理解出来ず。警報機設置拒否する場合もありますので、LP料金、基本料金に含んでしまう事が多いです。
そして特に最近は、我が社もそうですが、この警報機をメーターと電話回線に連動した集中管理システムにしています。この場合は、業者でしか設置工事が出来ません。
アパートは一人暮らしなどが多いですから・・・ガスをつけっぱなしで、集中監視システムで遮断通報といったケースもよくあります。LP料金に、警報機のリース代を含んでいる場合は、別途自分で取り付けても、ガス料金が以前と変わらない場合は、損になります。
M社の場合は、たぶん、こっちの方でしょうね!
ホームセンターで売られているものは、誤動作が多いと聞いています。販売店で扱えない機種、つまりホームセンター用ですから・・・これは、警報機だけではないですよ。ガステーブルなんかもそうです。材質が全く違い、バーナーの肉厚も薄く、数年で壊れます。よって、ホームセンターでの購入はお奨めできませんね。
長いコメントになりましたが、これが裏事情です。
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勉強になります。 (加古川の不動産屋)
2007-03-19 14:02:20
ひどいっすね!(≧∇≦)/
勉強になりました。ありがとうございます。
ったくどこの不動産屋なのでしょう・・
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どこでしょうね! (G.HIRO)
2007-03-19 15:43:24
ちなみに、相手の不動産屋は、”なんとか産業”らしいです(爆)ってのは、冗談ですが(^O^)
こんな不動産屋さんには、ならないようにしてくださいよ~!借り主に喜んでもらえなければ、アパートは、ただの廃墟ですからね。
地域の同業者から一昨日も、「同様の話でガスを変わりたいという話が、来た」という相談の話も聞きました。
まったく~腹立つな!
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