☆月曜弁当
鮭のカレームニエル
キャベツとベーコンの和風スパ
おなます
みかん
入院中のヨーゼフから電話が入った。
用件は、先日のイベントでロバートが撮ってくれた写真がほしいとの事。
今度外泊してこっちに来たら取りにおいでよと答えるとヨーゼフ、
「もう外泊はない。ここ(病院)から出ないでずっと暮らすから、取りにはいけんで送ってほしい」
渋々承諾したら次に
「ロバートがかわいそうだ。グループホームなんて大変だからロバートもここに入院させてくれ」
はあ?私は耳を疑った。
「ここなら食事の心配もないし、友達もいて寂しくもない。レクもあるし 小遣いももらえて外出できる」
何をばかなっ!
私は腹が立ち同時に悲しくなった。
ロバートは元メンバーで、24歳の若者。父が倒れ、単身で生活するのは無理だろうと親戚一同で彼をグループホームへ入所させようとしている。
私たちスタッフも、生まれ親しんだ町から離れたくないとロバートから相談を受けていた。
しかし、ロバートもきっちり自分の意見を言えるほど強くない。
やや押し切られた形で、グループホーム入所という筋書が見えてきた。
ヨーゼフは還暦を過ぎている。まさに社会的入院というタイプで、わけのわからぬまま入院させられはや二年近い。
母が亡くなり、姉妹も家庭があるという理由で、跡取りなのに家に帰れない。
ヨーゼフはすっかり病院慣れし、安心と引きかえに自由を手放した。
でも、ヨーゼフ、ロバートはまだ若い。あなただってロバートの年代には、好き勝手楽しく自由に暮らしてた。
転々としながら仕事もこなし、結婚もしたよね。
ロバートにそんな権利を捨てろというの?
現実は厳しい。辛く悲しく不安もたくさんある。
だからといって、生涯入院して人生を過ごすなんて、味気ないよね。
苦しい時間があるからこそ、幸せを体で感じることができるのですよ。
鮭のカレームニエル
キャベツとベーコンの和風スパ
おなます
みかん
入院中のヨーゼフから電話が入った。
用件は、先日のイベントでロバートが撮ってくれた写真がほしいとの事。
今度外泊してこっちに来たら取りにおいでよと答えるとヨーゼフ、
「もう外泊はない。ここ(病院)から出ないでずっと暮らすから、取りにはいけんで送ってほしい」
渋々承諾したら次に
「ロバートがかわいそうだ。グループホームなんて大変だからロバートもここに入院させてくれ」
はあ?私は耳を疑った。
「ここなら食事の心配もないし、友達もいて寂しくもない。レクもあるし 小遣いももらえて外出できる」
何をばかなっ!
私は腹が立ち同時に悲しくなった。
ロバートは元メンバーで、24歳の若者。父が倒れ、単身で生活するのは無理だろうと親戚一同で彼をグループホームへ入所させようとしている。
私たちスタッフも、生まれ親しんだ町から離れたくないとロバートから相談を受けていた。
しかし、ロバートもきっちり自分の意見を言えるほど強くない。
やや押し切られた形で、グループホーム入所という筋書が見えてきた。
ヨーゼフは還暦を過ぎている。まさに社会的入院というタイプで、わけのわからぬまま入院させられはや二年近い。
母が亡くなり、姉妹も家庭があるという理由で、跡取りなのに家に帰れない。
ヨーゼフはすっかり病院慣れし、安心と引きかえに自由を手放した。
でも、ヨーゼフ、ロバートはまだ若い。あなただってロバートの年代には、好き勝手楽しく自由に暮らしてた。
転々としながら仕事もこなし、結婚もしたよね。
ロバートにそんな権利を捨てろというの?
現実は厳しい。辛く悲しく不安もたくさんある。
だからといって、生涯入院して人生を過ごすなんて、味気ないよね。
苦しい時間があるからこそ、幸せを体で感じることができるのですよ。