月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

捨てる勇気

2010-12-05 08:28:25 | 日記
あまり認めたくないが、歳をとってきたなと思う。
今日は一日家でぐーたらしていたが、座椅子に座っても同じ姿勢でいることにしんどいのだ。

かと言って、横になったりままの姿勢も持続に耐えない。

私は視力がいいせいか、老眼も急速に進んでいるみたい。長い読書やパソコン作業に目は疲れる。

加齢によるいろんな影響が日常生活を苦痛にさせる。
来年は半世紀だもんな。

気持ちだけはリッチに、そして若くみずみずしい好奇心を持っていたいと心がけているつもりだが、やはりストレス耐性にも弱くなり、元気も 自然と萎えてくる。
まずいよ!これから大きな事業が始まるのにさ。

ところで、私の住まいは民間アパートの2DKだが、やたら物が多く狭いのなんの!

でもだからといって、広いところへ引っ越す気力もお金もない。

結局余分な物が多過ぎるんだね。

理事のベッキーさんが
最近暇な時間を見計らい、自宅を片付けていると聞いた。
余分な家財道具、日用品、洋服はもちろん、アルバムも処分したと。

え?アルバム?

昔「岸辺のアルバム」という秀作ドラマがあった。
水害にあい、マイホームを失う一家は、それ以前に家族の絆もゆらいでいた。

結果、家族の象徴であるマイホームは崩れても、大切な思い出の詰まっている一冊のアルバムだけを運び出し、それを礎に家族はまた再生に向け歩き出すといった内容だった。

写真は宝。私も思い出を写真に納め、大切にしているだけにベッキーさんの潔さには驚き、同時にショックでもあった。

しかし、私はベッキーさんの行動に深く感銘を受けた。

写真は、思い出として心のアルバムにも同時保存されているはず。

しかも、永遠に減らない思い出貯金でもある。

ベッキーさんの家族は、他市で離れて暮らす息子さん一人。
その息子さんに自分亡き後、荷物を整理させる手間をかけさせまいと荷物を減らしている。

今、元気なうちにこそなのだという。

何が必要で、何がいらないものなのか、ベッキーさんは知っているし、捨てる勇気のある人なのだ。

私もベッキーさんを見習おう。