●「吸血怪人ゲバコンドル」昭和46年6月12日放映 ゲバコンドル登場
制作第11話 放映第11話 脚本:長石多可男 監督:折田至
前話の撮影中の事故で藤岡弘さんが撮影に参加できなくなったために、急遽取りまとめられた脚本によって制作されたエピソードです。脚本の長石氏は助監督としてずっと撮影に参加されていたので、流用可能なシーンを熟知されていたとのことです。
このエピソードでは、本郷不在のアクション・シーンを補強するために、千葉真一さんの実弟である千葉治郎さんが、「滝和也」として初登場します。ここから最終話まで、仮面ライダーの強力な助っ人として、またコメディ・リリーフとして、重要な役割を担っていくことになります。
この初登場のエピソードでは、滝の結婚が描かれています。このあとは全く省みられない設定です(第14話では史郎に「所帯持ち」と言われていますが)。
おやっさんとは、全日本モトクロス選手権での本郷のライバルとして、既に顔見知りのようです。今話ではまだFBIの特命捜査官であるという設定ではないようです。
本郷の流用シーンでのアフレコは、こちらもショッカー首領の納谷悟朗さんの実弟、納谷六郎さんが務められています。
ゲバコンドルによる最初の事件を目撃する少年は、のちに少年ライダー隊で「ナオキ」としてレギュラー出演する矢崎知紀さんです。
ゲバコンドルが必要とする、若い女の生き血を集めるための教会は、新宿にある戸山教会です。
「生き血を集める」という直接的なホラー描写は、『仮面ライダー』でも初めてです。赤いペンキが飛び散る映像として処理されていますが、かなり衝撃的なシーンになっています。そして、千早隆子さんが演じる老婆(ショッカーの1人?)が演奏するオルガン曲が恐怖を倍増させます。
バレリーナが襲われるシーンは、醜いゲバコンドルの姿との対比を狙ったものでしょうか。スローの映像が子どもの頃は冗長な気がしましたが、今の視点では表現として素晴らしいシーンだと感じられます。
ライダーとゲバコンドルとのAパートでの1回戦。いきなりのライダーキックが通じないほどの強敵であることを表現しているのでしょうが、いきなりの必殺技とは‥‥。せめてとどめを刺そうとしてライダーキックが通じない焦りがあった方がイイような‥‥。そして最後の、上半身を土に突っ込んで敗北したライダーの姿はショックでした‥‥。なんとも惨めな姿‥‥。
今話のライダーはAパートではずっと赤いCアイでしたが、BパートではFRP製のマスクの時は薄いピンク。2つが併用されている理由は何でしょう。
Bパートの戦闘シーンはハイスピードカメラでの撮影です。これまではスピード感のあるアクションが持ち味でしたが、強力な怪人という印象を強くさせるための表現でしょうか。2号ライダーのサボテグロン戦でもハイスピードが用いられていますが、『仮面ライダー』という番組ではあまり成功しているとは感じられません。
今話の戦闘員は、「ア゛ー」という声です。
怪しい教会を探ろうとするおやっさんの作戦が、ルリ子との偽装結婚とは‥‥。で、結局ショッカーのみなさんが登場してきて、教会探索の意味が無くなってしまいます‥‥。
ラストシーンでは、去って行くライダー(の正体を見ようとして?)を追ってルリ子さんがクルマに乗って行き、おやっさんが置いてけぼりになってしまいます。こんなほのぼのとしたオチが嬉しいです(^o^)
●ゲバコンドル(佐野房信 声:谷津勲)
名前には「コンドル」とありますが、全くそうは見えません‥‥。「○○男」という名前から脱した最初の怪人(「サラセニアン」は劇中では「サラセニア人間」と呼ばれているため除外)です。
これまでの怪人の特徴を併せ持つ最強怪人で、人間蝙蝠のように空を飛び、死神カメレオンのように姿を消すことができます。
「ライダーキック」が効かず、「サイクロン・クラッシャー」で倒されました。
制作第11話 放映第11話 脚本:長石多可男 監督:折田至
前話の撮影中の事故で藤岡弘さんが撮影に参加できなくなったために、急遽取りまとめられた脚本によって制作されたエピソードです。脚本の長石氏は助監督としてずっと撮影に参加されていたので、流用可能なシーンを熟知されていたとのことです。
このエピソードでは、本郷不在のアクション・シーンを補強するために、千葉真一さんの実弟である千葉治郎さんが、「滝和也」として初登場します。ここから最終話まで、仮面ライダーの強力な助っ人として、またコメディ・リリーフとして、重要な役割を担っていくことになります。
この初登場のエピソードでは、滝の結婚が描かれています。このあとは全く省みられない設定です(第14話では史郎に「所帯持ち」と言われていますが)。
おやっさんとは、全日本モトクロス選手権での本郷のライバルとして、既に顔見知りのようです。今話ではまだFBIの特命捜査官であるという設定ではないようです。
本郷の流用シーンでのアフレコは、こちらもショッカー首領の納谷悟朗さんの実弟、納谷六郎さんが務められています。
ゲバコンドルによる最初の事件を目撃する少年は、のちに少年ライダー隊で「ナオキ」としてレギュラー出演する矢崎知紀さんです。
ゲバコンドルが必要とする、若い女の生き血を集めるための教会は、新宿にある戸山教会です。
「生き血を集める」という直接的なホラー描写は、『仮面ライダー』でも初めてです。赤いペンキが飛び散る映像として処理されていますが、かなり衝撃的なシーンになっています。そして、千早隆子さんが演じる老婆(ショッカーの1人?)が演奏するオルガン曲が恐怖を倍増させます。
バレリーナが襲われるシーンは、醜いゲバコンドルの姿との対比を狙ったものでしょうか。スローの映像が子どもの頃は冗長な気がしましたが、今の視点では表現として素晴らしいシーンだと感じられます。
ライダーとゲバコンドルとのAパートでの1回戦。いきなりのライダーキックが通じないほどの強敵であることを表現しているのでしょうが、いきなりの必殺技とは‥‥。せめてとどめを刺そうとしてライダーキックが通じない焦りがあった方がイイような‥‥。そして最後の、上半身を土に突っ込んで敗北したライダーの姿はショックでした‥‥。なんとも惨めな姿‥‥。
今話のライダーはAパートではずっと赤いCアイでしたが、BパートではFRP製のマスクの時は薄いピンク。2つが併用されている理由は何でしょう。
Bパートの戦闘シーンはハイスピードカメラでの撮影です。これまではスピード感のあるアクションが持ち味でしたが、強力な怪人という印象を強くさせるための表現でしょうか。2号ライダーのサボテグロン戦でもハイスピードが用いられていますが、『仮面ライダー』という番組ではあまり成功しているとは感じられません。
今話の戦闘員は、「ア゛ー」という声です。
怪しい教会を探ろうとするおやっさんの作戦が、ルリ子との偽装結婚とは‥‥。で、結局ショッカーのみなさんが登場してきて、教会探索の意味が無くなってしまいます‥‥。
ラストシーンでは、去って行くライダー(の正体を見ようとして?)を追ってルリ子さんがクルマに乗って行き、おやっさんが置いてけぼりになってしまいます。こんなほのぼのとしたオチが嬉しいです(^o^)
●ゲバコンドル(佐野房信 声:谷津勲)
名前には「コンドル」とありますが、全くそうは見えません‥‥。「○○男」という名前から脱した最初の怪人(「サラセニアン」は劇中では「サラセニア人間」と呼ばれているため除外)です。
これまでの怪人の特徴を併せ持つ最強怪人で、人間蝙蝠のように空を飛び、死神カメレオンのように姿を消すことができます。
「ライダーキック」が効かず、「サイクロン・クラッシャー」で倒されました。
HGはグラデーションが凝ってますね。
そういえばなんとなく ね
偶然か両方とも吸血性
欠番にならなくて良かった良かった
『仮面ライダー』ではピラザウルスやショッカーライダー(No.1、2以外のどれか。たしかNo.3かな?)も担当されています。
スペル星人の声が谷津さんだとは知りませんでした。幅広くお世話になっていたんですネ。