逆襲サボテグロン（仮面ライダー第15話）

●「逆襲サボテグロン」昭和46年７月10日放映　サボテグロン登場
　制作第15話　放映第15話　脚本：伊上勝　監督：折田至

　今話からＯＰに「仮面ライダー＝一文字隼人は改造人間である」というナレーションが入ります。旧１号編でも第２話からナレーションが入りました。
旧１号編では「彼を改造したショッカーは、世界制覇を企む悪の秘密結社である」となっていましたが、２号編からは「世界征服」と言われるようになりました。

　前話のライダー危機一髪！のシーンは、ライダーの反転するジャンプによりあっさりと解決されました^^;
　前話の続きではありますが、新キャラクターの一文字隼人の紹介に時間が割かれています。隼人の改造シーンが撮影され、本郷ライダーと闘わせるためのライダー２号誕生の経緯が説明されています。このあたりは原作漫画が踏襲されています。
　隼人の衣装も漫画と同じデザインですネ。大きなボタンが『サイボーグ009』にも通じるもので、石森先生らしいですネ。

　最後の登場となる本田じょうさん（史郎役）には長いセリフがあります。

　戦闘員がマスクを着けるようになったので、滝や隼人がアジトに潜入しやすくなりました。

　温室を「火薬庫」と呼ばれています。サボテンに似せた「メキシコの花」貯蔵庫としてはピッタリです。今回も戦闘シーンはハイスピード撮影によるスロー・モーションです。
　最後のシーンは伊豆シャボテン公園内の「球体温室」の前で撮影されていますが、これは現存していません‥‥。


●サボテグロン（岡田勝　声：鈴木利秋）

　今話では仮面ライダーと刺し違える覚悟で、最終決戦では体中に「メキシコの花」を着けていて、玉砕戦を挑んできます。

　ライダーに体当たりをしてライダー共々自爆しようしましたが、ライダーにジャンプでかわされ、単独で自爆しました。