[WWF]へーげる奥田の空談言説

サークル「WWF」主宰・へーげる奥田が適当に告知したり興味の対象について論じたりするウェブログである。

高校卒業に必要な科目の履修漏れ問題

2006-10-29 22:24:23 | Weblog
高校卒業に必要な科目の履修漏れ問題ですが、これはまさにコンプライアンスの問題ですねえ。このところコンプライアンス関連のシゴトに携わっているもので、その手の問題にはちょっと敏感になっています。

これについて、新聞とかテレビとかのメディアは偉そうなコメントを上げていますが、「ちょっと待ってほしい」ってなところで、これに関して批判する資格のないメディアはけっこうあるんじゃないかと思いますよ。
例のヒノマルキミガヨ問題で、教師が国の方針に従う必要はないみたいな意見を出していたところとか、歴史教育やなんかで、現場にいる教師の意見を尊重しなければならないとか言っていたところとかは、今回の問題でも「国の方針に従う必要はなく、現場の教育者の判断を尊重すべき」とか主張しないとダブルスタンダードですね。

ヒノマルキミガヨ問題でも歴史教育問題でも、私は一貫してこれはCorporate Governanceの問題だと考えています。下流工程は上流工程の意思決定に従うべきであり、業務の基本方針を現場で恣意的に変えるべきではありません。業務をより効率化する提案なら別途正規のルートであげるべきであって、威力をもって事をなすのは危険なことです。

特に今回は、結局成果主義のあげく自己の業績を上げようとしてコンプライアンス違反を悪意にて犯したわけで、「みんなやってるから」という意識だったのでしょうから「みんな処分」するべきですな。

昨今の馬鹿左巻きが輿論の支持を失いつつあるのは、自分に都合のよいことは恣意的に賛成し、都合の悪いことは同じロジックなのに否定するというところが大きいように思います。現代における正義とは、多くの人に同様の判断をもたらす論理だと、私は思います。

写真は昨日食べに行った三間堂のたぬきそば。私は天ぷらそばをたべましたが、蕎麦に力を入れている有名チェーンの割にはあんまり旨くありませんでしたな。でもまあ、観てくれはなかなかでした。