私は職業としては内部監査というような業務についておりまして、法務関連の方とコミュニ
ケーションをとる場合もあるんですが、先日、ちょっと前から気になっていたことをお訊き
してみました。
それは、「クローズ型メーリングリストで交わされた情報を外部に漏らした場合、罪になるのか」
という点です。
私はWWFメーリングリストというのをもうまる14年以上転がしておりますが、内部情報として
やりとりされる情報も多い反面、このところずいぶんとメンバーも増えてきましたし、場合に
よってはもうひとつメーリングリストを起動することもあるので、そのへんどうなのかな、
というのが気になっていたわけです。
結論を言いますと、「難しい」とのことでした。
私も意外だったんですが、現在の日本の法律では、情報は「物」とはみなされず、ほとんど
保護されていないのが実情とのことです。たとえば、ある企業で、従業員が顧客名簿を持ち
出して売りさばいたという事件では、一応「不正競争防止法」を適用するセンもあったそう
なんですが、この法律は成立要件がきびしく、しかも刑が軽いため、「窃盗」による刑法犯
として訴訟を起こしたそうです。窃盗ってけっこう重いんですね。
で、その「窃盗」というのが、犯人が情報を持ち出すのに使用した会社の事務用品の「CD-R」
1枚に対する窃盗であって、中の顧客情報ではないというのが妙なところです。古い判例で、
電気のような保存できるものは法律上の「物」として保護する、というのがありましたが、
今は「電気は「物」」という形で定義されていて、定義のない「情報」は法的には保護されない
とのことです。
ということで、メーリングリストの内容を公開とかされたくなかったら、構成員の間に誓約書
などを交わしておくなどしないと、特殊な事例を除いては法的保護は受けられない、とのこと
でした。
こりゃ、うちのメーリングリストでもそのへん徹底しておいたほうがいいのかな?
そういえば最近、ネット上の書き込みでも名誉毀損が成立するという判決が出たみたいですね。
どうも最近になっても人の悪口とか書いている奴がいるので、私にとってはよい傾向です。
ケーションをとる場合もあるんですが、先日、ちょっと前から気になっていたことをお訊き
してみました。
それは、「クローズ型メーリングリストで交わされた情報を外部に漏らした場合、罪になるのか」
という点です。
私はWWFメーリングリストというのをもうまる14年以上転がしておりますが、内部情報として
やりとりされる情報も多い反面、このところずいぶんとメンバーも増えてきましたし、場合に
よってはもうひとつメーリングリストを起動することもあるので、そのへんどうなのかな、
というのが気になっていたわけです。
結論を言いますと、「難しい」とのことでした。
私も意外だったんですが、現在の日本の法律では、情報は「物」とはみなされず、ほとんど
保護されていないのが実情とのことです。たとえば、ある企業で、従業員が顧客名簿を持ち
出して売りさばいたという事件では、一応「不正競争防止法」を適用するセンもあったそう
なんですが、この法律は成立要件がきびしく、しかも刑が軽いため、「窃盗」による刑法犯
として訴訟を起こしたそうです。窃盗ってけっこう重いんですね。
で、その「窃盗」というのが、犯人が情報を持ち出すのに使用した会社の事務用品の「CD-R」
1枚に対する窃盗であって、中の顧客情報ではないというのが妙なところです。古い判例で、
電気のような保存できるものは法律上の「物」として保護する、というのがありましたが、
今は「電気は「物」」という形で定義されていて、定義のない「情報」は法的には保護されない
とのことです。
ということで、メーリングリストの内容を公開とかされたくなかったら、構成員の間に誓約書
などを交わしておくなどしないと、特殊な事例を除いては法的保護は受けられない、とのこと
でした。
こりゃ、うちのメーリングリストでもそのへん徹底しておいたほうがいいのかな?
そういえば最近、ネット上の書き込みでも名誉毀損が成立するという判決が出たみたいですね。
どうも最近になっても人の悪口とか書いている奴がいるので、私にとってはよい傾向です。