GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

自治労大阪府本部ツアー1日目 大泉山村へ

2007年07月25日 | 地球環境林
 昨日、自治労大阪府本部ツアーが無事大同に到着しました。自治労大阪府本部さんは、昨年に続き、今年が二回目のツアー派遣です。今日は早速、陽高県大白登鎮大泉山村に向かいました。まずは子どもたちと大泉山村の「地球環境林」でアブラマツを植えます。

植樹作業③

2007年07月25日 | 地球環境林
奥に植え進めていくにつれ、雑草が深くなってきました。周りには80年代に植えられたポプラが茂っています。今日は日差しがとっても強い!肌がじりじりと焼けるのがわかります。木陰で休みながらの作業です。
今年、大泉山村では春先から3ヶ月雨が降っていないそうです。一緒に作業をしたおじさんが、「雨が全然降らないから、野菜もまったく育ってないよ。このままだと出稼ぎにでなきゃならないよ」と嘆いていました。確かに、大泉山村のとうもろこしはひざ上くらいまでしか伸びていませんでした。やはり今年も局地的に旱魃が深刻なようです。

作業終了~

2007年07月25日 | 地球環境林
みなさん、おつかれさまでした~!アブラマツを計500本植えました。この炎天下の中、みなさん一生懸命植えてくださいました。ありがとうございました!

白酒おじさん

2007年07月25日 | Weblog
作業終了後、大泉山村の農家で昼食をいただきました。大泉山村といえば有名な「白酒おじさん」がいる村です。昨夏のサントリー労組ツアーのときには赤タンクトップを着て現れた白酒おじさんですが、なぜ白酒おじさんと勝手に呼んでいるかというと、とにかくお酒が強いのです!白酒を「さー飲め、さー飲め」と、きっと自分が飲みたいからに違いないのですが、私たち日本人に振舞ってくれ、「もう飲めません・・」と言ってもまったく容赦なしなのです。去年の夏は、さすがのあのサントリー労組のみなさんも白酒おじさんには太刀打ちできず、えらい目に遭いました。そのおじさんが今回も現れたときには、ほんとにどうしようかと思いましたが、今年はラッキーなことに白酒が一本しかなかったので、かろうじて難を逃れました。よかった・・(涙)。それでも私はこのおじさんと飲むのが、今回がどうやら三回目らしく、白酒おじさんはそれをよーく覚えていて、「俺は知ってるぞ、お前がすごく飲めることを」と言われ(明らかに誤解です・・)、いくら「私は全然飲めません」と言ってもわかってもらえず、白酒おじさんのからみ酒に今回も苦労しました・・。きっと中国語で言えば周りの人はわからないと思い、「私よりもこの自治労の方たちがよーく飲みますから、この人たちに勧めてあげてください」と言ったら、そこだけは自治労の皆さんもわかったらしく、一気につっこまれました。なんでわかったんだろ?
それにしても自分の家じゃないのに、我が物顔でふるまっている白酒おじさん、ほんとに不思議な人です。でもこの天使のような笑顔を見ると、なんだか許せちゃいますね。

村の見学

2007年07月25日 | Weblog
ビールと白酒でふらふらになりながら、午後は大泉山村の見学です。この村は全国に先駆けて1945年から緑化を始め、1955年にその功績がたたえられ、毛沢東から「大泉山村は変わった」という一筆をもらい、一躍全国的に有名な村になりました。そのことは学校の教科書にも載っているそうで、今でも全国からの見学者が絶えないそうです。毛沢東の文章が全部で139文字だったため、それを記念して139段の石段が造られ、その途中に記念碑が建てられています。照りつける日差しの中、石段を登りました。

大泉山村の緑化の成果

2007年07月25日 | Weblog
石段を登りきると、すばらしい風景が待っていました。村の裏側の山にはお寺があり、その周囲は緑で覆われています。よく見るとわかるように、遠くの山には木がありません。お寺の周囲には80年代に植えられたマツがよく育っています。

東沙河村へ

2007年07月25日 | 農村の風景
夕方、大泉山村に別れを告げて、今日のホームステイ先の天鎮県南河堡郷東沙河村に到着しました。夕方の東沙河村の風景。この村は人口2,300人の大きな村です。村政府の周りには商店やレストランが立ち並んでいます。村の目抜き通りでは、油条(ヨウティアオ)と呼ばれる揚げパンを売っていました。よく中国の朝ごはんで食べられるものですね。

東沙河村

2007年07月25日 | 農村の風景
みんな夜7時を過ぎても外で夕涼み&井戸端会議をしています。ここではトランプ、近くの家ではマージャンをしていました。北京よりもさらに西に来ているので、この辺りでは8時ごろにならないと日が沈みません。夕飯を食べる時間も遅いらしく、私が今回ホームステイした家では、「8時ごろ食べることもあるし、10時過ぎのときもあるよ」と言っていました。