グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

不明瞭な終止符

2007-11-04 23:31:01 | 国内政治

小沢氏、党代表辞任を表明(産経ニュースより抜粋)
 
民主党の小沢一郎代表は4日、東京・永田町の党本部で記者会見し、代表を辞任する意向を表明、辞表を鳩山由紀夫幹事長に提出したことを明らかにした。辞任の理由について小沢氏は、2日に福田康夫首相が提案した連立政権に向けた自民党との協議について、民主党役員会で反対されたことを挙げ、「政治的混乱が生じた。私が選任した党役員から不信任を受けたに等しく、けじめをつける」と述べた。
 
 民主党執行部は5日に緊急役員会を開き、対応を協議する。鳩山氏は4日夜、記者団に「慰留に努める」と述べたが、同党の動揺拡大は避けられない情勢だ。
 
 小沢氏は会見で、代表個人として、福田首相からの連立政権協議の提案を受け入れる意向だったことを明らかにし、その理由について、安全保障政策で「福田首相が極めて重大な政策転換を決断した」と述べた。
 
 具体的には、首相が(1)自衛隊の海外派遣は国連決議を受けて発足した組織への参加に限る(2)大連立が実現するなら新テロ対策特別措置法案の成立にこだわらない-ことを確約した、と説明した。
 
 小沢氏は、「(福田首相の判断が)無原則な安保政策を根本から転換し国際平和協力の原則を確立するだけに、政策協議を開始するに値すると判断した」と強調。「民主党は力量不足で、衆院選の勝利は大変厳しい。政権の一翼を担い政権運営の実績を示すことが、民主党政権実現の近道だと判断した」とも述べた。
 
 小沢氏はまた、「わたしの方から連立をもちかけたとか、全くの事実無根だ」とマスメディアの報道を強く批判。今後については、「離党するとはいっていない。一議員となっても次の総選挙に全力投球する決意は変わらない」と述べた。
 
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071104/stt0711041646004-n1.htm

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秋も深まり一層寒さが増す今日。先月は、忙しさにかまけて、ブログの更新を怠る自分。最近はニュースすら見る気力が沸かない日々が続いているため、本当に情報に疎くなりつつある。叱咤せねばならぬのは自分であるのかそれとも仕事であるのか...いやはや。
 
さて、本日はまたもやビッグなニュースが飛び込んできた。あの民主党の小沢代表が、党代表を辞任だそうな。理由は、自民との連立という議論で、党内に混乱が生じたからだそうである。
 
そもそもそれだけなのかと首を傾げるのは、自分だけではあるまい。何しろ、自衛隊の「テロ特別措置法」の議論の真っ只中で、この小沢喜劇団は空中分解を果たしたのであるから、何らかの圧力なのか、党の方向が見定まらないのか、本意は今だ藪の中にある。
 
そもそもこの党自体、自民と社民を脱退した連中が無理に混在しているのであるから、軸なんてものは政権交代ぐらいしかあるわけがない。”自衛隊は必要で国家の責務を背負っている”とする自民党と”武力は要りません。無抵抗主義万歳”の社民党が、かみ合う方が可笑しいのである。それなのに、軸が無いに等しい党を参議院選挙で推した連中がいたから、ここまで調子づかせてしまった。まあ、そのお陰で、民主党のいい加減さとズボラさ、風見鶏な連中として、よりくっきりとハイビジョン並みに鮮明になったのだが。
 
確かに内政を正すことは改革として断行せねばならないが、国際的役割を日本が果たす事は、今のアメリカ傘下の状態から一歩前進する事に繋がりはしないか。島国日本は、残念ながら輸入してナンボの国家だ。当然として、他国との連携、協調は必要なのである。小沢喜劇団は、開幕直前に観客からのブーイングによって閉幕したので、今後は元自民同士で新党でも作ったらどうだろうか?必要に応じて、他の党と連立していく。そうした柔軟性こそが、本当の日本をよりよくする最善策ではないかと思うのである。