蜘蛛網飛行日誌

夢中説夢。夢の中で夢を説く。夢が空で空が現実ならばただ現実の中で現実を語っているだけ。

簡編可巻舒

2005年04月02日 10時01分24秒 | 古書
最近図書館に行っていない。むかしむかし学校に通っていたころはよく国会図書館にいったものだが。ここはとにかく出納口で待たされた、請求した書籍が手元に届くまで平均三十分は覚悟しなくてはならなかったが、今では少しは改善されているのだろうか。それと食堂のスパゲティー・ナポリタンは不味かったなあ。
なぜ図書館を利用しないかというと、貸出し期間が限定されるからなのだ、例えば二週間とか。わたしはあくまで自分のリズムで読みたいので、十四日間という限定は苦痛以外の何物でもない。もちろん期間延長の手続きをすればそれでよいのだ。どうせわたしの読むような本など誰も見向きはしないに違いないのだから。しかしだめなんです。そもそも手続きするのが億劫でしようがない。結果として当該の本を購入してしまう。経済的には大負担なのだが手続きする億劫さからは開放される。べつに御大層な御屋敷でもない我が家は、したがって書籍で溢れかえることとなるわ、その結果掃除ができなくなるわ、必然的に埃がズンズン積もることとなるわで、このまえ家の中でデジカメ写真を撮ったときにはオーブ飛びまくりの「心霊写真」が映し出されてしまった。たしかに本が好きだということもある。そうでなければこんな綿埃の積もったなかでアレルギーの恐怖に晒されながら暮らしていくことなどできない。世の「書痴」諸君も大方わたしと同じような生活をしていることと想像するが、余人からの賛同を得ることはかなり難しいだろう。
最近よく困ることは、必要な本を見つけ出すことができなくなりつつあるということ(もちろん自宅の中で)。どうしても参照が必要でかつ見つからない場合はどうするか。また同じ本を買ってしまうというばかばかしい仕儀となってしまう。
教訓など垂れるつもりは毛頭ないが、なにか趣味なり興味なりを持つならば、なるべく空間を消費しないようなものが望ましいのであります。

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