食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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コロナ「5類」への引き下げはかなり危険①自民党政権の無為無策政治の転換を/少数派

2023年02月09日 | 新型コロナウイルス
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コロナ「5類」への引き下げはかなり危険①自民党政権の無為無策政治の転換を

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■「コロナは終わった」との誤ったメッセージを社会に広げ、感染状況をさらに悪化させる危険がある
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/岸田文雄首相が新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを、5月に季節性インフルエンザと同等の「5類」に引き下げると表明しました。首相は「平時の日本を取り戻す」と主張します。しかし、感染状況は予断を許しません。いま第8波の感染急拡大で医療・救急体制は逼迫(ひっぱく)し、1日の死者数が過去最悪の500人超となるなど深刻な事態が続きます。まだまだ警戒を強めなければいけない時に、首相が5類への引き下げに前のめりとなることは、「コロナは終わった」との誤ったメッセージを社会に広げ、感染状況をさらに悪化させる危険があります。感染症法は、感染症を1~5類と「新型インフルエンザ等」などに分類しています。新型コロナは、新型インフル等と同じ位置付けで「2類以上」の措置がとれるとされています。5類に移行すれば、行動制限や入院勧告などができる法的根拠がなくなります。岸田政権は5類への移行の際、医療の公費負担を段階的に見直す方針を明らかにしています。ワクチン接種や、患者の入院・外来診療、検査などでの国民負担増が懸念されます。医療費の負担増によって受診控えが広がれば、患者の命と健康にかかわるだけでなく、感染拡大を抑制する上でも大きなマイナスです。医療現場からは公費負担を縮小することに強い懸念が相次いでいます。

政府は5類移行後、コロナ患者に対応する医療機関の制限をなくすので、受診できる医療機関が増えるという見通しを立てています。しかし、実際に政府の思惑通りにいかないと声が上がります。発熱外来の設置などをためらった医療機関の多くは、一般患者と動線が分けられない設備上の問題などがあったためです。その打開の方策は示されていません。むしろ政府はコロナに対応する医療機関を支える補助金の削減・廃止をすすめるなど、医療体制強化に逆行する動きを強めています。入院調整に保健所や自治体が関わらなくなるため、入院先の確保が一層困難になるとの不安は消えません。公的な支援から手を引き、現場に苦難を押し付けることなどあってはなりません。5類引き下げをめざすとしていますが、春までに感染が収束する根拠は全くありません。なぜ5月なのか、首相のまともな説明はありません。この時期は、年度替わりで入学や就職のシーズンで多くの人が移動します。人の移動が増える時期に感染が広がったことはこれまで何度も経験しています。政治的な思惑から時期を決めて感染対策を緩めることは許されません。

政府のコロナ対策の専門家有志はコロナのオミクロン株の感染力は季節性インフルよりはるかに高いと警告しています。高齢者を中心に死亡数が増加しているのは、感染力の強さが要因だとされています。その危険を直視せず、国民に正確な情報発信を怠るなど無為無策で感染を拡大させた岸田政権の責任が厳しく問われます。コロナ感染が広がってから3年、3人の首相の下で国民の命と暮らしは危機にさらされました。自公政権をこれ以上続けてはなりません。感染症から国民を守る政治への転換が急がれます。

M20230202griffin グリフォンの想像画

■池上彰氏のTV番組で得た情報/ケルベロス・グリフォン・フルロナ・混合ワクチン
▽怪物名「ケルベロス」「グリフォン」の変異ウイルス → オミクロン株の新たな変異ウイルス名。デルタ株・オミクロン株など大きく変異した株ではなく、オミクロン株が少しだけ変異したもの。但し世界で主流になっている変異株で、「免疫を逃れ感染力が高い」ので注意。BQ.1.1(ワン・ワン)はケルベロス、XBBをグリフォンと呼ぶ。アルファベット表示では分かりにくいので、科学者が愛称・あだ名を付け欧米で使われている。どちらもギリシャ神話に出てくる生き物(怪物)。
▽コロナ・インフルエンザの同時流行のことを「フルロナ」 → コロイン・ロナフルと付けたいところだが、この名称に。2020年、イスラエルの科学者が名付け、これも世界的に使われている。
①20年、中国・武漢で発生した当時、コロナ感染者の半数以上がインフルエンザにも罹っていた。
②コロナ・インフルエンザに同時に効く「混合ワクチン」を、ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発中。実用化はまだまだ先になる。
③厚労省が承認した、コロナ・インフルエンザの「同時感染チェック用抗原検査キット」。現在は医療機関向けで、市販・通販はまだ先。

■投稿者の感想|
新聞記事を紹介する場合は、最初または最後に投稿者の思い(感想)を載せることを常として参りました。今回は感想であっても長い文章になりそうと思い、「5類にしたらコロナが消え去るのか?全くの勘違い、国民にメリットなし」の趣旨で次号にご案内致します。

Sankoub
次号/176・コロナ「5類」への引き下げはかなり危険②治療に自己責任・自己負担を強いられる
前号/174・二木芳人氏◇第8波の死者が異常に多いのは岸田政権がコロナ対策を緩め経済優先政策が大きな要因

Akahatatop

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