食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【ふ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.43

2023年05月21日 | 毎日新聞クロスワード
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.43/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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フィギュア = 形、図形。投/数十年前のフィギュアスケートは、規定と自由の演技種目になっていた。規定は直径10m前後の円の上を、図形を描くようにいかに正確に滑れるかで採点された。それがフィギュアスケートの語源。実に単調で観客受けしないことから、現在のようになったが名称はそのまま。
VTR = 投/昔のビデオデッキ(Video Tape Recorder)の他に、Video Tape Recording、つまり録画収録したものや録画画像(資料)を示す言葉でもある。従ってMCが「VTRをご覧下さい!」は、「録画画像をご覧下さい!」と言っているので間違いではない。
風致地区(ふうちちく) = 自然の風致の維持を目的として都市計画区域内に特に指定された地区。1926(T15)年、東京の明治神宮周辺地区が、初の風致地区に指定された。投/専門家によると、建築設計家・ザハ氏による近未来デザインの新国立競技場は、風致地区として不適切の意見があった。
風媒花(ふうばいか) = 風によって受粉する花。マツ・スギ・クワ・イネなどの花の類。 対象語→虫媒花。
夫婦別姓1 = 投/配偶者のどちらかに名字を統一することを法律で義務づけているのは、世界で日本だけだ。自民党保守派は、夫婦の名字が別々だと家庭が壊れてしまうとの根拠なき理由で反対している。家庭が壊れるのは夫婦別姓のせいではなく、夫婦が“別性”格だからだ(笑)。世界は、うまくやっている。「選択的」と前置きしているのは、別姓にしたい人は選び、同姓のままでも自由ですよ!の趣旨。誰にも迷惑を掛けないにも関わらず、右翼思想の自民党はただただ反対するばかり。1つだけ迷惑を掛けてしまう方々がいて、それは郵便配達人と宅配業者(笑)。
夫婦別姓2 = 選択的夫婦別姓は、自民党を除き公明や維新を含めた全野党が賛成している。また自民党の中でも、反対するのは家父長制を主張し旧統一教会や日本会議に支援されている右翼議員だけだ。過日、日本共産党・小池書記局長の国会質問に笑った。「岸田首相!経団連の十倉雅和会長も夫婦別姓に賛成している。共産党と経団連の意見が合うのは滅多にない。皆既日食みたいなものだ」。結局、国会議員の圧倒的多数、国民の多数が選択的夫婦別姓に賛成しているにも関わらず、岸田首相や歴代首相が右翼団体の圧力、自民党支持母体からの選挙協力を心配して、この問題にイエスと言わない。
フェミニスト = feminist ①女性解放論者。女権拡張論者。②女に甘い男。
(ふき) = 「おべんとうばこ」の歌から、”♪すじのとおったふ~き”
ブギウギ = boogie-woogie。ピアノによるブルースの奏法の一つ。1920年代末に広まった。左手で8ビートを刻み、右手でメロディーを弾く。30年代以降、ギターの奏法にも取り入れられた。投/朝ドラの影響で、当分、和製ブギウギ曲が流れるのだろうな。
服飾費と副食費 = 笑い言葉 < 投/同じフクショクヒでも、衣装にお金を掛ければ服飾費、お数だったら副食費。
水盆に返らず(ふくすい・ー) = ①いったん離別した夫婦の仲は、元通りにならないことをいう。②転じて、一度してしまったことは、取り返しがつかないことにいう。周の太公望は、若い頃貧乏なのに働かず読書ばかりしていたので、妻は愛想を尽かし出て行った。後に出世して高位につくと出て行った妻が復縁を求めてきたが、そのとき太公望は盆の水をこぼして、「この水を元に戻せたら復縁に応じよう」と言ったという故事に基づく。「覆水」とは、こぼれた水のこと。中国語の「盆」の意は、日本語の鉢・ボウル状の容器。
不俱(ふぐたいてん) = 命を懸けても報復しなければやまないほど、深く怨むこと。
副反応= 投/昔は、薬などで思いもよらない効果が出た時、良い意味でも悪い意味でも「副作用」と言った。しかし現在は、コロナやアレルギーなど悪い反応を「副反応」という言い方をする。
福禄寿(ふくろくじゅ) = 七福神の一つ。短身、長頭で、ひげが多く、経巻(きょうがん・きょうかん=巻物)を結びつけた杖を携え、多く鶴を従える。投/七福神の絵の見分け方は、長い頭と白い髭が特徴で、杖をついている。長寿の象徴である鶴や亀を従える。
武庫(ぶこ) = 武器をおさめるくら。武器庫。兵庫(へいこ)。投/兵庫県は、天智天皇の治世に兵の武器庫という意味である「つわものぐら(兵庫)」があったことに由来する。
誣告(ぶこく) = わざと事実をいつわって告げること。誣告罪= 他人に刑事・懲戒の処分をうけさせる目的で虚偽の申告をする罪。1995年の刑法改正により、「虚偽告訴の罪」と改称。
布石(ふせき) = ①囲碁で対局の初めの段階に作戦を立てながら、要所に石を配すること。元は囲碁用語。②転じて、将来のための用意をすること。将来に備えて、予め打たれた手配り。「新事業の-を打つ」。
不即不離(ふそく・ふり) = ①即(つ)かず離れず。②2つのものの関係が深過ぎもせず、離れ過ぎもしないこと。「-の関係を保つ」。投/離婚しそうでしない(できない?)腐れ縁の夫婦関係も含むのだろうか?
札付き(ふだつき) = ①札の付いていること。商品に正札が付いていること。②定評のあること。知れわたっていること。悪い意味にいう。「―の悪者」「あいつは―だ」。投/折紙付きと、札付きの使い方を間違えないように(笑)。
豚に真珠 = 新約聖書マタイ伝による、高い価値あるものでもそれの分からない者には無価値に等しいことのたとえ。「猫に小判」「馬の耳に念仏」と同趣意。
豚饅(ぶたまん) = 関西の肉饅(にくまん)。投/関西圏は牛肉の食文化であり、肉饅だけの表示では誤解されるため、敢えて豚肉であることを強調したと言われる。因みに、あんまんも東西の違いが。中村屋・セブンイレブンによると静岡・愛知辺りを境に、東はこしあん・西はつぶあんが主流だそうだ。
打っ切り(ら)棒(ぶっきらぼう) = 言動に愛嬌がないこと。「-・に答える」。素っ気ない。不愛想。由来は、打 (ぶ) っ切った棒の意から。綺麗に鉋(かんな)掛けされた木と違って、乱雑で質素な様子から。
ブッシュドノエル = Bûche de Noël、フランス語。ブッシュ(Bûche)が「薪」「丸太」「切り株」、ノエル(Noël)が「クリスマス」の意味。ロールケーキを切り株に見立てた形のケーキで、クリスマスの時期に食べられることからこのように呼ばれるようになった。投/因みにバウムクーヘンは、ドイツ語で「木のケーキ」の意。 バウム(Baum)は木、クーヘン(Kuchen)はケーキ・焼き菓子に当たる言葉。「バームクーヘン」と表記されることもあるが、「バウム・-」表記のほうがドイツ語の発音に近く辞書は後者を表記。
807buche 一例
フットバス = 足湯、足浴(あしよく・そくよく)。笑い言葉 < 足湯で気分爽快、嫌なことを“吹っ飛ばす”。投/調べたら、高松から関西を結ぶ高速バス「高松エクスプレス」の愛称が「フットバス」。まさか、高速を吹っ飛ばす(ぶっ飛ばす)のでしょうか? 千葉県を走るJR房総特急も、“暴走特急”とからかわれた。
フットライト = footlights。①脚光。②足もとを照らす室内灯。転じて「脚光を浴びる」は、舞台に立つ、脚本が上演される、社会の注目の的となる意。投/もしかして「脚光」は、脚(足)の光~フットライトの直訳のままか?
不屈(ふとう・ふくつ) = 困難にあってもひるまず、くじけないこと。「―の精神」。投/1994年、貴乃花関の横綱昇進伝達式の口上は、「不撓不屈の精神で、力士として不惜身命(ふしゃくしんみょう)を貫く」。不惜身命は、「仏法のためには命を惜しまずにささげること」。この頃から伝達式の口上は四字熟語を使うようになり、最近の力士は普通の言い方に戻ってきた。花田光司氏は、不撓不屈・不惜身命精神で景子氏を守れなかったのが悔やまれる。決まり手:送り出し。
浮薄(ふはく) = 浅はかで軽々しいこと。軽薄。
吹雪 = 投/東京マラソンスタート時には大量の紙吹雪と思いきや、実は環境対策からデンプンでできている。雨が降れば、大地に戻る。
芙蓉峰(ふようほう) = 富士山の雅称。芙蓉は、蓮(はす)の花の別称。美人のたとえ。投/クイズでよく出てくる「富士山頂」は、静岡県か山梨県か?答は、山頂は浅間神社の私有地で県境を設けていない。所属について400年も前から揉めており、歴代首長は“触らぬ神に祟りなし”で先送りの連続だ。
フライパン = fryingpan。「パン」は、フライパンなど「平たい鍋」を指す。パンケーキの名称は食べるパンから来たものではなく、練った小麦粉を「フライパン」で焼いた食べ物を指す。因みに料理家は、パンケーキとホットケーキは同じものとしている。
プラグ = plug。コードの先端に取り付ける、配線に接続するための差し込み器具。「コンセント」(和製語)・concentric+plug。電気の配線器具の一つ。電気器具のコードを配線に接続するため、壁などに設けるプラグの差し込み口。投/コンセントは、海外では通じない。米語・outlet、英語は・socket。
プラ島太郎 = 投/注目される広告キャンペーンは、海洋のプラゴミやSDGsなどの注意喚起するACジャパンの「プラ島太郎編」。浦島太郎をもじったもので竜宮城がプラゴミで大変なことになっている、人魚姫はゴミが邪魔で地上に上がれないというストーリー。曲は、柴咲コウが歌っている。できるだけレジ袋はもらわず、ペットボトルのポイ捨てをしないように。
フリーマーケット = フランスの「蚤の市」(marché aux puces(マルシェ・オ・ピュス)。ガラクタを、蚤に譬えたことによる。仏語の蚤(puces・ピュス)を、英語にしたのがflea(フリー)。投/フリーマーケットは自由に出品・購入できることから、フリー(Free)なマーケットと思っている方が多い。正元々は、英語のFlea Marketからきている。
プリマ・ドンナ = イタリア語・prima=第一の、donna=歌劇などの女性歌手。投/マドンナの言葉があるため、プリ・マドンナと発音する方が多い。正確には、プリマで一旦切る。歌劇界のトップ女性を指すが、現在はドンナ人がいるのだろうか?またオヤジギャグ。
プリンスメロン = 1960年代、真桑瓜(まくわうり)の一種「ニューメロン」と「シャランテ」の交配により開発した品種。名の由来は、横浜の青果商グループ「プリンス会」が試食したことから。皇室には由来していない。林修情報/因みに「アンデスメロン」は、南米・アンデス山脈とは全く関係がない。栽培しやすいことから、「作って安心」「売って安心」「買って安心」~「安心ですメロン」という名で売り出す予定だった。しかしセンスがないとのことから、略されることになった。「マスクメロン」は英語のMASK(面)ではなく、フランス語のMUSK(香:じゃこう)から来ている。麝香は、香水の原料になる高級な香料。高貴な香りが発するメロンということで名付けられた。
フレー = hurray [həˈrä]フレー。①広辞苑「歓喜・賛成の意を表す発声。スポーツの応援に叫ぶ語。②英語「やった、よかったと、ひと言・一瞬の言葉に使う」。投/振れ~、奮(ふる)う[発奮・勇み立つ]などの日本語だと思っている方が多い。英語圏は結果が良かった時にそっと言い、日本の応援のように「フレ~~フレ~~」とは使わず。
ブレーメンの音楽隊 = グリム童話の物語の一編。人間に捨てられ、食料にされようとした動物たちが一致協力して、自分たちの新生活を切り開いていく話。働き者だったロバは年を取り、仕事が出来なくなってしまったので、飼い主から虐待されるようになった。脱走し、ブレーメンに行って音楽隊に入ろうと考える。その旅の途中で同じような境遇のイヌ、ネコ、ニワトリに次々と出会い、彼らはロバの提案に賛成し、ブレーメンへと足を進めることに。投/何だか苦しい境遇と差別が、現在の殺伐とした人間社会を想像する。弱者の苦労・立場を乗り越えて、協力し合うことを教えられる。ところで物語は、途中で泥棒をやっつけて、結局、ブレーメンは行かなかったようだ。おしまい。
75020221113_20230301110401 ドイツ・ブレーメン市庁舎横の音楽隊の像。下からロバ、イヌ、ネコ、ニワトリ
フレミングの左手の法則 = 電流の向き、磁界の向き、力の向きの3つの向きの関係を表すことができる法則。中指は「電流の向き」、人差し指は「磁力の向き」、親指は「力の向き」の方向を示す。投/「鉄矢の人差し指の法則」も知っておこう。武田鉄矢の「母に捧げるバラード」の台詞から(標準語訳)。「人を指差して笑えば、あとの3本は自分を指して笑う」。人から、後ろ指を指されないための教訓話。
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風呂敷 = ①元々は風呂からあがった時に足を拭うのに用いた布。②脱いだ衣服を包むのに用いる方形の布。投/昭和30年代、男の子の月光仮面ごっこには風呂敷、昭和50年代には女の子のジュディ・オング「魅せられて」の真似。家の中の「♪レースのカーテンひきちぎり 体に巻きつけ踊ってみたくなる」(原曲詩)。「♪南に向いてる三波春夫~」と、山田邦子は歌っていた。
プロテスタント = カトリックは神父、プロテスタントは牧師と呼ぶ。投/笑い言葉 < 結婚式場で多いのはどちらの宗派?一番多いのは、“アルバイト派”というギャグ。アナタハ、コノコトヲ、シンジマスカ?
プロパガンダ = propaganda・宣伝。特に、主義・思想の宣伝。投/要は、「政治的なウソ宣伝」が本質。共産主義・社会主義国だけと思われるが、トランプ大統領在籍時、西洋諸国、日本でも巧妙なプロパガンダが進められている。プロパガンダに気が付くか否か、各国国民のレベルが試される。
付和雷同(ふわらいどう) = 自分に一定の見識がなく、ただ他の説にわけもなく賛成すること。「多数派に―する」。
文責(ぶんせき) = 文章に関する責任。文章上の責任。投/昨今は文責在記者と呼び、主に新聞や雑誌などで、その文章を書いた人を明確にし、それに関係する責任の所在を明らかにするために用いられることが多い。新聞の場合は記事の末端に表記され、長年読んでいると知る名前(顔もプロフィールも分からぬが)が度々出てきて、頑張っているなと思う。
踏んだり蹴ったり = 不運や災難などが続き、さんざんな目にあうことにいう語。「-の目にあう」。
噴飯物(ふんぱんもの) = ①おかしくてたまらず、口の中の飯をふき出すこと。ふきだして笑うこと。②ばかばかしくて,思わずふき出して笑うこと。投/文化庁の調査では、誤用とされる「腹立たしさや怒りの感情」が5割を占め、本来の使い方の①②が2割。この言葉も将来、使い方が変わっていくであろう。
文房四宝(ぶんぼうしほう) = 中国文人が書斎で用いる道具のうち、筆、墨(すみ)、硯(すずり)、紙の4種をいう。
文明の利器(-・りき) = 物質的文明の発達によってもたらされる便利な器具、機械。「利器」とは、①よく切れる刃物、鋭い兵器・武器。②便利な器具、優れた性能の機械。③役に立つ才能。投/「文明の力(りき)」の、書き間違いが多い。但し「文明のチカラ」や「文明による力」なら、別の意味での使用は可能としている。でも投稿者は、優れた機械を使った喩えでも「文明の力」のほうが情緒的で使いたいな・・・。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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