食品のカラクリシリーズ コーヒーフレッシュ/(ニセ)乳製品
コーヒーフレッシュの中身はサラダ油と食品添加物だけでできている
牛乳や生クリームは一滴も入っていない典型的なニセモノ食品
■あなたの人生、コーヒーにサラダ油を入れ植物油ボトルを何十本飲みましたか?
忙しい日々に流されつつも、ふとコーヒーの香ばしい香りに、滴(おと)したフレッシュの流体模様…野暮を言うようですが、まさかあなたは普段コーヒーにサラダ油を入れて飲んでないですよね!? いやあなたは毎日、たっぷりのサラダ油を飲んで“憩いのひととき”を楽しんでいたのです。脅かしてはいけませんが、これは事実です。
実は「コーヒーフレッシュ」には、1滴の牛乳や生クリームも使われていないのです。製造方法は、植物油(サラダ油)に水を混ぜ、多くの「食品添加物」(下記)で白く濁らせた“ミルク風サラダ油”だったのです。これが、コーヒーフレッシュの正体なのです。袋の表示には、牛乳(生乳)とは書かれていません。一部の製品には単なる見せ掛けのためだけに、あえて数%だけ牛乳を入れているものもあります。
5ml入のポーション容器のうち、2mlが油脂です。従って、毎食後にフレッシュ入りコーヒーを飲むと、1年で900mlのサラダ油のボトルを約2本半も飲むはめに…。私も知らずに、今までの人生で数十本も飲んできた1人です。身体への影響を考えましょう。
▽コーヒーフレッシュの原材料
植物油脂 カゼインナトリウム 加工でんぷん グリセリン脂肪酸エステル(乳化剤)
増粘多糖類 クエン酸 クエン酸ナトリウム(いわゆるpH調整剤) 香料 カラメル色素
※牛乳オンリーと思われたものが、実は植物油脂とカタカナ書きが並ぶ「食品添加物」の集合体だったのです。
■原価が安いからコーヒーフレッシュは使い放題
このように油脂と“白い粉”の食品添加物の塊を水に溶かしたものが、コーヒーフレッシュです。私達が知らない間に不要な油脂や食品添加物を摂ってしまう、典型的な“まやかし食品”なのです。また植物油でも業務用なので、ハンバーガー店のフライドポテトのように、「トランス脂肪酸」による心臓病への懸念があります。
よく考えればたいして高くない喫茶店やファミレスで、タダ同然に山と積まれて使い放題になっているのは、サラダ油だからです。それとは知らずに、わしづかみにそっとお持ち帰りして、健康のためにと牛乳代りに飲んでいる女性がいると聞きます。またコーヒーフレッシュを使うと、玉子ふんわり・カレーの辛み調整・料理にコクが出る等などの裏ワザ料理法がHPに載っています。
そりゃサラダ油を入れるのですから、風味も変わります。中にはあたかも牛乳が入っているものと錯覚して、牛乳そのものの効果が書かれているものもありました。掲載者もHPを見るほうも、真実が分からずじまいで使う怖さが残ります。オ~ッと!このブログ、コーヒーフレッシュを入れたコーヒーを飲みながら、見ていませんか?
フライドポテト・他食品のトランス脂肪酸含有率/図表
日本人・1日のトランス脂肪酸摂取制限は2gです。コーヒー(フレッシュ入)を数回飲んだだけで、他の食事内容と加算すると摂取制限に達します。多くコーヒーを飲む方は、フレッシュを避けるべきです。
一方、フライドポテトを食べたい方は、ハンバーガー店トップのM社より、もう1つの健康志向のM社なら、トランス脂肪酸は1/10以下です。なお各メーカー・食品とも、徐々に含有率を減らしています。
ファミレスお代わり自由コーヒーは食品添加物の液体
フライドポテトを食べ過ぎると将来心臓病を引き起こす恐れ