食品のカラクリシリーズ 大丈夫?食品添加物
ROUND2 食品の裏側・安部司氏から学ぶ食品添加物を減らす暮らし2
食品添加物で作った自社製品は気持ち悪いので社長や社員は食べない
食品添加物の味と知らないで食べる消費者ほどバカを見るはめに
安部 司氏は、かつて食品会社から依頼を受けて開発した食品添加物の混合方法を提供していました。しかし製造した多くの会社社長を始め社員が、自社製品食べない矛盾を指摘します。飽きたのではなく、前号のミートボールの製造方法の酷さを始め、鱈子(たらこ)や明太子が見えないほど白い粉の食品添加物を塗した液に漬けるので、新人従業員は気持ち悪くてその場で戻すほどです。
多くの皆様は、「インスタントラーメン」のスープは天然の調味料で作られていると思っていますが、ほとんどが食品添加物からできているのです。そのギャップや気味悪さを一番知っているのが、当の社長であり社員だから自社製品は食べないのです。こんなバカな話はありません。つまり、自信を持った製品作りをしていないからです。儲けを優先する余りに、本物の食材を使わず食品添加物で安易に作るから、自分達は食べたくないのです。
このように作る側・売る側(メーカー)と買う側(消費者)が、全く通じ合っていないのです。知らないで食べる消費者ほど、バカを見るはめになるのです。従って安部氏は、食品添加物商社の一員から一転し、食品添加物の問題性及び食品添加物が主体な“ニセモノ食材”に警鐘を鳴らず活動をしているのです。
食品添加物だけでできているインスタントラーメンの味
化学調味料で勝負する有名ラーメン店の自慢の一杯
鱈子・明太子は20種近くの食品添加物で漬け込む