食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【な】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.36

2023年06月11日 | 毎日新聞クロスワード
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.36/51



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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内閣法制局 = 内閣に置かれ、閣議に付される法令の立案・審査や法制調査を行う機関。1885(明治18)年設置。別に、国会の両議院にもそれぞれ法制局がある。投/昔は権威ある組織・中立的な位置づけに存在感があったが、安倍首相が“人事介入”し意のままに動く長官に差し替えた。日銀黒田総裁、かつてのNHK籾井(もみい)会長なども、安倍氏が送り込んだロボット。安倍氏は奢り高ぶり、「日銀は政府の子会社」とまで言わせた。政治の私物化と言われて久しい。こんな人物を祀り、神格化してはならない。
内証(ないしょう) = ①内々の都合、内々の様子。②奥向き、勝手向き。③一家の財政、暮し向き。「-は苦しい」。
内親王(ないしんのう) = ①律令制で、天皇の姉妹・皇女。②現在の皇室典範では、天皇の嫡出の皇女および天皇の嫡男系の嫡出の皇孫で女子であるもの(6条)、また天皇の姉妹(7条)を言う。投/敬宮愛子内親王(としのみや・あいこないしんのう)、佳子内親王(かこないしんのう)。
内部留保金 = 企業が税・配当金などの社外流出額を差し引いて、残余を企業内に留保すること。社内留保。投/大企業が貯めた内部留保金が何と500兆円あり、国家予算の5倍に至る。企業は景気悪化のための貯蓄と言うが、儲かっても労働者に分配しない悪の権化。だから景気が一向に良くならず、大企業の経営者は自らの首を絞めていることに気付かない。こんなことをやっていては、日本はますます世界から立ち遅れる。
直木賞(なおき・-) = 直木三十五の大衆文学における先駆的功績を記念して、1935(S10)年、文芸春秋社が創設した賞。春秋2期、新進・中堅の作家に授与。一方「芥川賞」は、芥川竜之介を記念し、同年・同社の文学賞。年2回、すぐれた純文学の作品を発表した新人作家に贈られる。どちらの賞も、文藝春秋社を立ち上げた作家・菊池寛が創設に携わった。注/辞書は、龍之介ではなく常用漢字の之介を採用している。
鳴かず飛ばず = ①(史記)将来の活躍にそなえて、何もしないでじっと機会を待っているさま。②現在では、長いこと何も活躍しないでいることを軽蔑または自虐していうことが多い。投/歌手・芸人はもちろん、出世有望視されていたサラリーマンも、人生「鳴かず飛ばず」と言われてもくよくよせず、前者の意味と捉え頑張ろう。
中山道(なかせんどう) = 五街道の一つ。江戸日本橋から板橋へ出て、上野(こうずけ)・信濃・美濃などを経て、草津で東海道に合流し、京都に至る。69宿。投/故・有賀さつきが新人アナの頃、生放送中に「旧中山道」を“1日中山道“(いちにちじゅう・やまみち )の誤読のエピソードがある。
長町場・長丁場(ながちょうば) = ①宿場と宿場との距離が長いこと。長い旅程。②仕事などが長く続くこと。長時間かかる仕事。
中原中也(なかはらちゅうや) = 1907(M40)-1937(S12)年、日本の詩人・歌人。30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。「汚れつちまつた悲しみに・・・・・」は、詩集「山羊の歌」に収録された代表する詩。「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れつちまつた悲しみに 今日も風さへ吹きすぎる ・・・」。悲しみは恋愛に敗れた、恋人に去られた悲しみとされる。「サーカス」~「幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました」。投/中原中也には、独特の世界がありますね・・・
流れに棹(竿)さす(-・さお・-) = 棹(竿)を使って舟を推進させ、流れに乗せること。投/いわゆる人力の舟は、船頭が川底や土手に長い竿を差して前に進めた。本当の意味を間違えている人が多い。例・上司の意見に棹さす部下→逆らうことではなく、勢いづけたり“よいしょ”すること。元は、夏目漱石の小説「草枕」の有名な書き出し「~智に働けば角が立つ。情に棹させば流される」。前段は、理性や知恵だけで割り切って振る舞っていると他人と摩擦を起こす。後段が、他人の感情を気遣ってばかりいると足をすくわれる意。
無くて七癖有って四十八癖(-・はっくせ) = 人は誰でも多かれ少なかれ何らかの癖をもっているものだということ。「-というが自分の癖にはなかなか気づかないものだ」と言う使い方をする。投/政治家、特に自民党議員は48癖の全部が「金」に絡み、日頃から「金癖(かねぐせ)が悪い」のだろう。
ナゲット = nugget・①鶏肉・魚などを一口大に切って衣をつけ、油で揚げた料理。「チキン・-」。②金塊。金属塊。投/何の肉が入っているか分からない食品の代表格がチキンナゲット。投稿者はマック(マクド)の如何わしい中国肉事件以前から、加工食品の食肉・挽き肉は警戒している。
納言(なごん) = 大納言・中納言・少納言がある。大納言は太政官の次官、右大臣に次ぐ高官。投/枕草子作者の「清少納言」は固有名詞と間違えられるが、「清」は本姓の清原の略で役職が「少納言」。
梨の礫(なしのつぶて) = 「梨」を「無し」にかけて、便りを出しても先方からはさっぱり音沙汰のないこと。投/「無しの礫」と書く誤りが多い。
茄子紺(なすこん) = 夏野菜として親しまれている茄子の実のような、赤みを帯びた紫みの濃い紺色のこと。箱根駅伝・馴染の順天堂大学のユニフォーム色(スクールカラー)が、茄子紺。投/因みに、今年24年は17位だった。
夏木立(なつこだち) = 夏の頃の繁った木立、季語。投/季語・夏木立となれば、芸能人の俳句披露番組・TBS「プレバト」を思い出す。夏井いつき先生と“永世名人”梅沢富美男氏や出演者との、「プレッシャーが掛かるバトル」が見物。
撫子(なでしこ) = 秋の七草の一つ。日当りのよい草地・川原などに自生。高さ数十センチメートル。葉は線形。8〜9月頃、淡紅色の花を開く。「大和撫子」(やまと・-)は、①ナデシコの異称。 ②日本女性の美称。
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ナトー = North Atlantic Treaty Organization・北大西洋条約機構。北大西洋条約に基づき、1949年結成された西欧諸国とアメリカ・カナダの加盟する集団安全保障機構。冷戦後は、東欧諸国も加盟。
ナポリタン = napolitain・仏語。スパゲッティナポリタン、ナポリ風の意。ウィキ情報/18世紀頃、イタリア・ナポリやその周辺地区だけ、貧しい庶民の間でトマトソースのパスタが食べられていた。フランスに伝わり、「スパゲッティ・ナポリテーヌ」と呼ばれる。さらに明治に日本に伝えられ、名称も短縮された。投/だからナポリタンは、イタリア語ではなくフランス語。当時のイタリア貧困層と同じく、投稿者も貧困なのでナポリタンの美味しさが分かる(苦)。こまっしゃくれた名称や能書きを付けて食べるスパゲッティより、ナポリタンのほうがよっぽど美味しい。「パスタ」pasta・イタリア語。正確にはイタリア料理に使う小麦粉を水や卵で練った食品の総称で、スパゲッティ・マカロニなどを含んで言う。明らかにスパゲッティなのに、気取ってパスタと呼ぶ日本人やメディアに違和感を持つ。
生兵法は大怪我の基(なまびょうほう・-) = 少しばかりその道を心得た者は、これを頼って軽々しく事を行うから、却って大失敗をする。
奈落(ならく) = ①地獄。②どん底。行きつく果て。③劇場の舞台と花道の床下。回り舞台・せりなどの仕掛けがある。「奈落の底」=転じて、抜け出すことのできない困難な立場や身の上。「―から再起する」。投/歌手・芸能人がステージに迫り上がる奈落の穴は危険が伴い、八代英太(国会議員・タレント)が落下・半身不随の車椅子生活を余儀なくされた。歌舞伎・10代目松本幸四郎(当時:染五郎)、歌手・河合奈保子も落下して大怪我を負った。その他の芸能人・スタッフが落ちる危険なスポットだ。皆様も一歩間違えれば”人生の奈落の底”が待ち構えているので、気を抜かずに真面目な生活を。
難詰(なんきつ) = 欠点を挙げ非難して問い詰めること。「責任者を―する」。
南高梅(なんこううめ) = 和歌山特産の梅。投/名称は県立南部(みなべ)高校(南高・なんこう)の先生や生徒が、優良品種を選ぶ調査に尽力されたからと思っている方が多い。それだけでは説明不足で、明治30年代に後に南高梅となる母樹を発見し育てたのが高田貞楠(さだくす)氏の「高田梅」。昭和40年にブランド梅として名称登録する際、「南」部「高」校+「高」田梅を合わせて「南高梅」としたのが正しい。
なんちゃって = ①発言の後で、「今のは嘘」「格好付け過ぎた」などと誤魔化す言葉。②ほんの冗談、見せ掛け、それらしい意。投/政治資金規正法改正の国会質疑中、立憲・蓮舫議員が岸田首相へ“なんちゃって連座(制)”や“なんちゃって改革”をやめませんか!と厳しく追及したことが印象的。いつ頃から使われ出した言葉かを調べたら、1977(S52)年、東京の電車内で「なーんちゃって」と乗客たちの笑いを誘った“なんちゃっておじさん”がラジオ番組などでブームになった。岸田首相はやること成すことに、やる気なし・見せ掛けばかりで、政界の“なんちゃっておじさん”と言われている。
ナンバーエイト = ラグビーで、その名称の通り背番号8番をつけている選手。世界では、エイトマンとも呼ばれる。全ポジションの中で最もフィジカルに優れた選手(強い選手)がなることが多く、フォワードの中心選手とされている。
難民 = ①天災・戦禍などによって生活が困窮し、住んでいた土地を離れ安全な場所へのがれて来た人。②人種・宗教・政治的意見などを理由に、迫害を受けるおそれがあるために国を出た人。投/21年にスリランカ女性のウィシュマ・サンダマリさんが、名古屋出入国在留管理局に収容中、過酷な環境下、治療されずに亡くなった。収容者は虫螻(けら)同然の出鱈目な入管制度、難民を受け入れしようとしない無責任な政府の姿勢が大問題になっている。日本は難民条約を結んでいる。それでも独裁政権の国からやっとの思いで逃れてきた難民を、母国へ返せば死刑や殺されることが分かっていても日本は平気で強制送還を行っている。入管法が改正されても、「人権侵害」と言われるほど劣悪な状態が続く。非人道的な日本は、また1つ世界から批判される立場に。なお戦前、6000人の難民の命を救った杉原千畝(ちうね)、緒方貞子国連難民高等弁務官を輩出した国とは思えぬ。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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