食品のカラクリと暮らしの裏側

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投書欄|前澤友作氏の「宇宙旅行にモヤモヤ感」~大金持ちが宇宙旅行の先鞭を付けたことが残念/少数派

2021年12月21日 | 文化・文芸
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/文化・文芸
前澤友作氏の「宇宙旅行にモヤモヤ感」~大金持ちが宇宙旅行の先鞭を付けたことが残念

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「投書欄」とは、新聞の投書欄に寄せられたご意見や編集委員のコラムなどの中
から、当ブログ管理人が共感したものをピックアップしたものです。投書者のお
名前は、当ブログでは伏しています タイトルは、管理人によるものです。


ブログ管理人より
前澤氏が、無事、12月20日に宇宙ステーションから帰還した
投稿者が子供の頃は、男の子が将来なりたい職業はパイロット、オリンピック選手で
まだ宇宙飛行士という概念がなかった時代である
それでも月に行きたい、宇宙に行きたい願望は誰にもあったように思える

古い話だが、かすかに記憶に残っているのは
最初の宇宙飛行は、ライカ犬が乗った旧・ソ連のミサイルのような弾道弾だった
その後、人類最初の飛行は1961年の同じくソ連のガガーリン
そして1969年、米国アポロ11号による月面着陸・月面歩行により
ひょっとして、我々も宇宙に行けると思ったのがこの頃

あれから60年、民間人がまあまあ行けるようなった
でも残念なのは投書された方の意見のように、
前澤氏や海外でも大金持ち・成金に近い存在の人だ
彼等が「宇宙飛行・宇宙旅行」の先鞭を付けてしまったのは、とても残念だ

地球では多くの方が、貧困・飢え・紛争などで、戦死・病死・餓死をしている
私も投書者と同意見で、やや割り切れない
もちろん前澤氏は、多方面に献金や青年のために活動をしているのは理解できる
ひがみに捉えられても仕方ないが、できればご自分が行くのではなく
若い方に行かせたら、もっと男が上がったと思うし、誤解されない

 ◇

前澤氏の企業やユニクロ柳井氏の“兆円”大金持ちは
自社衣料品の下請けとして、バングラデシュや東南アジア諸国の若い女性が
1日18時間、酷い環境下の労働、
それも極めて安い賃金で働いていることを知っているのだろうか

現代版「野麦峠」女工哀史のようなことが行われている
バングラデシュでは、過去にボロボロの工場の床が抜け落ち
1度に1000人以上が亡くなった

まさしく厳しい「労働搾取(さくしゅ)」が、今でも行われている
いい加減な日本の労働者組織「連合」は、幹部でもそんな言葉は知らないだろう

日本の若い方は、ユニクロなどの品が安く手に入るのはこうした背景があるから
企業がぼろ儲けできるのは、貧困な彼女らが支えている実態をぜひ知って欲しい

 ◇

最後は、やくみつる氏の4コマ漫画でこんな内容があった
我が子が宇宙旅行がすごいと喜んでいるのを見て
『宇宙ステーションといっても、たかだか上空400km
地球の直径は、12700kmなので、“地球サイズ”で見れば
地表スレスレを舐めるように飛んでいるに過ぎず、宇宙飛行とは言えない』
と言い、妻に叱られるシーン

最も近い月でさえ、約38万km
そこで投稿者はワル気を持って調べたら、林檎の皮の厚さは0.2mm
林檎で20玉というサイズの直径は約8cm
地球と宇宙ステーションの距離、林檎と皮の長さ(厚さ)の比較が、ほぼ同じ

だからどうしたと言われそうだが、
前澤氏は“宇宙感”を持ったなら、「人の命は地球よりも重い」ことを実感し
たかだか400kmの高度に100億円を掛けるより
日本人に留まらず、世界の貧しい人々に手を差しのべて欲しい
ーーー地球生命体の一人より

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