食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

豊洲新市場の危険性を私は2009年頃からブログで指摘してきた/魚を大事にしない日本人R1-11

2017年03月01日 | 江戸前から繋がる世界
Fishfftp

魚を大事にしない日本人シリーズ R1-11
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲新市場の危険性を私は2009年頃からブログで指摘してきた

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築地市場の夕景/中央・右の辺り、左下・隅田川と勝鬨(どき)橋

■豊洲という場所は、市場移転してはいけない危険な土壌
既号では、築地の生立ち、豊洲の始まりは関東大震災の瓦礫処理のため埋め立てられた場所だったなど、両地の歴史と経緯をお伝えして参りました。ここからは、「豊洲という場所は、市場移転してはいけない危険な土壌」であることの連載を致します。皮切りは、私がこの「魚を大事にしない日本人シリーズ」で2009~2012年頃に投稿した内容(当時の投稿は削除済)を一部修正し、ダイジェスト版にして2回に分けてご紹介します。当時から、私は大反対していたことが分かります。自我自賛ですが、今より多少若かった昔は頑張って書いていたなと感じます(苦)。

▽東京ガス跡地から発生したベンゼンは環境基準の4万倍
<ここから2009~2012年頃の投稿> 『残念ながら石原都知事が強く推している、築地から「豊洲」への移転が濃厚となりそうです。そこで豊洲新市場の危険性について、詳しくお伝え致します。豊洲新市場への移転は、鮮魚・刺身・寿司ネタ好きな皆様に留まらず、多くの都民・国民全体の食生活を揺るがす重大な問題です。移転先は東京ガスのガス製造工場跡で、土地の有害物質が環境基準を大幅に上回っています。』

『中でも発ガン性・生殖毒性が強いベンゼンは、環境基準値の43,000倍もの検出値です。環境基準値とは、ガンが10万人に1人発症する恐れがあるレベルとしています。それがベンゼンだけではなく、急性毒性があるシアン化合物が860倍、ひ素49倍、水銀24倍などが検出されているのです。』

『数十年前の頃は、ガスは石炭を蒸し焼きにして作っていました。その際にベンゼンの発生は回避できず、豊洲新市場はその他の化学物質・有害物質の巣窟になっていることぐらい分かりそうなものです。こうした土地の上に食品用の建築物が作られる、また新市場で働かざるを得ない人達への健康保全対策はなく、都の常識や安全への欠如は致命的です。』

▽盛り土をしても有害物質は揮発や飛散して表面に出てくる
『豊洲新市場の面積は、築地の約2倍、東京ドーム10個分の44万㎡もの広大な土地なのです。その対策は、厚さ2mの土地を入れ替え、その上に2.5mの盛り土、そしてアスファルト塗装やコンクリートで遮断すると言っています。専門家は、こうした対策を講じてもアスファルトやコンクリートの僅かな亀裂は避けられず、時間が経てば有害物質は揮発し、飛散して表面に出てくることを危惧しています。

『将来に危険や影響を及ぼす東京ガス工場跡地のこんな土地に、なぜ鮮魚・刺身・寿司ネタなどの食品を扱う施設を作るのでしょうか!?豊洲に食品を扱う施設を作ることは、どうしても賛成できません。市場関係者のみならず、大勢の消費者の反対活動が高まっています。市場関係者は築地市場を大幅に改修、あるいは段階的(エリアごと)に新設していったほうがよいとしています。とにかく、豊洲への移転はやめるべきです。』

■当時は盛り土の工事は未着工・まさかその後「盛り土なし」とは!
現時点での補足です。投稿当時は、盛り土の工事は未着工でした。その後ご存じのように、肝心な盛り土が為されていないことが発覚しました。都の役人は盛り土がされていないことを勝手な理由をつけて説明、あるいは知らなかったと弁明しました。私が書いた2回の内容は、全て新聞やTVニュースが情報源です。従って、当の役人が豊洲の土壌の危険性を知らない訳がないのです。極めて、無責任です。これらも含めて、今後、シリーズ連載として投稿して参ります。

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