そろそろ終戦64年を迎える身内で戦争体験者はもういない
先日アンさんから借りた
「あの戦争から遠く離れて」を読み上げ
途中で何度も涙しました、両親と一緒に日本に帰る事が出来
病気もしないで還暦も超え更に元気な事に改めて感謝
同年代の私も著者のお父様と同じ運命を辿ってたかも知れません
よど号事件の直後に日本に戻る事が出来たと・・・
よど号はその2年前にたまたま乗り合わせた飛行機でした
その頃まで中国で頑張って暮らしていたのだと思うと何とも切ない想いです。
その頃私達は青春を楽しんで暮らしておりました
あまりにもかけ離れたお父さんの青春時代を
若い著者である娘さんが本にまとめ上げた事に感動しました。
また本人が中国で生活しながら肌で感じた父の想い・・・
逝った両親から軌跡をもっと聞いとけば良かったと残念に思います
古いアルバムを引っ張り出し若い頃の両親の中国での写真を見ながら
ここはどこなのかも聞かないままでした。
昔NHKの朝ドラ「おはなはん」だったと思いますがその画面に
「華北交通」のマークの汽車が映りました
母は大きな声で「これよ~私が働いていた会社よ~」
普段静かな母親がよほど懐かしかったのでしょう。
母が逝ってから「華北交通」に関係のある方達と出会い
博多から結構に行ってる人が多い事に気づきました。
また友人の一人が私と同じ町で産まれた事を知りました
彼女もまた、その頃の事は聞けないままだったそうです。
戦争が終わり、でも終わっていない・・・
著者のように伝えなければ本当の終わりは無いのですね。
せめて私は古い写真をアップする事で自分と両親の軌跡を
留める事が出来ないものかと・・・
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