某制作会社にお勤めのE子さんには、社内に好きな先輩がいました。
イケメンで仕事が出来る先輩。
入社当初からずっと憧れていましたし、E子さんだけでなく、後輩たちもその先輩に憧れていて、ライバルも多い様でした。
ある日書類を抱えたE子さんが、先輩と社内でぶつかる。(昔のドラマみたいですね💦)
だけど、正確には、ぶつかったのは先輩ではなく、急いでいた上司に…です。
そして、廊下ではなく、机と机の間…の通路です。
偶然、通り掛かった先輩が、散らばった書類を拾う手伝いをしてくれました。(恋がはじまるシチュエーションですね)
そして、書類を拾い終えた後に、E子さんがお気に入りのペンを失くした事に気付く。
小学生の弟が就職祝いに…と、少ないお小遣いから買ってくれたペン。
先輩に事情を話すと一緒に探してくれる事に。
しかし、見つからない…。
落ち込むE子さん、慰める先輩…。
…と、ここまでは、“いい感じの”ドラマチックな展開。
ところがE子さん、ペンは、自分のデスクに置いて来た事に気付く…。
…が、今さらソレを言い出せず、最愛の弟からの贈り物を失くしてしまった、可哀相な姉を演じ続けることにしました😅
「一緒に探してくださって、ありがとうございます。」
「大切なペンなのに…、ショックだよね。元気出して!」
「弟に正直に話します」
「同じものを買ったらいいよ。一緒に探しに行こう!」
と言う先輩からの夢のようなお誘い、心踊らせながら、『失くしたことになってるペン、自宅に置いて来よう!』…と、思ったそうな。
結局、先輩と一緒に失くした事になっているペンと同じモノを買って、ランチをして、楽しい時間を過ごしたE子さんは、大満足。
その後も何度かランチをし…、後々、大事なペンを失くしてなかった事を告白したそうです。
しかも、さらに本当のことを言うと、使いやすいペンなので、同じペンを更に2本も買っていたらしく、どのペンが弟からのプレゼントかわからない状態だった事も(笑)
今、二人は結婚して、子供が二人います。
長女がパパにペンをプレゼントしたらしいですよ。(ママの提案で!)