G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

雷倉(1,168 m) ~手強い山、激登の後に大展望が待っていた~

2019-05-02 | 山行

山行年月日:2019年4月28日(日)、静穏、薄曇り
参加者:G.G.他7名
アクセス:各務ヶ原7:00→8:10八谷駐車場(黒田建設駐車場)
沿面距離≒8.3 km/所要時間≒7:00(昼食、休憩などを含む)/累積標高≒1,200 m
コースタイム:駐車場 8:20→12:00雷倉、昼食12:4015:20駐車場

GPSトラック図:
駐車場は黒田建設が用地を登山者用に開放している(登山者駐車場と記された看板あり)。
八谷集落の最奥から水路の蓋の上を暫く歩く。標識に従って、少し谷に向かって降りると鉄橋が眼の前にあり、それを渡り、標識に従って、直ぐに左折し、次は、直ぐに標識に従って右折すると、後は一本道である。標高800 m付近は厳しい岩場が続き注意を要す。
               (1目盛り:250m)

トラックの標高図:
林道(廃道)出合付近(標高:850m~950m)を除けば、全体的に急傾斜で、何箇所か固定ロープに縋らなければならない所がある。然も、登山道が九十九折になっていない所が多く、特に、下山時はスリップしないよう特段の慎重さが要求される。

山行リポート:
鉄橋は老朽化していて危うく見えるが、歩行には支障がなかった。渡って直ぐに左折する。

 コース沿いには、このような距離標があり、コースの確認と登高の励みになる。所々踏跡が薄い所もあり、赤テープと相まって、コース確保に大助かりである。設置は2017.11.6と比較的新しいが、それ以前では道迷いの可能性が高いコースであったと思われる。

 ■標高800m付近は急斜面でかなりの距離、岩場が続き中々の難路である。

 ■林道(廃道)出合では東側が開け、春山ムードが横溢した山並みが楽しめた。正面には舟伏山が、遥か彼方は恵那山が望める。

雷倉から延びる稜線に上がる直前に、登山道から少し左側に外れて、雷岩と呼ばれる巨岩があり、真ん中に人一人が入れる裂け目があった。由緒は不詳である。

 ■左折しフラットな道を少し行くと雷倉山頂である。360度の大展望が待っていた。特に福井県境の山々を前衛にした均整の取れた白山連峰の眺めが新鮮で、印象的である。
県境の山々で一際、ひと目を引くのはピラミダルな屏風山である。過去に、福井県側からも何回も眺め、何時の日か登りいと思っていたが、はっきりした登山道がないまま今日まで未登頂である。改めて登頂意欲を唆られた。

 四方の山々の展望を眺めながら、マッタリと昼食を摂り至福のひと時を過ごす。記念撮影を済ませ後は、温泉が待っているので、ひたすら下山を急ぐ。

 登山道で見かけた花々の群生はなかったが、ヒトリシズカ、ハルリンドウ、ネコノメソウ、イワウチワなどが僅かに、ひっそりと咲いていた。

登山口近くにある「うすずみ温泉」に入る。山行後の温泉浴は堪えられない、正に極楽極楽である。彌次喜多之湯と言われる大きな盥のような一人入の風呂が珍しくて気持ちいい。

雑 感:
■事前の調査で、激登の連続で、体力消耗が大きく、難路なのは分かっていたが、そのとおりであった。その分、登頂の達成感は大である。
■山頂は正に360度の大展望で一級品である。県境の屏風山が目立ち登頂意欲が唆られる。
■左折、右折の標識、距離標などが完備し、赤テープも多くあり道迷いの心配は少ない。これらの標識を設置し、登山道をメンテしくださっている「本巣山人協議会」に感謝である。
■難度がかなり高いが、私的にはワイルドで魅力的なコースである。然し、日曜にも拘らず途中、出会ったのは単独行の男性一人であるのは、知名度の低さに依るものであろう。今後は人気の山になる予感がする。
■所定時間を50分もオーバーしたが、原因は昼食時間の10分超過、下山時間の推定の誤り(2時間の予定が実際は2:40)である。今後は下山時間の推定に正確を期したい。

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