G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

杠葉尾から銚子ヶ口(1077m)、水舟の池へ ~深山の奥深くに眠る入舟の池を探訪~

2016-11-09 | 山行

年月日:2016年11月5日(土)、無風快晴
参加者:G.G.他4名
アクセス:
各務原5:30→(長良川沿い、R23)→(木曽三川公園)→(R421)→(石榑峠)→
(道の駅、奥永源寺渓流の里)→7:30杠葉尾駐車場
歩行距離:約14km/所要時間:約8時間(昼食、休憩を含む)
コースタイム:
駐車場7:35→10:05東峰10:15→10:20銚子ヶ口→11:05水舟の池分岐→11:20水舟の池、昼食12:00
→13:00東峰→(ルートロス)→13:35東峰→15:35駐車場 

GPSトラック:
登山口から5分位、離れた空き地に駐車する。
 

                    (左方向が北、1目盛:約600m)

ルートミス個所の拡大図:東峰で左折すべきところ誤って直進してしまい、トレースが無くなりバックした。

GPSトラック標高図:
全体的に斜度は緩やか(最大12°位)で歩きやすい。
 
(クリックで拡大)  

山行リポート:
一旦、登山口を通り過ぎ、5km先にある道の駅「奥永源寺渓流の里」でトイレ休憩する。
校舎が残っている中学校跡を利用した道の駅で、一般の道の駅とは風景が異なる。
八風街道(R421の旧称)と呼ぶ)の滋賀県側最奥に位置する杠葉尾集落は想像していた様な過疎の寒村ではなく、落ち着いた人の温もりが感じられた。近江と伊勢を結ぶ要衝の地で、嘗て、1500年代には佐々木高実が杠葉尾城を築いた地であ、付近には曲輪、石垣、土塁などが残っているそうである。
 
神崎川を渡って300m位の所に車が3台置ける空き地があり、そこが登山口である。
既に、2台が駐車していた。なお、この登山口の東側の空き地にも車が2台置ける。
 
登山道は始めのうちは良く手入されている杉林の中を進んで行く。木々は大木で密集していて昼なお薄暗い。トラバース気味の長い杉林を過ぎると片側が切れ落ちた細い道もあり、注意深く歩を進める。

■標高1000m付近にはシロモジ林が広がり、黄葉真っ盛りであった。

■尾根に上がると、ひと登りで東峰である。360度の大展望である。正面(東方)には釈迦ヶ岳が聳えている。
 
■北方には御池岳、藤原岳などがハッキリと同定できる。
 
■銚子ヶ口は直ぐである。展望はない。誰もいない静かな山頂である。三等三角点にタッチ、記念撮影をする。

 
銚子ヶ口から先は落ち葉が積り、トレースが分かりにくい。赤いテープを追いながら進む。西峰から10分位の所に吊り下げられている白いプラスチック板が入舟の池への分岐点である。道なりに100m程、降ってゆくと森に囲まれた池に達する。想像していたよりも広大である。100m✕50m位であろうか。
水面は水草で繁茂している。水は澄んでいてイモリがのんびりと泳いでいるのが見える。
池を眺めながらのんびりと昼食を摂る。池を一周し、帰途に付く。

東峰まで順調に戻ってきたが、ここで左折すべきなのに誤って直進してしまい、暫くしてGPSトレースを確認し、誤りに気付きバックする。この間、約30分間ロスする。
晩秋の山の夕暮れはは早い。2時頃であるのに夕闇が迫ってきていた。但し、寂寥感はなく、むしろロマンチックな雰囲気を楽しむ。
 
3:30に無事、登山口に降り立つ。途中30分のルートミスがあったものの、計画より10分遅れで済んでやれやれであった。 

所 感:
銚子ヶ口までは、ポイント(1~15)の標識があり一本道で迷うことはないが、銚子ヶ口から先は標識は無く赤テープを頼りに歩くことになる。ガスったような時にはルートファイティングが難しくなるかも知れない。
展望が良いのは東峰付近だけある。東峰から先は落ち葉を踏んでの山歩きが気持ちいい。
入舟の池は期待を裏切らない深山に佇む鈴鹿で最大の池である。ここを訪れるには往復8時間位のアルバイトが必要であるが、それに見合う山歩きと入舟の池である。
■大分進んでからルートミスに気付いたが、もっと早期に気付けた筈である。変だなと思ったら、直ちに、落ち着いてルート確認をすべきだったと反省している。

 

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