JACS ASAP

Folding of an Ala-Ala-Ala Tripeptide into a β-Turn via Hydrophobic
Encapsulation

ポルフィリン骨格を用いた分子カプセルにより、Ala-Ala-Alaのトリペプチドのβターン構造を分子認識。

東大藤田先生のグループ。タンパクの二次構造に重要なβターン構造、安定化するためにはある一定以上の水素結合による安定化を必要とするため、９残基以上のアミノ酸からなるペプチドが必要とのこと。ポルフィリンをパネルとするカプセルを用いることでトリペプチドのβターン構造を捕まえ、NOESYやモデリングによってそのことを示しています。

サマリーで述べていますが、分子カプセルによる分子認識を、ペプチドの部分構造の研究の道具として用いているところが非常に面白いです。