Organic and Organometallic Derivatives of Dihydrogen-Encapsulated [60]Fullerene
水素分子内包フラーレンの修飾。修飾した種類はペンタフェニル付加、KHによるアニオン、バッキーフェロセンとアミノ化。内部水素分子のNMRシグナルが大幅に高磁場シフトして現れる。
京大小松先生と東大中村先生の共同研究。前半は水素内包フラーレンに対して中村先生の開発したフラーレン修飾反応。X線をそろえているところがすごい。
面白いのが内部の水素のNMR。9ppmほどの高磁場シフトをおこしていて、適当にやっていたら、折り返しと間違えたり見失ってもおかしくないー10ppm付近を捉えている。理由は修飾によって遮蔽効果が向上したことによりおきているとの事。溶媒効果でないことも確認。
初めの方を読んだときは、新規化合物と新規反応の組み合わせがすごいのかな?と思っていたのですが、後半のNMRは予想外の大きな変化を生じていて非常に面白いと思いました。Heでも同様の現象が観測されているらしいので予想の範囲内といえば予想の範囲内なのでしょうが。
水素分子内包フラーレンの修飾。修飾した種類はペンタフェニル付加、KHによるアニオン、バッキーフェロセンとアミノ化。内部水素分子のNMRシグナルが大幅に高磁場シフトして現れる。
京大小松先生と東大中村先生の共同研究。前半は水素内包フラーレンに対して中村先生の開発したフラーレン修飾反応。X線をそろえているところがすごい。
面白いのが内部の水素のNMR。9ppmほどの高磁場シフトをおこしていて、適当にやっていたら、折り返しと間違えたり見失ってもおかしくないー10ppm付近を捉えている。理由は修飾によって遮蔽効果が向上したことによりおきているとの事。溶媒効果でないことも確認。
初めの方を読んだときは、新規化合物と新規反応の組み合わせがすごいのかな?と思っていたのですが、後半のNMRは予想外の大きな変化を生じていて非常に面白いと思いました。Heでも同様の現象が観測されているらしいので予想の範囲内といえば予想の範囲内なのでしょうが。