良き理解者を失った時・・・

昨日の事です。
お友達とお話をしてる最中にお客さんが来たというセンサーがなりました。自営なのでいつもの事です。その友達も、急に話が止まればお客さんだと分かってくれています。
○君のママでした。
笑顔を見せてくれてるものの、顔色が良くなくて・・・。
冬休み明けで疲れが出たのかな？とも思いましたが、次にママの口から出た言葉は
『私の父が亡くなってさ・・・急やったから・・・』と。
正直、絶句でした。
お元気でいらいしたのに・・・。
まさに『急』という表現に当てはまると思います。
年末、お隣が静かな日が多かったのは確か。
旅行にでも行ってるのかな？って思っている位でした。
違ったんですね。少しの間だけど、病院に行ったり実家に行ったりしていたと聞きました。勿論、絶えず○君は連れて・・・。
だから、『ゆっくり朝まで寝たい』と言う言葉が出てたんだな～。後になって分かった。
ママが初めて『虐待してしまうかも知れない』とうちで言った時。もう極限だったんだろうな。あの時はパパも現実を受け入れる前だったから・・・。
八方塞な状態で唯一の出先と言えば自分の実家だったもんね。
本当の意味での理解者であり、ママが心から安らげる場所だろう。
それから何年か経ち、学校へ入学してから凄く表情も出てきた・意思表示もはっきりしてきた○君。
娘の産んだ子だもの、特に可愛かったはず。
１年に何度かお顔を見るくらいだったけど
『孫と仲良くしてやって下さい』と深々と頭を下げておっしゃった。
私の両親が発する意味よりも深い意味や思いのある言葉だった。
ママが言ったのよね
『幾ら取り繕って元気な振りしてても親は見抜くから～。１人で出かけておいでって言って貰ってさ、久し振りに１時間位出かけたよ』って。
あの時、ママが本当の意味で息抜きが出来ただろうな。
そしてまた、頑張ってるママ。
１０人の理解者を得るより、心から話せる甘えられる存在を１人失う事って・・・
私には分からないだろうな。

昨日も、学校までのお迎えの時間が迫っていたからそんなに会話は無かったけど。
私がもう少しわかっていれば
『お迎え代わりに行くし』って言えたかもしれないな。
肝心なときに何も出来ない自分が歯痒い・・・。
せめて１時間でも○君をみてあげられたらな・・・そう思った。