子どもを守りたい 太田 眞奈
昨年三月十一日に起きた東日本大震災は、沼津に住む私にとって他人事とは思えない出来事でした。大地震、津波、そして東京電力福島第一原子力発電所の事故。
朝日新聞によれば、事故後、福島第一原発から海洋に放出された
放射性ストロンチウムの総量は少なくとも約四六二兆ベクレルになるそうです。ストロンチウムは骨に蓄積し、骨のガンや白血病を引き起こす恐れがあるとされていますが、魚介類の調査は、今までほとんどされていません。
私の夫は沼津港で仲卸をしています。海の恵みをいただき、
今まで商売を続けてきました。汚染水が海に放出されるニュースを聞く度に胸がつぶれる思いがします。今なお福島原発の敷地内に溜まっている汚染水は、あとどれだけ海を汚すのでしょうか。
海だけでなく、空気、大地、そして食料へも放射性物質の汚染が広がっています。
この目に見えない汚染から子どもを守りたいと、ただそれだけお思い、同じ気持ちのお母さん達と必死で、その方法を探す毎日です。
私達大人が、原子力発電所を造り、原子力エネルギーを享受し続け、このような大惨事を引き起こしました。
大人には、この国の子ども達を守る責任があると思います。どうか多くの方に、子ども達を守る方法を一緒に考えてほしいと願っています。
(販売員 下香貫)
勝手に載せちゃった。
いいよね。