山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

成ったらイイな

2014-06-23 18:09:44 | ブログ
先日我が山里で行われた研修会
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ちょっと前に林業界に旋風を巻き起こした
富士通総研の梶山氏の基調講演の内容は
概ね昨秋に発表したレポート(←click!)に沿った内容でしたが

レポートの中でも強く述べられている
「国産材は製紙会社にとっては原料調達におけるバッファーとしての機能しかなく、林業資本が製紙会社に対して価格交渉力を発揮するのは困難だった」
「林業界では長年製紙チップの価格形成に影響力を行使できず、国際的に見ても低いチップ価格を余儀なくされてきたが、バイオマスという新しい市場ができたことは、こうした状況を抜本的に改善する大きなチャンスとなる」
というところに、ここ一年ちょっとの木材需要の変動と併せて「成ったらいいな~」と思ってしまいました。

大資本の製紙会社は原料の木材殆どを輸入しているので
国内の木材は為替相場の変動時に価格調整用に用いているだけなんですね~
民主党政権下の円高時は、チップ屋さんの土場には在庫丸太が所狭しと積まれてましたが
アベノミックスによる円安となった今は、在庫無しのカラカラ状態です。

製紙会社からの納品促進圧力は、かなりなものなんでしょう
長閑な山里にこんな風景を作り出してしまっています。
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こうした状況を改善出来うるならば
バイオマスってイイネ

でも、逆も考えられたりして・・・・






2014/06/22 今日の~

2014-06-23 06:08:04 | うんちく・小ネタ