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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

危機を利用するウォーレン・バフェットは今回のような暴落を何年も待っていた

2025-04-13 04:45:28 | 日記
ウォーレン・バフェットは、市場が今回のように崩壊するのを待ちながら、3210億ドルを蓄えていたのだろう。この伝説的な投資家は、市場のパニック時に割安株を買うことを得意としている。ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)は「他人が恐れているときに貪欲であれ」や「金の雨が降ってきたら、指ぬきではなくバケツを出せ」といった有名な言葉を残している。この伝説的なバーゲンハンターは、株式市場が2025年4月初頭のように暴落するのを何年も待ち続けてきたが、まだ買いに出ていない可能性がある。 ドナルド・トランプ大統領(Donald Trump)がほぼすべての輸入品に関税を導入することを発表し、他国がアメリカの新たな関税に対して反発して報復的な経済措置を取ることで、株式市場が不安定になり、2025年4月3日と4日の間にS&P 500から5兆ドル(約760兆円)以上、すなわちエヌビディア(Nvidia)の時価総額の2倍以上が消失した。 バフェットの好む株のいくつかも大きく下落し、アップル(Apple)、アメリカン・エクスプレス(American Express)、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)、オクシデンタル・ペトロリアム(Occidental Petroleum)の株価は、2日間でいずれも15%以上下落した。 バフェットはバリュー投資家であり、企業の実際の価値よりも割安で企業を購入することを重視している。また、バフェットは危機を利用することでも知られており、例えば2008年から2009年にかけて、5件の取引で260億ドル(約3兆8141億円)を投入したことがある。 バフェットは2017年の株主への手紙の中で、株価が急落する時期には「並外れた投資のチャンス」が生まれると述べている。そのチャンスをつかむためには、作家ラドヤード・キップリング(Rudyard Kipling)の言葉「周りが冷静さを失っているときに、あなた自身は冷静さを保て」という教えを守ることが重要だと強調している。 しかし近年では急激に高騰した株価によって、バフェットは株式の購入や企業の買収、さらには自社株買いにさえも手が出せない状況になっている。 94歳のバフェットは、過去2年間で純額1580億ドル(約23兆円)の株式を売却した。また、バークシャー・ハサウェイの現金残高は、2022年9月時点には1100億ドル(16兆円)未満だったのが2024年末には3210億ドル(約47兆円)にほぼ3倍に膨れ上がった。これはコカ・コーラ(Coca-Cola)の時価総額を上回る金額だ。 満杯の軍資金を手にしたバフェットは、市場の暴落に乗じて安く株を買い込む準備が整っているように見える。ネットでもその見方が広まっており、ソーシャルメディアには市場が混乱している中で、バフェットが安泰な位置にいるというコメントやミームが溢れている。バフェットがいつ買い出動するのかまだ分かりません。

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