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元スイス諜報部大佐による「ウクライナ戦争の真相」

2022-04-05 23:12:04 | 政治
元スイス諜報機関の大佐であり、NATOがウクライナで行ってきた軍事訓練に高官として携わっていた人物がレポートを発表しています
その人物の名前はジャック・ポー、そのレポートから色々今回の事情が読み取れてきますので、一部ご紹介したいと思います
元々原文はフランス語です。私は英語に翻訳されたものを読んでいます。
一度自動翻訳ででも内容を確認してみてください

このレポートによると、西側の機関である欧州安全保障協力機構(OSCE)のデイリーレポートにはこのようなことが書かれているようです
まずこれがロシア側の関係機関のレポートではないことに注目してご覧ください
ロシアがウクライナへ侵攻する前の2月16日、ウクライナ側からドンバス側の民間人への、砲兵隊の攻撃が激しさを増しています
1月18日には、ドネツク地方のゴルロフカという町で化学攻撃を起こそうとしている兵士の工作活動が報告されています
工作活動をしていた兵士は、ポーランド語を話す西側の武器を携行した兵士だったそうです

そして、ドンバス地方で戦闘行為が激しくなった2月17日、バイデン大統領が「数日中にロシアがウクライナを攻撃する」と発言しました
この一連の流れから見て、どうやらバイデン大統領は、ドネツクで民間人への攻撃が激しくなった頃合いを見計らって
「ロシアがウクライナに侵攻する」と発言したように見えます。。。。
つまり、バイデンはドンバス地方でウクライナ側からドンバスの民間人への攻撃が激化していることを知っていた可能性があります

今、メディアでは「マリウポリで激しい戦闘が起きて町が破壊されています」、のような報道が散見されていますが
ロシア侵攻以前から大規模な砲撃があったとすれば、それは本当にロシアがやったことなのでしょうか?と、正直疑問に思います

また、欧州安全保障協力機構OSCEのレポートによると、戦闘行為は明らかに2月16日から始まり、その後も継続しています
その状況を見て、プーチンはロシア議会の「ドネツクとルガンスクを独立国として承認せよ」との要請文書に署名し、両国を独立国と認め
同時に両国からの要請に従い、両国との友好援助条約に署名しています
その後、国連憲章第51条、「防衛同盟を結んだ友好国からの要請による軍事行動」を宣言し、2月24日、ウクライナへ侵攻を開始しました
つまり、プーチンはきちんと手続きを踏んで行動を起こしているわけです

また、2月24日、プーチンは演説の中で作戦の目的を説明しています
作戦の目的は、「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」である
つまり、ウクライナを占領するとは一言も言っていないわけで、要するに友好国を守る防衛戦争であると言っているわけです

その他、ロシアの国連対応のための機関「ロシア国連恒久使節団」は、よくロシアの「無差別攻撃」の象徴とされる
マリウポリ市の産婦人科攻撃について、3月7日の状況の要約で
「ウクライナ軍がマリウポリ市の第1病院からスタッフを追放し、施設内に砲撃所を設置したと住民が報告している」
と報告しています。。。つまり、病院を砲撃所として使ったのはウクライナ軍側であり、それが原因で砲撃を受けたとしているわけです
かたくなにロシアの非道を信じて疑わない人もいるわけですが、ロシア側の言い分とはいえ、ここは柔軟に考えてほしいものだな、と思います

最後に、レポートの結論として、ジャック・ポー氏はこのように述べています

私たちが今日、目撃している劇的な進展は、私たちが知っていながら見ることを拒否したことに起因しています
・戦略的レベルにおいて、NATOの拡張(私たちはここで触れていません)
・政治的レベルにおいて、ミンスク合意の履行を西側が拒否したこと
・そして運営上においては、何年にもわたり継続し、繰り返されたドンバスの民間人への攻撃、そして劇的に増えた2022年2月の攻撃
私たちはロシアの攻撃を自然に憎み、非難することはできます、しかし、私たち(つまり、アメリカ、フランス、欧州連合が主導権を握っている)は、紛争が勃発する条件を作り出したのです。

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及川幸久さんの新刊とウクライナ問題の本質

2022-04-05 03:20:55 | 政治
相変わらず及川幸久さんの情報収集能力の高さに敬服してしまいます
紹介するまでもないかもしれませんが、新しい及川さんの動画をどうぞ

2022.4.4【ウクライナ】ウクライナ に侵入したスペイン人ジャーナリストの勇気ある現地報道【及川幸久−BREAKING−】

前回、ウクライナの新興財閥(オリガルヒ)のリナト・アフメトフ氏とアゾフスタル製鉄所についてご紹介しましたが
これを紹介したのは意味があります。。。前回やめておいたのは、長くなりそうだったので。。。

及川さんの新刊本は、とてもいつもの及川さんらしくない発言で満ち溢れています
なんというか、普通の人から見れば「ぶっ飛んだ人」としか思えないような内容で。。。つまり
「世界の裏の姿はこうなんだ」と単なる陰謀を語っているような、そんな感じにみられる可能性があり
いつも証拠を上げて説明して下さる及川さんにすれば、そうとう突っ込んだな。。。という印象です
具体事例は上げているものの、いちいち証拠を説明していませんので、回りくどくなくストレートで、情報量としては盛りだくさんです

その中で及川さんが「アメリカの短期戦略は成功することもあるが、長期戦略は常に失敗する」と述べているんですね
確かにその通りなんですが、その理由を私なりに深く考えてみたとき、やっと合点がいく答えが見つかったわけですよ
人は自分で深く考えて結論を出さないと、本に答えが書かれている事でも、答えを見過ごしてしまうことがあるんです
私が気が付いた「アメリカの長期戦略が常に失敗する理由」とは、こういうことでした
「アメリカ政府の奥にいる人たち、政府に強く影響を与え動かしている人たちは、”アメリカの国益なんかまったく考えちゃいない”」
ということでした。。。いまさらながら、ここに”完全に”合点がいったわけです、「なるほど」とね
いままでは半信半疑だったんです

今回のウクライナ問題もね、黒幕と言うか、ロシアを戦争に引き込んだのはアメリカであることは間違いありませんが
そのロシアを引き込んだ理由は「アメリカの国益」ではなくて「彼らの利権」であり「彼らの利益」なんですよ
そう考えた時に、なんでアメリカがこんなつじつまの合わないことをやっているのか、それが理解できました

今回のウクライナ問題も、彼らディープステートにとっては、ロシアが勝とうが、ウクライナが勝とうが、結局どっちでも良かったわけです
彼らは短期的に莫大な利益の出ることしか考えていない、ということです

プラン1 ロシアが負けた場合
もし、ロシアが西側のメディアプロパガンダで完全に孤立し、経済制裁に膝を屈してしまえば
プーチンを引きずり降ろしたあとNATO傀儡のロシア大統領を据え
国営化していたガス会社などを民営化して、西側のオリガルヒが入り込んで利権を奪い取ってしまう腹でしょう
民主化と称して、経済を自由化してしまえば、あとはやり放題になります。。。これが彼らの得る莫大な利権・利益

プラン2 ウクライナが負けた場合
これは彼らにとって2番目の案でしょう、多分、ロシアは経済制裁に屈すると思っていたはずですが、逆の場合もしっかり保険をかけています
いまディープステートが取り組んでいるのは、このプラン2だと思われます
彼らは西側の主要メディアを完全に掌握しています、なので、プロパガンダ映像を作り放題であり
「ロシアが非道を繰り返している」、「ウクライナが反撃して押し返している」、「ロシアの分が悪い」、「ロシアが経済制裁で負ける」
こうしたことをメディアと広告代理店とを使って繰り返し報道させ、世界中に信じ込ませようとしています
今、アメリカの大手銀行JPモルガンやゴールドマンサックスなどが、ロシアの石油大手ガスプロムなどの株をひそかに買い集めているようです
その理由は明白で、ロシアが負けていると市場に信じ込ませ、株を手放させ、株価が暴落したところで買い
ロシアが勝ったことが世間に知れ渡って株が高騰したら売る。。。つまり、メディアを使って株価操作しているわけです
もう一つ、世界にロシアが負けると思いこませる理由があります
それは、ウクライナに延々と支援を呼びかけることで、ウクライナに武器を支援することができ、アメリカの兵器産業が潤うからです
だから、アメリカは戦争を早期に終わらせたくない。。。できるだけ長引かせたいと考えているんじゃないでしょうか?

及川さんの新刊本を読むと、ユダヤ人が情報を操って資産を形成してきた歴史が紹介されています
ナポレオンとの戦争で「連合軍(イギリス)が負けた」という嘘情報(プロパガンダ)を流し
イギリス国債を暴落させた陰でひそかに二束三文の国債を買い漁り、ナポレオンが負けたことが判明してイギリス国債が高騰したところでそれを売る
つまり、昔も今も、彼ら国際金融資本と言われるディープステートのやり口はまったく同じ
情報を操り、プロパガンダを駆使して利権と利益を生み出すことしか考えていない、ということです
もし、本当にイギリス側が負けていたとしたら
彼らは国債の償還を求め、イギリス政府から復興に関係するインフラ整備などの権利や徴税権などの利権を勝ち取ったでしょう
どちらにしても、国相手に金を貸せば、取りはぐれはない訳です

しかし今回はプーチンが相手です。。。普通にやれば利権を取ることはできません、プーチンは非常に頭が切れますから
ディープステートの手口などお見通しなわけです
アメリカが長期戦略で成功しない、というのは、要するに短期的利益しか考えず、どちらが勝とうが知ったこっちゃない
という本音があるわけで、いまアメリカがこだわっているのはアメリカの勝ちではなく「民主党・ディープステートの勝ち」なのです

今回、アメリカの思惑は外れたと思いますが、その大きな理由は
彼らには守るべきものがない。。。アメリカと国民を守るという意思がなく、単に利権を守りたかっただけ
本気で戦う意思がない。。。要するに、自分たちは安全な立場にいて、お金だけ儲けたかった、利権を得たかった
という理由でしょう

今回、ウクライナはおそらく2分割され、ドネツク・ルガンスク、クリミアはロシア側に割譲されるでしょう
ディープステートは東部ウクライナの重要なオリガルヒの利権を失うことになります
そして、ドルの信用失墜というおまけもつきます
こういう見方が、ウクライナ問題の本質なのだろうと思います
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ウクライナ側がドネツク・ルガンスクの分離独立に反対する理由はこれでしょ?

2022-04-05 01:25:10 | 政治
ロシアとウクライナ停戦協定が難航しています
その理由は、まあ、ウクライナ東部がウクライナで最も豊かな工業地帯だからであるわけですが
その中でも最大の理由は、ウクライナを代表するオリガルヒ(新興財閥)がいるからだろう、と推測されるわけです

リナト・アフメトフ、この人はウクライナを代表するオリガノフであり、ウクライナ最大手の鉄鋼会社、アゾフスタル製鉄所の経営者です
なんだかネオナチのアゾフ連隊に似た名前だな、と思う方もいらっしゃるでしょう
アゾフとは、クリミア半島とロシア領タマン半島に囲まれた小さな内海、アゾフ海から取られた名前なのですが
それだけではなく、まさしくこのリナト・アフメトフはアゾフ連隊の後援をやっていると言われています
アフメトフは総資産75億ドル(約9000億円)、世界で327番目に裕福な人としてランクインしています

いま何かと話題になっているマリウポリは、このアゾフ海にある重要な港湾都市であり、地理的にも重要な貿易拠点となっていて
ここを押さえるか否かは、ロシアにとってもウクライナにとっても最も重要であるわけです
マリウポリは独立を宣言したドンバス地方の一都市ですが、ここに最大の鉄鋼・冶金工場が作られたのは
ドンバスがウクライナでも有数の石炭の産地であることが関係しています
つまり、ウクライナの産業を支える工業製品に必要な資源は、ほぼ、ウクライナ東部と南部で占められているわけです

ロシアの側から戦略的に見れば、ここを押さえれば、残りのウクライナはほぼ農業主体国となり、経済力は大きく落ちるわけです
もし、このウクライナ東部と南部がロシア側に編入されれば、これはロシアにとって二つの意味で大きな利点があります
ウクライナが農業国となり、経済力が落ちてロシアの脅威とならないようにできること
そしてロシア経済を強くすることができること

ロシアにとって最も怖いのは、クリミア半島がウクライナの手に渡り、クリミアにある重要な戦略的軍港を失ってしまうことでした
つまり、戦略的にみれば、クリミア近辺はロシアにとっての生命線であり、命運のかかった地域であったわけです
こんなところにNATOの基地が置かれるなど、ロシアにとっては悪夢以外の何物でもなく、許せる問題でもないでしょう

ロシア軍は今回、このマリウポリを中心に、東部と南部ウクライナの制圧を試みていたと思われますが
最後までマリウポリで抵抗していたアゾフ連隊は、最後には離散して上記アゾフスタルの中に逃げ込んだという情報があります
もうマリウポリは、ほぼ制圧されているようですが、ここを落とされたのはウクライナにとっては痛手に違いありません


最後に、話は変わりますが、私はつい最近、及川幸久さんの新刊「いま世の中で起きている本当のこと」というのを読んでいるのですが
この中に面白い話が一つ出ていました
次回、そのことと、ウクライナ問題の本質について、少し掘り下げて考えてみたいと思います
この本質を語らないと、ウクライナで起きている「本当のこと」は分からないと思います

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