平成24年 10月 10日 水曜日
「コーチのジレンマと保護者の想い…2012」
昨年の1月ころのことです…うちのミニバスクラブが、2年間かけて、
「学年横割りチーム編成」から「学年縦割りチーム編成」に体制が変わることで議論を重ねてきました。
このことにともない、当会の会長、副会長、それと私など創設以降、当会にかかわってきた会長、副会長経験者などの…5人で臨時の会議を重ねてきました。
それは主に『当会のあり方』に関することについて、話し合ったものです。
これらの方達は、それぞれ、ある学年の男子、もしくは女子のコーチをしている人達です。
やはり、メールでやりとりするよりも、顔を合わせて話し合う方が、お互いの真意が正しく伝わりました。
やはり共有している想いは、子供達の試合への出場のさせ方についてです。
試合に対して『勝ち』をねらいとした…チーム編成はしないということ。
ただし、『勝つことにこだわる』…チームの全力を出せる、チーム編成をすること。
このチーム編成では…子供達の試合の出場回数は均等ではなく、バラツキがでること。
そのときに、試合に出る回数が少ない子供達が、バスケに対する「やる気」をなくさないように、コーチはしっかりとフォローして、
『仲間意識』を教えていくことなど、について確認しました…が、
実際には、各コーチのやり方は完全に一致することはないと思っています。
その人の人間性により、それぞれに幅が出ると思います。
いずれにしても、会として保護者に対して、以上の考え方を説明することにしました…が、
今の保護者にはほとんどいませんが、数年前の保護者の数人の方には、子供達の試合の出し方について想いが強烈でした。
それは、ごく一部の方ではありますが、
『どうしてうちの子供は、あの子と比べて試合にあまり出してもらえないんですか?
ミニバスは楽しく、子供達が平等になるように試合に出すべきではないんですか!?』とコーチに話してくるそうです。
この傾向は、女子の保護者が多いようです。
たしかに、私は次女がミニバスをしていたときに、コーチをしていて、そういう話しはありました。
保護者の想いは同じだと思います。
我が子が活躍している姿を見たいのは自然のものです。
コーチは、それを承知して…保護者と子供達の想いに目配り、気配りをすることが大事だと思います。
私の場合は、機会あるごとに子供達に話しかけながら…
それを聞いている保護者も意識して話しています。
また直接、保護者に話すこともあります。
子供達を試合に出す考え方や、自分の、バスケを通して子供達の心を育てる考え方を説明し、理解してもらえるようにしているということです。
いわゆる、それはコーチの保護者に対する説明責任だと思っているからです。
ミニバスのチームは、コーチの想いを実現するためのものではなく、子供達がバスケというスポーツを好きになり、
好きになるためには、自分が上手くなっていくこと、
そのために、自分に負けないように、自分を越えていくこと、
自分だけが上手くなっても、チーム全体が上手くならないと…試合の楽しさを味わえないこと。
そのために、チームとして自分は何をするべきなのかを考えること。
自分のために、仲間のために、バスケというスポーツを行うことの大切さを教えていくこと。
そんなことを保護者に説明をして、それでも、保護者の理解を得られないときは…
私ならば、その保護者に、「私は、私の考え方が子供達の心を育むあり方であると考えています。
子供さんは、どのように言っていますか?
あまり出られないからといって、バスケを辞めたいと言っていますか?
子供自身がバスケをやりたい気持ちがあるなら続けさせてあげてください。」と言うと思います。
保護者の想いも理解できるのです。
できれば、中学以上の試合のように、頻繁に子供達を交代させて試合に出られるルールならば、
1分でもいいから試合に出してあげられるのですが。
ミニバスでは、そういうルールになっていません。
交代できるのは、4Qのみです。
保護者の中には、そのようなルールを知らない方もいますので、
そういうミニバス特有のルールを説明することも必要だと思います。
とにかく、コーチもジレンマを抱えながら、保護者の想いもわかっているのです。
なぜなら、コーチ自身もかつては、ミニバスをしている我が子の保護者だったからです。
「コーチのジレンマと保護者の想い…2012」
昨年の1月ころのことです…うちのミニバスクラブが、2年間かけて、
「学年横割りチーム編成」から「学年縦割りチーム編成」に体制が変わることで議論を重ねてきました。
このことにともない、当会の会長、副会長、それと私など創設以降、当会にかかわってきた会長、副会長経験者などの…5人で臨時の会議を重ねてきました。
それは主に『当会のあり方』に関することについて、話し合ったものです。
これらの方達は、それぞれ、ある学年の男子、もしくは女子のコーチをしている人達です。
やはり、メールでやりとりするよりも、顔を合わせて話し合う方が、お互いの真意が正しく伝わりました。
やはり共有している想いは、子供達の試合への出場のさせ方についてです。
試合に対して『勝ち』をねらいとした…チーム編成はしないということ。
ただし、『勝つことにこだわる』…チームの全力を出せる、チーム編成をすること。
このチーム編成では…子供達の試合の出場回数は均等ではなく、バラツキがでること。
そのときに、試合に出る回数が少ない子供達が、バスケに対する「やる気」をなくさないように、コーチはしっかりとフォローして、
『仲間意識』を教えていくことなど、について確認しました…が、
実際には、各コーチのやり方は完全に一致することはないと思っています。
その人の人間性により、それぞれに幅が出ると思います。
いずれにしても、会として保護者に対して、以上の考え方を説明することにしました…が、
今の保護者にはほとんどいませんが、数年前の保護者の数人の方には、子供達の試合の出し方について想いが強烈でした。
それは、ごく一部の方ではありますが、
『どうしてうちの子供は、あの子と比べて試合にあまり出してもらえないんですか?
ミニバスは楽しく、子供達が平等になるように試合に出すべきではないんですか!?』とコーチに話してくるそうです。
この傾向は、女子の保護者が多いようです。
たしかに、私は次女がミニバスをしていたときに、コーチをしていて、そういう話しはありました。
保護者の想いは同じだと思います。
我が子が活躍している姿を見たいのは自然のものです。
コーチは、それを承知して…保護者と子供達の想いに目配り、気配りをすることが大事だと思います。
私の場合は、機会あるごとに子供達に話しかけながら…
それを聞いている保護者も意識して話しています。
また直接、保護者に話すこともあります。
子供達を試合に出す考え方や、自分の、バスケを通して子供達の心を育てる考え方を説明し、理解してもらえるようにしているということです。
いわゆる、それはコーチの保護者に対する説明責任だと思っているからです。
ミニバスのチームは、コーチの想いを実現するためのものではなく、子供達がバスケというスポーツを好きになり、
好きになるためには、自分が上手くなっていくこと、
そのために、自分に負けないように、自分を越えていくこと、
自分だけが上手くなっても、チーム全体が上手くならないと…試合の楽しさを味わえないこと。
そのために、チームとして自分は何をするべきなのかを考えること。
自分のために、仲間のために、バスケというスポーツを行うことの大切さを教えていくこと。
そんなことを保護者に説明をして、それでも、保護者の理解を得られないときは…
私ならば、その保護者に、「私は、私の考え方が子供達の心を育むあり方であると考えています。
子供さんは、どのように言っていますか?
あまり出られないからといって、バスケを辞めたいと言っていますか?
子供自身がバスケをやりたい気持ちがあるなら続けさせてあげてください。」と言うと思います。
保護者の想いも理解できるのです。
できれば、中学以上の試合のように、頻繁に子供達を交代させて試合に出られるルールならば、
1分でもいいから試合に出してあげられるのですが。
ミニバスでは、そういうルールになっていません。
交代できるのは、4Qのみです。
保護者の中には、そのようなルールを知らない方もいますので、
そういうミニバス特有のルールを説明することも必要だと思います。
とにかく、コーチもジレンマを抱えながら、保護者の想いもわかっているのです。
なぜなら、コーチ自身もかつては、ミニバスをしている我が子の保護者だったからです。