バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

チーム一丸!…自分達の代って何?

2012-02-13 00:21:47 | やっぱりミニバス!
平成24年2月13日 月曜日
 
「チーム一丸!…自分達の代って何?」


うちのミニバスクラブは、昨年から5年生以下は学年縦割りの態勢で臨んでいます。

それまでは、学年横割りでしたので、先輩や後輩はいなくて、自分達の学年のメンバーだけで、練習や試合をしてきました。

ですから、自分達の代で頑張るという考え方が通用しました。

しかし、学年縦割りというのは、他のミニバスチームがそうであるように、先輩と後輩がいるチームです。

縦に繋げていくチームです。

チームの伝統を創っていくという意味では、縦割りはとても意義深いものだと思います。


ミニバス、中学や高校、大学のバスケチームは、正に学年縦割りのチームです。

ただし、最上級生を中心にチームは作られるのでしょう。

そして、自分達が最上級生になった時に、


その学生達が、必ず思っているのは…

「自分達の代で頑張ろう!」ということです。

さて考えて欲しいのは、チームって何?ということ。

君達は、そのチームでプレーをしている。

他の人達から見れば「自分達の代」なんてわからない。

他の人達は、そのチームを応援している。

君達が所属しているチームを応援している。

「自分達の代」という考え方は、確かに間違いではないだろう。

しかし、「チームとして、チームのためにやろう!」という意識に欠けていると思う。

これを「所属意識」又は、「アイデンティティ」と言います。


家族が元気で健康であることを願い、

自分の通う学校が頑張っていれば嬉しくなり、

オリンピックで日本選手が活躍すれば、我が身のことのように全身で喜ぶ…

そこには、『自分達の代』ではなく…そのチーム全体を思っているのです。

チームとは何か?

先輩達と自分達と後輩達が一丸となって、チームの目標を共有することがチーム一丸のあり方です。

指導するコーチは、そのように考えるべきだと思います。

チームを縦に繋げていくことは、コーチの大事な務めだと思います。

さて、「自分達の代」で頑張った君達が、素晴らしい戦績を残し、引退したとします。

そして後輩達が、それを引き継ぎます…

しかし、後輩達は先輩達のような結果を出せなかったとします。

それを君達は何も感じないのだろうか?

後輩達の能力が、君達より劣っていたから…

その結果だからしょうがないと思うのだろうか?

「チーム一丸!」とは、先輩が後輩を導き、後輩の模範となり、

後輩はそういう先輩を敬い、自分達もそのような先輩になろう!と思う。

それが次代の者へと受け継がれていき、「伝統」という連綿と継がる「チーム」となる。

それが「チーム一丸!」の本当の在り方ではないだろうか。