バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

練習は試合のごとく、試合は練習のごとく

2012-02-02 05:28:27 | やっぱりミニバス!
平成24年2月2日 木曜日
 
「練習は試合のごとく、 試合は練習のごとく」


ミニバスの練習も、子供達が小5になってくると練習メニューは決まってきます。

あとは、コーチが考える課題克服と、さらなる能力向上のために、

達成するレベルを高くするとともに、

ゲームのシチュエーションを入れて、よりゲームライクな練習にしていきます。

しかし、子供達にとっては昨日やった練習と同じ繰り返しです。

そこに、「馴れ」の気持ちが生まれ、今までと同じ程度の力でやろうとします。

「ああ、あの練習ね。」という気持ちで、こなしていきます。

ただ昨日やった同じ練習を同じようにやればいいという気持ちで練習に臨むのです。

コーチは、ある意味、楽になってきます。

「次は、○○練習!」と言えば、子供達は勝手に準備し始める態勢をとりますから。

しかし、これでは「練習のための練習」にしかなりません。

能力向上はできないのは必然です。

そこでコーチは、子供達に説明し、要求する責任を果たさなければならないのです。

「昨日やった練習と同じ内容だけど、昨日の自分と同じであってはならない」と

「練習は、つねに向上するために取り組むことが大事だよ」と

だから練習は、試合でプレーするつもりで、試合を意識してやること、

そして、コーチは子供達に求めるレベルを上げて具体的に示すのです。

子供達には…他の者と比べるのではなく

昨日の自分と比べて、その自分より成長することが、

自分のためであり、仲間のためであることを理解させるのです。

そして練習に臨む気持ちを、こう話すのです。

『練習は試合のごとく、試合は練習のごとく』

練習でやったことが、試合で出し切れること

それが、勝ち負けよりも大切なことなんだと

子供達の心にしっかり根付かせるのです。

勝敗はその結果です。

勝敗はミニバスにとってはバスケの楽しさを知るためのものであって、目的ではないのです。

…と、私は思っています。

そして、そのように子供達を指導しています。

『勝ちを狙うな! 負けることを怖れるな!

常にボールを追え!
常にゴールを狙え!
常に走れ!

試合終了のブザーがなるまで、ゴールを狙い続け、そしてゴールを守りきれ!

ぜったいにあきらめるな!

勝敗は結果だから…結果を意識してプレーをするな!

取ったら、取られない…

取られたら、取り返せ!

それが、あきらめないバスケだ。』