バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

競った試合で負けること

2012-02-17 05:26:19 | やっぱりミニバス!
平成24年2月17日 金曜日
 
「競った試合で負けること」


バスケにおいて最後まで1ゴールを競っている試合で、

その勝利を逃すのはなぜなのか?…を考えてみました。

シーソーゲームで展開している場合や、

諦めずにプレーをして、相手チームに追い付きながらも、勝利を手にすることが出来なかった場合です。

それは、焦りの気持ちから来るミスやロスのあるプレーにあると思います。

なぜ焦るのでしょうか?

それはひとつひとつのプレーを大切にやりきることを忘れて、勝敗を意識して、次を急ぐからだと思います。

その焦りからミスが生まれ、またファウルとなります。

さらにプレーが雑になります。

例えば、ファウルとなり、それで相手にフリースローを与えたり、

例えば、それでミスをしてターンオーバーしたり、

例えば、ドリブルから、しっかりボールをピックアップせずに、連続した動作から、そのまま片手でボールを飛ばしてアウトオブバウンズにしたり、

例えば、次のプレーを焦ってトラヴェリングや、ドリブルからスティールされたりすることで、

自分達のプレースタイルを発揮出来ずに、自滅することだと思います。


最後までミスすることなく、またファウルすることなく…

この焦りから生まれるプレーをしないためには、

練習通りにやり通せる冷静なクールヘッドであること、

しかし、プレー自体は最後まで攻める気持ちを持ったホットハートであることだと思います。


しっかりと冷静な状況判断ができる視野と、

攻めるゴールを視点に置いたワイドビジョンがとれていること。

そして守勢的なディフェンスではなく、攻勢的ディフェンスを、冷静にかつ熱くやりきること。

これらのことが5人のプレーヤーが共有していること。

そのためにコーチは適切にタイムをとり、

選手達を落ち着かせるように語りかけること。

タイムがとれないときはベンチから、しっかりと大きな声で、

「焦らない。練習通りだよ。」と指示することでしょうか。

それでも最後は、結局は、勝利の女神がどちらに微笑んでくださるか…でしょうか?

その差はボールに執着して、ゴールに向かう気持ちの差なのかもしれません。

その気持ちの差が、ブザービーターのような信じられないシュートを生むのかもしれません。

…奇跡のような、あり得ない逆転の、ロングシュートがリングに吸い込まれることです。