バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

いかに生くべきか…言葉は命

2012-02-23 16:51:51 | やっぱりミニバス!
平成24年2月22日 水曜日
 
「いかに生くべきか…言葉は命」


いかに生くべきか…とは、哲学者の故・森信三が提唱した実践哲学です。

その中の言葉のひとつに、

『人間は、進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない。

現状維持というのは、じつは退歩している証拠である。』


森信三は、言葉について次のように言っています。

『言葉について真っ先に説いたのは教典でキリスト。

ヨハネ伝にある。

初めに言葉ありき、言葉は神なり、と言っている。

言葉がなければ、神の内容は分からんからね。

神の説明は言葉によるしかない。

そしたら言葉は神。』

『そうそう、命という言葉のほうが分かりやすいね。神よりも。

言葉は、端的に命だね。』

だからこそ言葉の慎みについても述べられています。

次の四カ条は、森信三が引用した、有名な真言宗の僧侶・慈雲の戒めです。

・不妄語…でたらめを言うな

・不悪語…人の悪口を言うな

・不両舌…人を仲たがいにするようなことを言うな

・不綺語…お上手ごとを言うな


言葉は、一度口をついて出たら飲み込むことは出来ません。

相手に届かないか、
相手を包み込むか、
相手に突き刺さるか、の何れかでしょう。

自分では他愛のない言葉を発したと思っても…

相手には一生、心に残る言葉であることもあるのです。

相手の心に刻まれるものだから、言葉は命だと思います。

特に、多感な子供達を相手にするならば、

言葉の重さを肝に銘じて発することが大事だと思います。

一生懸命な汗とひた向きな汗…汗は人を裏切らない!

2012-02-23 16:51:07 | やっぱりミニバス!
平成24年2月23日 木曜日
 
「一生懸命な汗とひた向きな汗…汗は人を裏切らない!」


自分はこの世にひとりしかいない…

だけど誰かに支えられて生きている。

そして誰かを支えて生きている。

そして何かを求めて生きている。

その何かがわからないときは…

焦らず、迷わず、戸惑うことなく明鏡止水の心をもって自分を見つめ、

自分のことを見失わないこと、自分はひとりではないことを心に刻むことが大切でしょう。

そこからまた、前向きに歩き始めることができたら…

何かを求めて、汗を流しながら行けばいいのでしょう。

それは、頑張る汗でなくてもいいと思います。

真摯に、そしてひた向きに、歩き続けることでも汗をかくのです。

一生懸命な汗と…
ひた向きな汗と…

その汗は、自分を裏切ることはないと信じて行くことだと思います。

『汗は人を裏切らない!』

この言葉は、元全日本男子バレーボールのゴッツこと石島選手の言葉です。

石島選手は、ゴルフの石川遼選手の中学の先輩です。

石川遼選手が中学時代に、石島選手が中学に講話しにきたときに、

この言葉を聞き、熱いメッセージとして受け取り、感動し…

自分も汗をかき、目標に向かってがんばろうと思ったそうです。

経験に基づき、語るべき人が発する言葉は、

人を動かすエネルギーになるのでしょう。

念ずれば花ひらく

2012-02-23 16:50:17 | やっぱりミニバス!
平成24年2月23日 木曜日
 
「念ずれば花ひらく」


これは、詩人の故・坂村真民(サカムラ シンミン)のお話しです。

この方の言葉として広く知られているのが…

『念ずれば花ひらく』の言葉です。

それは、この方の母上が、女手ひとつで五人の子供を育てるのに、苦しいときに、いつも口にしていた言葉です。

坂村真民 氏は言っています。

『これは、母の念仏といっていい。

自己激励の言葉であり、五人の子達を育て上げようとする悲願の念誦(ネンジュ)だった』だと…


言葉は相手に向かって発するだけではなく、

自分自身に向かっても発するものだと学びました。

さらに坂村真民 氏は、この言葉を…

『母が愚痴の代わりに口ずさんでいた、八音十字の真言』と言って…詩に書かれています。


『念ずれば

花ひらく

苦しいとき

母がいつも口にしていた

このことばを

わたしもいつのころからか

となえるようになった

そうしてそのたび

わたしの花がふしぎと

ひとつひとつ

ひらいていった』


…念ずれば花ひらく、

言葉にすることで、人は生きる力を得ることができるのだと思います。

焦らず、もがかず、ただひたすらに自分の心に向かって言葉を発することで生かされている自分に気付き、

生きていくことができる…そう思います。