バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

節分と指導理念

2012-02-03 03:57:54 | やっぱりミニバス!
平成24年2月3日 金曜日
 
「節分と指導理念」


ところで今日は節分です。

節分とは、季節を分けると書きますから、

この日から季節が分かれるのでしょう。

冬と春の分かれ目…

それでも、例年2月はまだまだ寒さの底です。

でもその日から季節は春に向かっていくのでしょう。

今年は、1月の寒波が厳しかったぶん、

春に向かって季節が変わるというのは、なんとも言えぬ高揚した気分です。


節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを言いますが…

江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を節分と呼ぶそうです。

冬と春を分ける日です。

明日が立春…明日から季節は春です。

まだまだ寒さは続きますが、暦は春です。

命が芽吹く春です。

別れと出会いの春です。

待ち遠しい春に向かって暦は、また刻まれていきます。

そして新しい代へと移り変わります。

明後日から、ミニバス新人戦が始まります。

新しい代の子供達の試合が立春とともに始まります。


さて、その子供達を指導するのに必要なものが指導理念です。

指導理念とは、

教師しかり、
師匠しかり、
監督しかり、
コーチしかり

何かを、誰かに指導する者が持つべき、基本となる考え方です。

指導者として、
「我は何者で、何を達成すべきか、そのために何を行うべきか」

…その疑問の答えを得るため、

その自問自答を繰り返し、経験し、他に学び、

やがて、幾年か経てから、指導者たる自分が持つべき基本となる考え方だと思います。

そして、その考え方に基づいて、指導という行動規範を明確にし、行うことです。

理念なき行動は、その場限りのものであって、

一貫した、脈絡のないものであり、

誰も、その者の教えを受け入れないでしょう。

この指導理念は、誰かに教えられて作るものではないと思います。

指導者になろうとする、それぞれの人達が、

自ら、ある指導者の、指導の経験談を聞き、その人の著書などを読み、その人の行動を見聞し、

それらによって、感化を受けた自分の心に従い、

自分の指導理念を創造していくことです。

さて、ミニバスのコーチにしても子供達を指導する者です。

当然、そこには指導理念がなくてはなりません。

コーチの指導理念は、一日で創造されるものではありません。

それを創造する要素は様々です。

指導する子供達からも感化されるものですし、

試合相手の他のコーチからも感化されたり、

反面教師として教訓を得て創られるものもあるでしょう。

ああいう指導者になりたい。

ああいう指導者にはなってはならない。

…という判断は、自分の持つ人生観なりの価値観によってなされるものだと思います。

特に、ミニバスのコーチとしての判断基準となる価値観は、

子供達のバスケに対する心を、如何に育むべきかという考え方によって創られるものだと思います。

子供達を指導する者は、子供達によって創られるのです。

私は、そう信じています。

私のミニバスの指導者としての指導理念は、

「全力で、集中して、仲間のために考えて、行動できる、そういう子供達の心と行動力を創造していくこと」です。

その手段がミニバスというスポーツなのです。

それを子供達の心に育むために、

私は、自分の心で子供達に語ることにしています。

子供達が、理解し、納得するように語ることにしています。