バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

学年縦割りチームのコーチの想い

2012-02-14 05:27:18 | やっぱりミニバス!
平成24年2月14日 火曜日
 
「学年縦割りチームのコーチの想い」


昨日の記事、『チーム一丸!…自分達の代って何?』にいただいた二つのコメントに返信させていただいたものです。

少し編集しています。

以下はいただいたコメントです。


まず、ひとつ目のコメントです。
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『自分達の代…』正にうちのチームで直面している問題です。

一部の保護者が正にこの発言をしており問題になっています。

チーム力は全員で紡いでいくものだと信じてますので、

保護者や子供達に語っていきたいと思います。

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以下が、このコメントに対して、私が返信させていただいたものです。



「うちの男子チームも同じような状況にあります。

ですからこの日記に書きました。

私自身も、今まで学年横割りチームのコーチだったので、「自分達の代」という想いもわかります。

そのために、私自身もコーチとしての考え方が振れていました。


しかし、今のコーチとしての想いは、

学年縦割りチームの意義を踏まえて、チームの今と将来を見据えてコーチをして行こうと思っています。

私はその気持ちを持って、コーチを続けようと思っていますが、

それが否定されるなら、主担当コーチを降りてもいいとも思っています。

頑張らないで、自分の信じる道を行ってください。

私も自分の信じる道を行こうと思っています。」


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次が二つ目のコメントです。



『当然のことかもしれませんが、6年は最後の年なので親子共々に力がはいりますけど

6年が11人いましたが常にゲームで出れた子供は8人だけで、

残り3人はほとんど出してもらえませんでした。

余裕がある試合でも公式戦は地区大会の試合で予選ぐらいしか出たことがありません。

全く出してもらえない公式戦でも、チームのために雑用も応援も一生懸命でした。

一つ一つの試合が、大会がミニバスの仲間と戦える最後の試合となるからです。


その3人の保護者さんも、自分の子供は出てないのによくチームのことに力を注いでいただきました。

親としても辛かったと思います。

私はその保護者さんたちの話しか聞いてあげることしか出来ませんでしたが…

この3人の変わりに5年2人、4年1人が常に10人のベストメンバーとして試合に出ていました。

全ての試合にというわけではありませんが

上手くいかなかった時にふてくされたり、泣いて何も出来ずにコートに出てたり。

他のお母さんたちは『下の学年だから仕方ない』と言っていましたけど

私からにすれば『6年を差し置いて出させてもらってるのに』という思いもありました。

厳しいかもしれませんけどコートに出ている以上、

学年なんて関係ないんです。

出ている以上、チームのために、自分のために全力でプレーしなくてはならないと思います。

それが務めです。

そのことをどの学年の子供も保護者もわかって欲しいですよね。

理解しなくてはならないと思います。

なんだか切ない気持ちを思い出しました。』


このいただいたコメントに対し次のように返信させていただいきました。



『おっしゃるとおりだと思います。

チームのことを思うことができる子供達であって欲しいのです。

昨日のミニバス新人戦で惜敗したあと、子供達を集めて聞きました。

ベンチは、5年生が10人と4年生が5人…選手として出ているのは、5年生の10人と4年生が1人です。

他の4年生はベンチと、ベンチに入れない2人です。

まず、その4年生の子供達に惜敗した試合を見た感想を聞きました。

「試合には出られなかったけれど、チームが試合に負けたことは悔しい」と話してくれました。

他のベンチと応援席にいた4年生の子供達も、同じ思いを共有していました。

彼らには、来年また新人戦に臨む機会があります。

5年生には、この新人戦が最初で最後のミニバスの試合でした。

これから5年生が臨む、今年の公式戦のすべてが、ミニバスでの最初で最後の試合です。

だから、一生懸命に頑張る最上級生を大事にしてあげたいのです。

一方で、4年生のやる気も育てなければならないと思っています。

その4年生が、試合に出られなくても、チームが負けたことに悔しさを感じてくれたことは、

チーム一丸とは何かを肌で知ってくれたものと思います。

保護者は我が子第一なのは当然でしょう。

その気持ちを持ちながら、チームの子供達に対し…、

また、そのチーム自体に愛着を持って欲しいのです。

それこそが、『チームの保護者のあり方』だと思います。