ミカエル館長の蔵出し見歩録

世界のかえる博物館館長が、見て歩き録ったここでしか見られないのもある”かえる(@..@)”たちの日記です。●~ ●~

国栖奏

2010-02-28 21:33:51 | 名所
奈良県吉野の浄見原神社の国栖奏(くずそう)が、今年も雨もなく多くの見学者で厳かに開催されました。

エンエイのかけ声で国栖奏翁が舞い、参拝者にも福がカエルよう神楽鈴をならしてくれました
ところで『エンエイ』ってなんだろといつも思ってたんですが、参拝者の方が(きっと地元の方だろう)永遠に栄えると言うかけ声だと言ってましたね。

国栖奏の参拝者の多くは、歌を読んだり史跡研究をされてる方だとおもうけど、ま、若くはない年齢の方だ多く来られていましたね
そりゃ、館長だって若くはないですし歌も詠みません。もちろん興味は『毛彌』です。

一昨年は、神事でも書いたけどこんなに大きなヤマカガエルが奉納されていました。
今年は?と言うと、舞が終わってお供え物の
  
これらが、運ばれてきてカゴに入った『毛彌』を見るとムム
おかしい、色がなんとなく違う 動かない
よく見てみると、
   

木型です。どうも今年は捕まえることが出来なかったみたいです。
でも木型は木型で見れて良かったと思っています。
ま、生きてる物を奉納する訳ですからこんなこともあるだろうと思ってました
でも参拝者の方々はがっかりしたみていで、『なんや、作り物か』『おもちゃや』と笑ったり嘆いたり。

それにしても、捕まえる事ができなかったのは、やっぱりカエルが少なくなっているのかもしれませんね。
それに、同じに奉納される赤腹(ウグイ)も上流にダムができ中々捕れないらしいと嘆いていました

エンエイと舞うこの神事。いつまでも生きたカエルが見れるような神事(環境)であることを願うばかりです。

日記@BlogRanking 参加中です。クリックしてね

blogram投票ボタン 参加中です。クリックしてね


最新の画像もっと見る

コメントを投稿