この顔にピンと来る方は多いのではないか、でも実際聴いた事がある人は少ないのではないかと思う。たしかにマニアの間ではとても評価の高いバンドなのだが、セールス的には成功しなかった不遇のバンドである。
超マルチプレイヤーShulman3兄弟を中心にイギリスで結成されたGGは1970年にアルバムデビューし約10年間の活動で10枚のスタジオアルバムを発表している。彼らの一番の特徴はその超絶なアンサンブルワークである。変拍子、転調満載の複雑な曲構成、それに合わせた複雑なコーラスワーク、30以上の楽器を操るマルチプレイ、これらを聴く限りでは一糸乱れずしかも余裕をもって演奏している。スタジオ盤を聴いてまずビックリし、ライブ盤を聴いて度肝を抜かれる。正に超絶技巧集団だ。
このように書くと何か難解でとっつき難く感じられるが、彼らの音楽は実はとても明るい。ライブを聴くと彼ら自身もとても楽しそうに演奏しているのが分る。複雑怪奇な楽曲を超絶技巧でさらっと楽しく聴かせてくれるのが彼らの最も良いところである。
彼らの作品はどれも完成度が高いが、初期の作品ほどプログレ色が強く玄人好み、アメリカで評価を得たあとの後期の作品はよりポップな仕上がりになっている。一番のお奨めはバンドが最も充実していた1975、76年のライブを収めた「Playing The Fool」である。選曲、演奏ともに最高で、ライブでさらに真価を発揮する超絶技巧ぶりも存分に楽しめ、ベスト盤、入門盤として最適だ。最近は1980年発表のラストアルバムとのカップリングCDも発売されているようだ。
この顔にピンと来たら、是非一度GGワールドを体験して欲しい。
バンドオフィシャルサイト
超マルチプレイヤーShulman3兄弟を中心にイギリスで結成されたGGは1970年にアルバムデビューし約10年間の活動で10枚のスタジオアルバムを発表している。彼らの一番の特徴はその超絶なアンサンブルワークである。変拍子、転調満載の複雑な曲構成、それに合わせた複雑なコーラスワーク、30以上の楽器を操るマルチプレイ、これらを聴く限りでは一糸乱れずしかも余裕をもって演奏している。スタジオ盤を聴いてまずビックリし、ライブ盤を聴いて度肝を抜かれる。正に超絶技巧集団だ。
このように書くと何か難解でとっつき難く感じられるが、彼らの音楽は実はとても明るい。ライブを聴くと彼ら自身もとても楽しそうに演奏しているのが分る。複雑怪奇な楽曲を超絶技巧でさらっと楽しく聴かせてくれるのが彼らの最も良いところである。
彼らの作品はどれも完成度が高いが、初期の作品ほどプログレ色が強く玄人好み、アメリカで評価を得たあとの後期の作品はよりポップな仕上がりになっている。一番のお奨めはバンドが最も充実していた1975、76年のライブを収めた「Playing The Fool」である。選曲、演奏ともに最高で、ライブでさらに真価を発揮する超絶技巧ぶりも存分に楽しめ、ベスト盤、入門盤として最適だ。最近は1980年発表のラストアルバムとのカップリングCDも発売されているようだ。
この顔にピンと来たら、是非一度GGワールドを体験して欲しい。
バンドオフィシャルサイト
う~ん、なるほどと思ってしまいました。言われてみれば確かにそんな感じですね。私ではとても説明が出来ませんでした。
彼らのもう一つの大きな魅力はyanazzoさんもご指摘のコーラスワークでしょう。一聴してすぐ彼らとわかるとても独特なコーラスですよね。特にコーラスでも複雑なリズムを刻んでいるのがすごい。この手法はアメリカ(ヨーロッパよりアメリカで売れたので)のプログレバンドでフォロワーが多いようです。
Fool」の2枚が好きです。「Free Hand」も良いですが、「Free Hand」や「On Reflection」とかの代表曲のテイクは「Playing The Fool」のライブテイクの方が良い出来なので、個人的には上の2枚で決まりですかね。
初めて聴いた曲はラジオでかかった「Free Hand」のライブテイクでしたが、最初の印象は、「なんで、こんなにファンキーでストレートなバンドがプログレなんだ!」と思いました。おかけで次に聴くまでかなり遠回りしました。さすがに10代の頃はタイコと歌だけしか耳に残ってなくて、その他のパートの複雑さに気が付かなかったんですね。
ちゃんと聴く気になったのは、やはりラジオでかかった「On Reflection」を耳にしたときですかね。クラシカルなアンサンブル→無伴奏コーラス→コーラスと楽器のユニゾン→バンドサウンドという流れをライブでやってるというのにはブッ飛びましたし、特にあのコーラスには素晴らしいです。
それで、もう一度「Free Hand」を聴けば、タイコと歌以外はわけわからないこと!こりゃスゴイと認識しました。
ただ、Gentle Giantは良くも悪くも叙情に流されないので、正直、あまり聴き込めてはいないので、あまりえらそうなことは言えないのですが、リズム面で私なりに思ったことを書き連ねてみますと・・・
Gentle Giantは単なる変拍子(なんか変な言い方・・)だけではなく、かなりポリリズムも取り入れてると思います。タイコは4拍子でシンプルに叩いているのに、上物は奇数拍子で何回し目かでアタマが合うとか・・・合わない分、無理矢理変なフレーズで辻褄を合わせるとか・・・2つのパートで同じ音型のフレーズなのにずっと1拍とか半拍ズレてたりとか・・・・
あと、リズム隊という感覚はないのかもしれません。普通バンドなら、タイコとベースの音型を合わせてタイトに攻めるのが普通ですが、Gentle Giantの場合、タイコだけがシンプルなビートを刻んで、他のパートでアンサンブルを作るって形で曲を作っているのではないかなと思います。
彼らも私と同じ感覚で体で覚えてやっているのではないでしょうか。
さすがに歌詞を全部暗記、というのはまだ出来ていないので、もしセッション出来るようになったら頑張ります(笑)。
ところで、Gentle Giantと言えば変拍子、ということになってますが、これってホントか?、という疑問があるのですよ。
私は譜面はダメなので、五線譜に表すとどうなるかはあまり分かっていないのですが、意外にGGの曲って、拍子は4/4だけど、各楽器がそれぞれシンコペーションの激しいメロディを奏でているので4/4に聞こえない、ってことはありませんか? ああ、でも4/4で楽譜に落としきれないメロディだったら4/4じゃないのかな?このあたりがよく分かってません。
Power And The Gloryの冒頭「Proclamation」とかって、ボーカルは4/4で拍子が取れるような気がするんですが・・・。次の「So Sincere」は何拍子なのかも分かりません・・・(笑)。
ドラムのジョン・ウェザースはバンドに加入した時、「とりあえず自分が叩きやすいように普通にリズムキープして、キメのところだけ曲に合わせることにした」って話です(これどこで読んだんだったかなあ・・・)。その大らかさが以前のドラマーと大きく違いますね(笑)。1stとかはしゃかりきに叩いてますよね。まあこのジョンの大らかさのおかげで、曲中大部分はステディに叩いているのに、突然リズムが追えなくなるようなヘンなドラムスになっちゃってるんですよね。このあたり、実はジョン・ボーナムに通ずるところがあるのかも、とか思ってます。
>Yesなんかはやっぱり頑張って演奏している感じがするんですが、Gentle Giantの場合は楽しんでいるというか遊んでいるというか・・・
その通りですね。最近DVDが出ましたが、見ましたか?彼らの超絶技巧ぶりが良く分る貴重な映像のようですね。私はまだ見てないのですが近々チェックします。
>このバンドの曲ならほとんどどれでも歌える程度には暗記してます
では今度セッションでやりましょう!
この、「何度聴いても飽きない」という点が凄いと思います。曲が本当に良くできているし、演奏にも文句のつけようがない。しかも演奏に見られる余裕が恐ろしいです。Yesなんかはやっぱり頑張って演奏している感じがするんですが、Gentle Giantの場合は楽しんでいるというか遊んでいるというか・・・。
あとこのバンドがいまいちブレイクしなかったのには、「全曲が代表作」と言えるようなアルバムがなかったこともあるのかも知れません。1st、2ndは習作ぽい部分が残ってます。3rdは超複雑なShcool Daysがあるかと思えば、結構単純なPeel The Paintがあったり。
私が誰かにお勧めする時は、「4,5,6,7枚目のどれでも好きなのを買ってみて。で気になったらまずこの4枚そろえてみて」と言ってます。4枚揃えると、ぐっとくる曲が何曲かはあるでしょう。
あと、「多分最初聴いた時は全然面白くないかも知れないけど、だまされたと思ってどれか1曲覚えるくらい聴いてみて」ともアドバイスします。
すっかり覚えたぞ~、という気になったところで聴くと・・・・、なぜか幾らでも新しい発見があるんですよね。
このバンドの曲ならほとんどどれでも歌える程度には暗記してますが、やっぱり今でも新しい発見があります。
「Octopus」はRoger Deanジャケもあって人気が高い1枚ですね。私もかなり好きです。
ホントもっともっと評価されて良いバンドだと思います。
彼等の変幻自在のサウンドと
静と動の複雑に絡まった曲展開、そして変拍子!!
初めて聞いた時にヤラレマシタ!
殆んどのアルバムは聞きましたが
初期のアルバムの方が私は好きです
特に「Octopus」が1番好きですねぇ~!
勿論このファーストも大好きですよ!