~ プログレバンドしりとり合戦 #255 ~
・投稿コメント (プログレッシブな日々さん)
サンフランシスコ産のサイケデリック・ロック。
アートロックにフォーク、ブルース等々を思い切りよくぶち込んだそのサウンドは、実にプログレッシブ・・だと思うのですが。ひょっとして「Y」ってきついですか?
・補足
クラシックのバックグラウンドを持つヴァイオリニストDavid LaFlammeを中心に結成されたサンフランシスコのサイケデリック・ロックバンド。男女ツイン・ヴォーカルとクラシカルなアプローチのヴァイオリンをフューチャーしたフォーク調サイケデリック・ロック。さらに曲、作品によってはカントリー、ブルースからジャズのアプローチも見られる。アンサンブルは常にヴァイオリンがリードし、落ち着いたオルガンのバッキングとリズムセクションが堅実にバックアップしている。
画像は1969年発表の1作目「It's A Beautiful Day」。David LaFlammeのクラシカルなアプローチが最も出ている作品で、プログレ・マニアにもアピールする内容である。デビュー作ながらバンド及び作品のまとまりは素晴らしく、60年代の息吹が今聴いても新鮮に感じられる彼等の最高作である。4曲目「Bombay Calling」はDeep Purpleの「Child In Time」にパクられたと言われている曲。内容と共にカバーアートも有名なアメリカン・サイケデリックロックの名盤と言える。
後にDavid LaFlammeはバンド内のゴタゴタで脱退を強いられ、その後釜のヴァイオリニストは後にPFMに参加するGregory Blochである。
「It's A Beautiful Day」(1969)、「Marrying Maiden」(1970)、「Choice Quality Stuff / Anytime」(1972)、
「At Carnegie Hall」(1972)、「It's a Beautiful Day...Today」(1973)、「A Thousand And One Nights」(1974)
・Personnel on 「It's A Beautiful Day」
David LaFlamme : violin, vocal
Linda LaFlamme : organ, piano, electric piano, celeste, harpsichord
Hal Wagenet : guitar
Mitchell Holman : bass
Val Fuentes : drums
Pattie Santos : tambourine, bells, block, gourd, vocal
~ Guest ~
Bruce Steinberg : harmonica
It`s a Beautiful DayIt`s a Beautiful DaySan Francisco Soundこのアイテムの詳細を見る |
ヴァイオリンが美しいですね。あんなに目立つのにアンサンブルを崩さずヴォーカルを引き立たせているのは凄いです。センスあり過ぎです。ツインヴォーカルも安定していてとても上手で、いまさらながら完成度の高さに唸りました。