~ プログレバンドしりとり合戦 #138 ~
・投稿コメント (もあさん)
ロシアの生んだスーパー・プログレッシヴ・アーティスト、Eduard Artemievの代表作です。1985年当時のロシア産最先端シンセサイザー「Sinthy 100」を縦横無尽に操り、テクニシャンぞろいのバックバンド「Boomerang ensemble」を率いて製作・発表されたこの作品は、ロシアン・プログレの頂点に位置する1枚といえるでしょう!
・補足
数多くのサウンドトラックやモスクワオリンピックの音楽を手がけたことで知られる旧ソ連の映画音楽作曲家。彼の殆んどの作品はサウンドトラックだが、もあさんのコメントにある「Warmth Of Earth」は、シンセサイザーを主体としたロックバンドの形態で演奏されることを前提に曲が書かれ、The "Boomerang" Ensembleというユニットによって具現化されたプロジェクト作品である。女性ヴォーカルをフューチャーしシンフォニックで壮大なロック・オペラに仕上がったこの作品は、MuseaからCD化されたこともあってロシア屈指のプログレ名盤として認知されるようになった。
主要作品
「Siberiade」(1979)、「Ode to Herald of Good」(1984)、「Mood-Pictures」(1984)、「Warmth Of Earth」(1985)、
「Solaris, The Mirror, Stalker」(1990)、「URGA」(1991)、「The Inner Circle」(1992)、
「Soleil trompeur · Burnt by the Sun」(1994)、「Territory Of Love」(1995)、「The Odyssey」(1998)、
「Barber of Siberia」(1999)、「A Book of Impressions」(2000)、「Three Odes」(2002)、
「"The driver for Vera" and "Mama" soundtrack」(2004)
・Personnel on 「Warmth Of Earth」
Eduard Artemiev : music
Jwanne Rozhdestvenskaya : vocal
The "Boomerang" Ensemble
Yu. Bogdanov : synthy 1000, guitar
A. Zakirov : bass
S. Bogdanov : drums
I. Len, S. Saveliev : keyboard
Warmth of EarthEdward ArtemievMuseaこのアイテムの詳細を見る |
本盤、当時(昔)「新世界レコード」で入手して感激した覚えがあります。
そして聴きまくりました。
「凄いジャン、”ソ連”」と歓喜していました。
アルテミエフはヴァンゲリスとは違った、サントラの帝王ですね。
神保町のお店は今もまだあるのでしょうか?
>アルテミエフはヴァンゲリスとは違った、サントラの帝王ですね
ヴァンゲリスは「炎のランナー」のサントラで一躍有名になりましたが、それ以外のサントラ作品はあまり印象が無いですね
「天国と地獄」の頃の作品はよく聴いていましたが、最近は全くフォローしていません
アルテミエフは喜多郎とも対比されたりしていますね
Artemievのサントラと言えば「惑星ソラリス」が印象深いですね。
ほとんどは「ゴーーーー」って感じのシンセばかりなのですが、映画のオープニングで使われた、バッハのオルガン曲は映画の雰囲気に合ってて、すごく心に残っています。この曲がしばらく忘れられず、いろんな奏者・オルガンのテイクで7~8枚ほど買いあさったことがありますが、このサントラのが一番好きです。禁欲的ともいえる抑えたトーンが染みます。
あれはArtemievが弾いてるんですかね~?
どなたかご存じですか?