Progressive Cafe

プログレ好きなギタリストのブログ
週末にはパンやお菓子を作ります

Citta' Frontale

2004-07-21 14:29:38 | プログレバンド紹介

イタリアのプログレバンドはその国民性も相まって、熱血的、能天気、やりたい放題といった感じの輩が多い。彼らの濃厚で泥臭い楽曲はかなりのマニアでないとなかなか聴きこなせないし、聴き続けていると洗練されたブリティッシュの大物バンドが恋しくなったりもする。しかし中には数は少ないがとても洗練されたバンドがあった。彼らの楽曲には「イタだら」も存在しない。

Citta' Frontaleは一時期分裂活動停止していたOsannaのドラマーMassimo GuarinoとシンガーLino Vairettiが結成したバンドで1975年に唯一の作品「El Tor」を発表している。Linoの情感豊かなヴォーカル、フルートやサックス等の管楽器群、アコースティック主体のギター、楽曲に奥行を与える多彩な鍵盤群、そしてMassimoの安定したキメの細かいドラム、全てのパートが控えめだが多彩に緻密に楽曲を構成している。基本はアコースティックでメロディアスなのだが、時にはジャジーに、時にはシンフォニックに、抑えつつも盛り上げるべき所は盛り上げていく、完璧なアンサンブルワークは見事だ。Osannaを想像して聴いた人はあまりの違いに驚くことだろう。

イタリアンプログレが苦手な方にも、或いは食べ過ぎ気味な方にも、そもそもプログレを良く知らない方にも自信を持ってお奨めできる作品である。

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
紙ジャケ、リマスター (francofrehley)
2004-11-19 10:26:39
なんとこの作品が紙ジャケ、リマスターで先月再発されました。

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1796057



Osanna分裂組の片われ「Uno」も同様に発売されています。
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参考になりました。 (にっく迷寸)
2005-01-04 00:30:37
ぐぐりの結果たどり着きました。

始めまして、HN=にっく迷寸と申します。

どうぞ宜しくお願いいたします。

アルカンジェロの紙ジャケシリーズで、

ウーノを聞いてみて、かなりよかったので、

チッタ・フロンターレの情報が欲しくて、

検索しました。

アルカンジェロの紙ジャケは価格が高いので、

慎重に吟味しないと駄目だと思っていたところ、

francofrehley様のコメントがとても参考になりました。

ありがとうございました。

多分、売り切れないうちに購入するつもりです。

これからも時々参考にさせていただきます。

どうぞ宜しくお願いいたします。



ところで、きれいなお姉さんのジャケは、

マシュー・スウィートのアルバムがお勧めです。
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>にっく迷寸さん (francofrehley)
2005-01-04 08:57:25
はじめまして、コメントありがとうございます。



拙ブログを参考にして頂いてありがとうございます。個人的にはUnoよりさらに完成度が高いと思っています。是非聴いてみてください。聴いた感想もコメントいただけると嬉しいです。



>きれいなお姉さんのジャケは、

>マシュー・スウィートのアルバムがお勧めです。

おやおや、あちらにも行かれましたか...

早速ジャケット調べてみます!
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管理人様へ (にっく迷寸)
2005-01-05 12:09:31
早速のコメントありがとうございます。

近々レコ屋へ行ってみようと思います。

アルカンジェロは売り切れが早いので、

気持ちは焦るのですが、「お年玉」なる

臨時の出費がかさみ、金銭的につらい

現状です。でも、早く聞いてみたいです。



マシュー・スィートは

こちら

ですが、ご存知のようにプログレではありません。

同じモデルさんが服を着たままプールから出て来る

というジャケのベスト盤もあります。

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tag failure report (にっく迷寸)
2005-01-05 12:21:53
申しわけありません。

上記コメントでタグを使用しようとして

失敗しました。

マシュースウィートのアルバムタイトルは、

『ガールフレンド』です。

リンクを貼ろうとして失敗しました。

すみません。



ところで、最近聞いたイタリアン・プロッグの

アルバムの中で、パレポリに次いで感動したのが、

ニュー・トロールズの『アトミック・システム』

でした。

『禿山の一夜』には驚きました。

また、時々覗かせていただきます。

宜しくお願いいたします。
返信する
>アトミック・システム (francofrehley)
2005-01-05 17:36:40
にっく迷寸さん(フロイドのファンですか?)こんにちは。

『アトミック・システム』は正確に言うとNew TrollsがIbisと分裂していた時期、Ibis側からの抗議でNew Trollsと名乗れなかったためNew Trolls Atomic System(これがバンド(プロジェクト)名)名義で出した作品です。分裂時期のテンションがあったためか、気合の入った作品ですね。



最近ユーロ系を開発されているのですか?また感想コメントお待ちしています!

返信する
Nick Mason (にっく迷寸)
2005-01-06 18:30:09
迅速で丁寧なRESをありがとうございます。

ニュー・トロールズはそういう状態だったんですね。

ちなみに、Ibisの"Sun Supreme"も気に入りました。



>(フロイドのファンですか?)

確かにファンですが、実は私はドラマーです。

好きなドラマーはブルフォードは当然(?)ですが、

実はフランツ・ディ・チョッチョも好きです。

他にも数え上げると切りが無いのですが、

ドリーム・シアターのマーク・ポートノイなども、

好きなドラマーです。



で、本当は切れ味の良いドラミングを目指しているのですが、

どうも、私のドラムはニック・メイスン的にモタリます。

メイスン氏ご本人には大変失礼ですが、そこから、

このハンドル・ネームにしました。

フロイドの曲はまだコピーしたことが無いのですが、

比較的上手く行くのではないかと思っています。

一家に一枚に是非『狂気』を…。



francofrehleyさんは中期のクリムゾンをコピー

なさっておられるようですが、ドラマーの方は、

あのブルフォードのドラミングができるのですね。

素直に「凄い」と思います。



ところでfrancofrehleyさんのfrancoはムッシーダの

フランコですか?
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>にっく迷寸さん (francofrehley)
2005-01-06 19:08:14
>ちなみに、Ibisの"Sun Supreme"も気に入りました。

それはすばらしい、はまっていますね!



>確かにファンですが、実は私はドラマーです。

これもすばらしい、もし東京近郊でしたらセッションに参加されませんか?プログレセッションについてのエントリーをご覧ください。Pink Floydの曲も11月のセッションで「Dog」と「吹けよ風、呼べよ嵐」が演奏されました。



>ところでfrancofrehleyさんのfrancoはムッシーダの

フランコですか?

その通りです。HNの由来はこの最初期のエントリーをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/francofrehley/e/d645cbf51791e3914065370d1497d0d0
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HONEYFLASH (にっく迷寸)
2005-01-06 23:53:49
>francofrehleyさん

ハニーフラッシュのHPも時間をかけて拝見しました。

(そのことをここへ書いてもよいのでしょうか。)

演奏された曲目を見ると、さっぱり分からないもの、

かつて自分もコピーしたことのあるものなど、

実に様々な選曲で、本当に羨ましく思います。



例えば、UKの『プレスト・ヴィヴァーチェ』を

悪戦苦闘して演奏し、「大転倒」したことを、

懐かしく思い出したりしました。

("In The Dead of Night"に入ってホッとしました。)

それにしても、PFMの"Four Holes In The Ground"

を実演されたのですか?本当に凄いですね。



現在、私は(メンバー構成上)ポップ・バンドと、

フォーク・バンドのドラムをXTCの『ノンサッチ』

に参加したデイヴ・マタックスのような気持ちで

叩いています。

残念ながら住まいは名古屋ですので、埼玉までは

遠征できそうにありませんが、東京近郊出張の折に

は、チャンスがあれば寄らせて頂きます。



仕事が本格化して、なかなか拝見できませんが、

他にも色々とコメントを付けさせて頂きたい記事も

あります。どうぞよろしくお願いします。

返信する
プレスト・ヴィヴァーチェ! (francofrehley)
2005-01-07 13:05:19
>にっく迷寸さん

あの曲はまだ生で聴いた事ないですが、難易度高いですよね。それに挑戦されたんですか。確かにIn The Dead Of Nightに入ったらホッとするでしょう。



お住まいは名古屋でしたか、ではセッション参加は難しいですね。残念ですが、東京にお越しの際は是非寄ってください。
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