LAMBORGHINI カウンタックを彩るNo8
秋から初冬へと季節は足早に過ぎ去ってゆこうととしています。
自動車趣味人の方たちには一年で一番楽しみな季節で、毎週のように何処かで大小の
イベントが開かれておりますね。
先日も友人の誘いでALFA100周年記念というイベントに参加させて頂きました。
私たちの仕事もイベントに間に合わせたいお客様の希望が多く、一番忙しい時期で
ブログのアップも間々ならずに、続きを楽しみにしておられます方々には
この場でお許しを願います。
さて本題のLAMBORGHINI カウンタックを彩る No8ですが、前回は各パーツを
クリーニングごの画像で終了いたしました。
これらのパネル類に指定厚のウレタンを張り込みますが、各パーツにより
ウレタンの硬度が微妙に異なりますので、数種のウレタンを使用いたします。
次に各パーツに合わせ型紙を製作いたしますが、この型紙の良否が仕上がりに
多大な影響が出てきますので、一番重要で時間がかかる分野です。
型紙製作はオーダーメイドの洋服とかブランドバックも同じ方法を用います。
随分と昔の話ですが、フランスのエルメスを訪ねたときも、
彼らはこれが一番難しいと話しておりました。
この特注レザーを・・・・・
裁断し縫製をしていきます。この時に使用する針はドイツ製のSCMETZ製を
使用いたします。
理由としては針穴を小さくするために細い針でも強度と柔軟性が必要なために
同社の針が適している為です。
上記の写真はダッシュボード本体の縫製後の確認写真です。
そして下の写真がセンターコンソールですね。
この様に一度縫製した後、本体に被せ確認をいたします。
その後の作業としてはステッチラインに気を付け、張り込み作業に入ります。
センターコンソールですね。
ロッカーパネルカバーです。
そしてメーターフードと組み合わせたダッシュボード本体です。
カウンタックのメーターフードは完全な四角です、この渕に幅約5㎜のダブルステッチを
入れて縫製いたしますが、各コーナーの角を均一幅で縫製するのは非常に難しいところです。
理由は外と内の半径が違う自動車の内輪差、外輪差と同じ理屈です。
因みにfirrariの場合はステッチ幅が7,5㎜です(注テスタロッサ・360まで)それ以後はデザインの変革により
太い糸でステッチ幅も広くなりシートカラーとは違うステッチが強調されるようになりました。
この様な変化は個人的には下品であまり好きではありません。やはりステッチとは(押し殺した美学)と言いますか
目立たないが製品が締まる方向に使用するのが一番と思ます。
本日は此処までですが、楽しんでいただけましたでしょうか・・・・・・?
それでは次回・・・・
自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jpまで
お気軽にご相談ください。
秋から初冬へと季節は足早に過ぎ去ってゆこうととしています。
自動車趣味人の方たちには一年で一番楽しみな季節で、毎週のように何処かで大小の
イベントが開かれておりますね。
先日も友人の誘いでALFA100周年記念というイベントに参加させて頂きました。
私たちの仕事もイベントに間に合わせたいお客様の希望が多く、一番忙しい時期で
ブログのアップも間々ならずに、続きを楽しみにしておられます方々には
この場でお許しを願います。
さて本題のLAMBORGHINI カウンタックを彩る No8ですが、前回は各パーツを
クリーニングごの画像で終了いたしました。
これらのパネル類に指定厚のウレタンを張り込みますが、各パーツにより
ウレタンの硬度が微妙に異なりますので、数種のウレタンを使用いたします。
次に各パーツに合わせ型紙を製作いたしますが、この型紙の良否が仕上がりに
多大な影響が出てきますので、一番重要で時間がかかる分野です。
型紙製作はオーダーメイドの洋服とかブランドバックも同じ方法を用います。
随分と昔の話ですが、フランスのエルメスを訪ねたときも、
彼らはこれが一番難しいと話しておりました。
この特注レザーを・・・・・
裁断し縫製をしていきます。この時に使用する針はドイツ製のSCMETZ製を
使用いたします。
理由としては針穴を小さくするために細い針でも強度と柔軟性が必要なために
同社の針が適している為です。
上記の写真はダッシュボード本体の縫製後の確認写真です。
そして下の写真がセンターコンソールですね。
この様に一度縫製した後、本体に被せ確認をいたします。
その後の作業としてはステッチラインに気を付け、張り込み作業に入ります。
センターコンソールですね。
ロッカーパネルカバーです。
そしてメーターフードと組み合わせたダッシュボード本体です。
カウンタックのメーターフードは完全な四角です、この渕に幅約5㎜のダブルステッチを
入れて縫製いたしますが、各コーナーの角を均一幅で縫製するのは非常に難しいところです。
理由は外と内の半径が違う自動車の内輪差、外輪差と同じ理屈です。
因みにfirrariの場合はステッチ幅が7,5㎜です(注テスタロッサ・360まで)それ以後はデザインの変革により
太い糸でステッチ幅も広くなりシートカラーとは違うステッチが強調されるようになりました。
この様な変化は個人的には下品であまり好きではありません。やはりステッチとは(押し殺した美学)と言いますか
目立たないが製品が締まる方向に使用するのが一番と思ます。
本日は此処までですが、楽しんでいただけましたでしょうか・・・・・・?
それでは次回・・・・
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