みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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トムヤムラーメン

2006年05月31日 23時41分37秒 | デイリーお気楽グルメ
先日、タイフェスティバルタイの屋台の味を体験してきました。

会場には屋台のほか、タイの調味料やジュースなどを並べたお店も出ていました。

物産展で普段と毛色の違うものを見つけると、少し目先を変えてみたくなります。

自家消費用にいくつか買ってきたうちのひとつが、この袋入りラーメン。1袋50円なり。トムヤム風味のスープということで、エビ、ニラ、もやし、しめじを入れてみました。

cook005B.jpg: トムヤムラーメン

麺はやや細めです。一口スープをすすってみると……はひはひ、めちゃ辛い! 額に汗がにじみます。辛いけど酸っぱくて、じっくり味わっているとほんわりした甘味も出てくる、何とも不思議なスープです。

パッケージの裏面を見てみると、原産国はタイと表示されています。タイでもインスタントラーメンはよく消費されるのでしょうか。

調べてみたら、増成ヒトミさんがブログ「blog the world バンコク編」に書かれた記事が見つかったので、紹介しておきます (残念ながら既にこのページは閉鎖されているようで、かろうじてGoogleのキャッシュに残っているだけでした。とても興味深いタイのインスタントラーメン事情がつづられている記事が埋もれてしまうのももったいないので、記事のスクラップとして全文引用しておきます)。

トムヤム・ラーメン


2004年04月30日

タイで一番ポピュラーなインスタント麺の味は、トムヤム味。トムヤムクン (海老入りスパイシースープ) のトムヤムだ。日本でいう、醤油ラーメンのような位置づけになる。酸味と辛味が融合したそのスープは、タイを象徴する味といったら言い過ぎだろうか。

タイのインスタント麺は、カップ麺よりも、この袋麺の方がまだまだ優勢だ。袋麺でも鍋に入れて煮る必要はなく、日本のチキンラーメンのように丼に熱湯を注げば、「すぐおいしい」となるからだ。

インスタント麺のブランドはいろいろあって、日本の日清や味の素も参戦している。でも、タイ人にインスタント麺のブランドをたずねたら、かなりの確立でこの「マー・マー」の名前を挙げるだろう。この「マー・マー」という固有名詞が、インスタント麺を指す普通名詞として通用しているからだ。ワタシにはそんなに違いがあるとは思えないのだが、「マー・マー」のスープの味の方が的確にタイ人の舌を捉えているらしい。

しかし。屋台で出される麺料理には、実はこのトムヤム味はないことをご存知だろうか。いや、正確に言えば、クエッティアオ・トムヤム (トムヤム味の麺) というものはあるのだが、そのトムヤム味は唐辛子と酢 (稀にライム) で作り出した酸味と辛味でしかなく、トムヤムスープのように、レモングラス、南姜 (なんきょう)、こぶみかんの葉といった各種のハーブから染み出したエキスの味ではないのだ。

だんとつの売上げを誇るインスタント麺が、本物の料理として存在しないなんて、考えてみればそれもふしぎなことだ。でも、その嘘っぽさがタイらしい、と思ってしまったりする。

(参考)
インスタント麺のサラダ - ヤム・マーマー


ちなみに、タイ南部の細長い半島 (プーケット島やピピ島のあたり) から海を隔ててすぐ隣のインドネシアは、世界第2位のインスタントラーメン消費国なんだとか。その関係かどうか知りませんが、27日朝に発生したジャワ島中部地震の被災者を支援するために、世界ラーメン協会が袋入りのインスタントラーメン10万食を提供すると昨日発表しました。ただし、インドネシアはイスラム教徒が多いので原材料に配慮しなければならず、被災地に送るラーメンは日本などから持ち込むのではなくて、現地の企業から調達するようです。



タイフェスティバル関連記事・目次


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年5月31日の記事は → 「ジャガイモさんたち

【みぃのつぶやき】 どうやったらこんなにたくさん収穫できるんでしょうね。私は植物を育てるのが下手で、すぐに枯らしてしまいます。水をやりすぎてはいけないと言われますが、水が不足しているかどうかもよく分からずに枯らしてしまうこともあります。う~ん、どうしましょ。

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