Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 7/25朝 土星食(6:30頃に潜入@東京)

古い雑誌で時間旅行(2)

2012-09-30 17:30:00 | タイムマシンにお願い

引き続き、雑誌「天文ガイド」の古~いバックナンバーの話です。

70年代の雑誌広告がとっても面白くて、ついつい時を忘れてガン見してしまいます。

有名企業の周到に作り込まれた広告もあれば、怪しいメーカーの駄菓子屋的な広告もあって、

まさに玉石混交って感じでした。

当時の天文少年にとって憧れの望遠鏡だったのは、この辺りでしょうか↓

この辺もマニア垂涎って感じでしたが、庶民には高嶺の花でした↓

ちなみに、↑の企業はもう一般向け望遠鏡は作っておらず、プラネタリウムで儲けてます。

こちらは昔からコストパフォーマンスが高かったような気がしますね↓

この時代に5年の長期保証はご立派!

で、今も信頼性の高い製品を生み出し続けているメーカーの広告がこちら↓

当時は直販のみだったと記憶してます。モノは良いけど入手しづらかったような・・・

逆に全国のデパート等でも取扱っていて、多分一番売れてたのはこのメーカーの製品↓

fornax8も最初に買ってもらったのは、↑のメーカーの口径6.8cm屈折赤道儀でした。

一方、怪しいけど駄菓子屋的な魅力があふれていた町工場系(?)御三家がこちら↓

残念ながら1980年代以降、淘汰されていったのか、いつの間にか広告が姿を消しました。

それから、意外と多かったのが眼鏡屋さんの広告↓

メガネと同じ光学製品の括りということなのか、望遠鏡の取扱店が多かったんですよねー。

今でも片手間で売ってる店はあるかもしれませんが、望遠鏡専門店にほぼ席捲されてます。

さらに、有名メーカーのカメラの広告もあれば↓

写真フィルムメーカーの宣伝広告まであったりして↓

大企業もこの市場性を無視できなかったのかもしれません。

当時は光害も少なくて星空が綺麗だったはずですし、成功したアポロ計画の後を受けて

火星探査機バイキングとか外惑星探査機ボイジャーなど、子供たちの好奇心をくすぐる

夢のある話も多く、人々の宇宙への関心が高まっていたことが背景にあったと思います。

で、80年代に入ると、いよいよあのスーパースターがやってくるということで、

この業界がさらに賑わっていくことになります。

(続く)


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
mashさん [2012年9月30日 20:45]
fornax8さん、こんばんわ。

台風進路の右側にあたりそうなので今後の進路にお気をつけ下さい。

古い雑誌第二弾の時間旅行・・・あのころ憧れた天体望遠鏡たち。
当時欲しくても手が届かなかった(今もですが)天体望遠鏡ですが
存じているのはミザールくらいでしょうかね。
アポロ月面着陸から始まった宇宙(そら)への憧れは今もありますね。
fornax8 [2012年9月30日 21:46]
mashさん、いつもコメントをいただき恐縮です。

台風の影響について、お気遣いありがとうございます。
そちらでは日付が変わる前に名月を拝めるかもしれませんね。
ただ外に出る場合は、吹き返しの風に十分ご注意ください。

さて、懐古趣味のネタにお付き合いくださり、嬉しいかぎりです。
あの当時のミザール望遠鏡は本当によく売れてました。
フラッグシップ機のCX-150という反射望遠鏡に憧れたものです。
まだ会社は存続しているようですが、シェアは他社に奪われたと思います。


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