Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 土星が観測好期

キリ番のM天体

2023-02-28 16:00:00 | 遠征日誌

2/17撮影の天体が続きます。
この銀河を狙うのも久しぶりでした。


【M100銀河】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,LPS-D3フィルター,1.6倍クロップ,
 総露出時間48分(4分×12コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,静岡県東伊豆町某所にて

かみのけ座にある渦巻銀河です。メシエ天体の100番目に登録されています。愛称等は特にありません。
光度は9.35等と暗めなので、手で持てるクラスの小型双眼鏡による存在確認はまず無理でしょう。
眼視で渦巻構造を見るには口径25cm以上の少し大きめの望遠鏡を要します。
写真では焦点距離135mm程度の望遠レンズで渦巻構造を何とか捉えられそうですが、
銀河腕をしっかり写すには最低でも300mm程度の焦点距離が必要とみられます。
「おとめ座銀河団」に属していることもあり、周囲には小さな銀河がたくさんあり、
トリミングをしている上の写真でも20個以上の銀河像が確認できます。
マイナーな天体ということもあり、個人的にこの銀河を撮影したのは2009年3月以来のことでした。
拙ブログでは初登場です。


今朝の富士山(2023/02/28)

2023-02-28 07:02:50 | 富士山

2月の締め括りは紅富士撮影となりました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:-0.9℃  富士山:-16.9℃

今朝も氷点下の冷え込みになりました。これで3日連続です。
上空は快晴のため陽射しタップリな上に南風が吹く見込みのため、
気温は昨日までの予想より高めの19℃まで上がるとか。
寒暖差が激し過ぎますねぇ・・・


今朝の富士山(2023/02/27)

2023-02-27 10:00:00 | 富士山

今日もクリアに見えていて、美しい姿からパワーをもらいました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:-2.7℃  富士山:-20.1℃ 

八王子アメダスの最低気温は今日も氷点下。もうすぐ3月ですが、朝晩はまだ冷え込みが厳しいです。
今日の日中は13℃まで上がる見込みですが、明日の予想最高気温は何と18℃になってます。
花粉の飛散量が激増しそうなので、アレルギー持ちの方はしっかり対策しないといけませんね。


Bode's Galaxy

2023-02-26 14:27:56 | 遠征日誌

2/17に撮影した天体の続きです。
この銀河も久しぶりに狙ったのでした。


【ボーデの銀河 M81,82】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,LPS-D3フィルター,
 総露出時間64分(4分×16コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,静岡県東伊豆町某所にて

おおぐま座にある割と有名な銀河です。名称は発見者である独の天文学者ヨハン・ボーデに因んでいます。
ほぼ南北に2つの銀河が並んでいて、上(北)側がM82(光度8.41等)、下(南)側がM81(光度6.94等)です。

端正な渦巻銀河のM81は空の極めて暗い環境下で好条件に恵まれれば肉眼で存在が確認できるとの話があり、
それが確かであれば肉眼で見える最遠天体(距離1200万光年)ってことになります。

M82は形態上は不規則銀河に分類され、見掛けの姿から「葉巻銀河」の愛称があります。
また、中央部から電離した水素ガスが放出されている姿が特徴的で、「爆発銀河」として知られてます。
上の写真で確認できる赤いモヤモヤが電離水素が発する光で、かなり大規模な構造であることが分かります。
もし地球がこの銀河内にあったら、白い天の川と赤い天の川がクロスする光景を写せるのかもしれません。

ちなみに、両者は空の暗い場所では口径3~4cmの双眼鏡で仲良く並んだ姿が見えますが、
それぞれの特徴的な形まで認識するなら口径8cm以上の望遠鏡の使用が望ましいようです。
と言っても写真のようには見えず、眼視観望には限界があることを思い知らされた経験があります。


今朝の富士山(2023/02/26)

2023-02-26 09:33:12 | 富士山

今日はクッキリ見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:-2.5℃  富士山:-26.2℃

八王子アメダスの最低気温が4日ぶりに氷点下となりました。
富士山では新たな降雪があったようで、特に西側斜面の積雪量が増えたように見えます。
この寒気の影響は明日まで残るようですが、28日から暖かくなる見込みで、
3月に入るといよいよ春本番の陽気になりそうです。


The Beehive Cluster

2023-02-25 09:17:17 | 遠征日誌

先週末、ZTF彗星を撮影した後で久々にこんなのを撮ってました。


【プレセペ星団 M44】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,LPS-D3フィルター,
 総露出時間32分(2分×16コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,静岡県東伊豆町某所にて

黄道星座の一つである「かに座」の中心部にある大型の散開星団で、肉眼で存在が確認できます。
欧米では「蜂の巣」に見立てて"Beehive cluster"とも呼ばれたりするようですが、
日本ではかに座の真ん中にあることから「カニみそ星団」と呼ぶ人もいます。
青白い星が多いですが、僅かな橙色星が良いアクセントになってます。
でも彩度的にちょっと盛り過ぎたかな? 個人的に2019年末以来の撮影でした。


月と木星のランデブー(2023/02/23)

2023-02-24 11:06:00 | 天文現象

前日に金星の傍にいた月が翌日には木星の近くに来ました。


キヤノンEOS Ra+EF200mmF2.8LⅡUSM ISO3200 F4 露出1/20秒 1.6倍クロップ 三脚使用 

月と木星がちょっと離れていたので、前日より焦点距離の短い200mmレンズでの撮影となりました。
前日と同様に月の地球照が明るめになるような露光条件にしたら、
木星のガリレオ衛星が2,3個写ってくれました。


今朝の富士山(2023/02/23)

2023-02-23 09:27:52 | 富士山

早朝は雲の中でしたが、9時頃になって姿を現しました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:1.2℃  富士山:-20.4℃ 

今月に入って笠雲のかかった姿を撮ったのはこれで4度目で、ちょっと多い気がします。
一般的には天候悪化のサインと言われますけど、西から青空がどんどん広がってきており、
回復基調って感じです。


月と金星のランデブー(2023/02/22)

2023-02-22 22:03:22 | 天文現象

今日の日没後に月と金星が接近している光景が見られました。


キヤノンEOS Ra+EF400mmF5.6L USM ISO6400 絞り開放 露出1/15秒 三脚使用 

月の模様が地球照で分かるような露光条件にしたら、金星も存在感のある明るさで写ってくれました。
明日は月と木星が接近します。晴れたら狙ってみようかと思います。