Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 土星が観測好期

続々・ジャコビニ彗星の夜

2018-09-24 12:00:00 | 遠征日誌

22日の夜、またジャコビニ・チンナー彗星狙いで、今度は八ヶ岳東麓まで☆撮り遠征してきました。
目的地に到着した23時頃の天気は、雲越しに月が薄ら分かる程度で、かなり厳しい状況でした。
月齢は満月の少し前で、月没は明け方の3時半頃。ということで焦らず、とりあえず車中で様子見。
先日と同様に日付が変わって1時間ほどすると☆がちらほら見え始めたんで撮影機材を出しました。
ところが機材組上げ終了直後から辺りが濃霧に包まれてしまい、再び星空の見えない状態に逆戻り。
今夜はダメかな?と思い始めましたが、月没まで時間があるので天候回復に期待して粘ることに。
しばらくすると弱い北風が霧を追いやったのか、北西の空を中心に晴れ間が見えてきました。
2時頃には東天まで星空が広がって、これは期待できると思いきや、またすぐに霧に遮られ、
以降は一進一退を繰り返して、夜明けまで不安定な空模様に翻弄されたのでした。
で、月没後に僅かな晴れ間をついて、何とか撮れた写真がこちら↓
クリスマスツリー星団&21p_20180923.jpg

【クリスマスツリー星団付近を行くジャコビニ・チンナー彗星】
 キヤノンEOS60Da+SAMYANG 135mm F2 ED UMC,F2.8,ISO1600,
 総露出時間12分(2分×6コマ加算合成),中型赤道儀使用

彗星頭部の緑色と、左下に広がるクリスマスツリー星団周辺の赤い星雲、その右の黄色い星の集団、
さらに右のカタツムリ星雲の青色も加わって、カラフルなイメージになってくれました。
本当は1日後にクリスマスツリー星団のすぐ傍まで彗星が来たところを狙いたかったんですけどね、
月齢を考えると暗夜に撮れるのはこの日しかないということで、遠征した甲斐がありました。
次は来月11日頃の「かもめ星雲」との接近を狙う予定ですが、天候が安定して欲しいものです。


続・ジャコビニ彗星の夜

2018-09-18 20:25:00 | 遠征日誌

16日の夜、旬を迎えているジャコビニ・チンナー彗星狙いで伊豆稲取まで出撃しました。
現地に到着した21時頃にはほとんどベタ曇り状態だったんですが、夜が深まるにつれ星が見え始め、
日付が変わる頃には北西の空を除いて、ほぼクリアな星空が広がってくれました。
ターゲットが東天で高度を上げてくるのは深夜になってからでしたので、
それに合わせたかのように晴れてくれてラッキーでした。
で、25時頃から撮影を始めて得られた画像がこちら↓

くらげ星雲&21p_20180917.jpg

【くらげ星雲に接近するジャコビニ・チンナー彗星】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,F2.8,ISO3200,
 総露出時間10分(2分×5コマ,恒星基準で加算合成),中型赤道儀使用,
 トリミングあり,東伊豆町稲取にて

この日はふたご座の兄・カストルの足元にある通称「くらげ星雲」の近くに彗星が位置していて、
星雲の赤色と彗星のコマの緑色のコントラストが美しいイメージになってくれました。
彗星の光度はちょうど7等ほどで、口径5cmの小型双眼鏡でも微かに尾が伸びているのが確認できました。
今後この彗星は冬の天の川沿いを南下していく途中で次々と赤い散光星雲の傍を通り過ぎていく予定で、
この先も楽しみではありますが、同時に月が満ちていくため月明りの影響を受けてしまうのが残念です。


今朝の富士山(2018/09/13)

2018-09-13 12:00:00 | 富士山

久々に雄姿を拝めました↓

今朝の富士山_20180913.jpg
撮影は実に17日ぶりです。昨年、山肌に白いものが確認できなくなくなったのはこの日でしたが、
今年は7月中旬に残雪が見えなくなり、既に2か月ほど経過してます。
で、富士山アメダスをチェックすると、一昨日に最低気温がマイナス3.3℃を記録してましたので、
いつ初冠雪してもおかしくない時期になってます。