少し薄雲がかかってましたが、約1か月ぶりに太陽を撮影。
EOS60Da+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm)+ND10000太陽撮影用フィルター(コレ無しでは危険!)
南半球で2つの黒点群が目立っている一方、北半球は小さな黒点が数個認められる程度になってます。
先週は黒点が少なくて、かなり寂しい太陽面だったらしいです。活動低下は一時的なものですかねぇ・・・
少し薄雲がかかってましたが、約1か月ぶりに太陽を撮影。
EOS60Da+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm)+ND10000太陽撮影用フィルター(コレ無しでは危険!)
南半球で2つの黒点群が目立っている一方、北半球は小さな黒点が数個認められる程度になってます。
先週は黒点が少なくて、かなり寂しい太陽面だったらしいです。活動低下は一時的なものですかねぇ・・・
真っ白に雪化粧した姿がクッキリ見えてます。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:7.5℃ 富士山:-8.9℃
昨日の未明から昼前にかけて山梨-静岡県境付近に雨雲がかかっていたようなので、
そのタイミングで下の方まで雪化粧したとみられます。
今週は好天が続く見込みで、週末は気温が高めになるとの予想もあり、雪は消えていくかもしれません。
今夜はよく晴れてくれて、満月を少し過ぎた月と木星が並んだ光景が見られました。
GNDフィルターを使って明る過ぎる月の方だけ減光して撮ってみましたが、木星が思ったより輝いた感じに写らず、
ちょっと残念な画像になってしまいました。毎度のことですが肉眼で見たイメージ通りにはなかなか撮れませんねぇ。
日没の時間帯になって雲間から姿を現したところを撮影。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:11.7℃ 富士山:-11.8℃
逆光状態で分かり難いですが、割と下の方まで積雪したみたいです。
明朝に晴れてくれれば雪化粧が進んだ姿を確認できるでしょう。
魔女の横顔星雲を撮影した夜、試し撮りレベルでこんなのも撮ったのでした。
【オリオン座三ツ星~大星雲付近】
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,F3.8,ISO51200,StarScapeフィルター,
露出時間5秒,タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,静岡県東伊豆町某所にて
カメラの感度を最上段から1段下のISO51200にして5秒露出で撮りました。三ツ星の左端の星であるアルニタクの傍に
「燃える木星雲」と「馬頭星雲」が確認できます。下方のオリオン大星雲は残念ながら白飛びしてますねぇ。
構図確認のためのテスト撮影でしたが、カメラが電池切れになりそうだったんで本番撮影はしませんでした。
テスト画像の割に暗い星まで写ってるみたいで、大星雲の少し上の部分を等倍トリミングすると・・・
ノイズはさすがに多いですけど微光星が確認できました。そこで、どこまで暗い星が写ってるかをチェックするため
星空シミュレーションソフトで写野を表示して調べてみたら・・・
AstroArts社ステラナビゲータにて作成
緑十字で示した星が15.6等星だということが分かり、かなり暗い星まで微かながら写っていてちょっと驚きました。
撮影時には赤道儀架台にてモーター追尾してましたが、普通の三脚を用いた固定撮影で星を点像に写せる露出秒数の
目安としてよく知られる「500ルール」(500÷レンズの焦点距離)を適用すると、今回撮影に使った光学系の327mmだと
1.5秒が限界となるので、やはり5秒露出でもモーター駆動の赤道儀は必須ってことになりそうです。でも100mm程度の
中望遠レンズなら5秒露出で星が流れずに写せそうなので、数枚くらい連写して得られた画像を恒星基準で重ね合わせ
コンポジットしてやれば、ノイズも軽減されて同等レベルの暗い星が捉えられるかもしれません。ただし、市街光や
月明かりの影響が少ない好条件下での撮影が必要で、設定感度はもちろん、使用レンズのF値やピントの良し悪し等にも
左右される他、撮影対象エリアが天の北極に近いか(点像になりやすい)、天の赤道に近いか(点像になりにくい)にも
依存するなど、留意すべき点はそこそこ多いです。
夕刻に雲が広がって雨がぱらついたりもしましたが、夜には晴れ上がって十三夜のお月見ができました。
撮影画像はこちら。
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP(F5.3),三脚使用,
ISO100,1/1000秒,1分間の撮影動画から900フレームをコンポジット
今年も十五夜と十三夜のお月さんを捉えられ、片見月とならずに済みました。
なお、29日の明け方(早朝5時台)に西の低空で迎える満月は部分月食となり、ほんの少しだけ欠けて見えます。
約1か月に渡って写真で楽しめた西村彗星(C/2023 P1)は、もう観測困難な状況になってしまいましたが、
次に期待できそうなものとしてレモン彗星(C/2023 H2)というのがあります。
その最盛期にはこんな風に見える可能性が出てきてます。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(日時は2023/11/11 21:30)
彗星の下の添え字が光度×10ですので、3.6等の予想光度ってことになります。また、マス目は角度で10度のスケール
となってますが、彗星のイオンテイルの実長を0.1AU(AUは「天文単位」という距離スケールで、1AUは太陽-地球間の
平均距離である約1億5千万kmに相当)と仮定してシミュレーションしてみたら、見掛け上で尾が20度近い長さに達する
という驚きの推定結果になりました。11月中旬ですと18時過ぎには薄明が終了となり、早い時間帯であれば彗星の
地平高度が40度以上もある上に月明かりの影響も無いため観測条件は非常に良好で、シミュレーション通りの明るさに
なってくれれば肉眼で存在確認できそうです。双眼鏡を使えば尾が伸びた姿を楽しめるかもしれません。
この彗星は今年の4月下旬に米・アリゾナ州にあるレモン山天文台の観測で発見され、軌道計算の結果、10月29日に
近日点を通過した後、11月に地球へ約0.2AUまで接近することが判明。彗星本体はあまり大きくないとみられていて、
最大光度は7等台止まりと見積もられていましたが、今月に入って急に明るくなったらしく、そのままの増光ペースで
推移すれば、地球最接近時に光度が3等台まで達する可能性が出てきています。
なお、彗星の明るさは水物なので、もう少し様子を見ないと本当に肉眼光度になるのかどうか分かりませんけど、
ちょっと楽しみな状況になってきたので、ほうき星好きとしてはワクワク感が止まりません。シミュレーション通り、
黄色味を帯びた天の川をバックに青いイオンテイルを棚引かせた姿が捉えられたらイイなぁ・・・
<10/27 追記>
信頼スジによると、この彗星の10/25における明るさは9等台後半で、楽観的な予報に比べて3.5等ほど暗いようです。
この調子でいくと最終的に肉眼光度まで明るくなる可能性はかなり低くなり、最大光度は6等台中盤から後半くらいと
予想されます。空の暗い場所なら口径3cm程度の双眼鏡でも眼視確認できる程度の明るさですが、地球に接近する来月
10日前後には大きく広がった拡散像になって見辛くなることも考えられます。予期せぬアウトバーストでも起こして
くれるとイイのですが・・・
今日は霞み気味で、下の方は濁った感じの見え方です。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:9.1℃ 富士山:-10.6℃
今のところは晴れてますが、夕方から大気の状態が不安定になるらしく、天気の急変に要注意とのこと。
十三夜のお月様を見られるかどうか微妙な感じです。
今月中旬の新月期、東伊豆まで☆撮り遠征した際にこんな天体を撮りました。
【魔女の横顔星雲 IC2118】
キヤノンEOS Ra+タカハシFSQ-85EDP+レデューサーCR0.73×,F3.8,ISO1600,StarScapeフィルター,
総露出時間100分(5分×20コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,静岡県東伊豆町某所にて
エリダヌス座にある淡い反射星雲で、ニックネームは欧米での呼称 "Witch Head Nebula" に由来しています。
この星雲を輝かせているのはオリオン座の1等星リゲルで、そのすぐ傍にあります。位置確認用星図は次のとおり。
AstroArts社ステラナビゲータにて作成
しかしまぁ、どうしたら魔女に見立てられるのか不思議な感じですが、画像を180度回転すると・・・
星雲の青白くて濃い部分が魔女の右顔っぽく見えなくもないです。名付けた人はオリオン座が逆さまに見える
南半球の人だったりするのかもしれません。個人的には花王のマークを連想してしまいます(向きが左右逆ですが・・・)
なお、非常に淡い星雲であるため大きめの望遠鏡を使っても眼視で魔女の顔をはっきり確認するのは難しいでしょう。
視界良好でクリアに見えてます。
<今日のアメダス最低気温>
八王子:9.1℃ 富士山:-9.4℃
今日は朝から秋晴れで、ウチの地域の予想最高気温は24℃となってます。上振れすれば夏日になるかも?
週間予報を見ると傘マークが無く、にわか雨くらいのお湿りしか期待できない期間が続きそうです。