先月10日に生前のアトラス彗星(C/2024 S1)を撮影しに出向いた魚沼
スカイライン某所にてスマホを使った星景写真も撮っていました。
東天に木星と冬の星座が昇ってきたところを狙ったのがコレです。
【昇る木星・ふたご座・オリオン座と魚沼盆地の夜景】
Google Pixel7aにて撮影,星空撮影モード使用,ISO85,F1.9,
露出16秒×15(推定),三脚使用(固定撮影)
中央上部に写っている明るい星は木星で、その左下にはふたご座、
右下にはオリオン座が写ってます。下の方には六日町付近の夜景が
写っており、その影響で光害カブリが生じてしまい、冬の天の川が
確認し難くなったのが残念。なお、やや左の奥の方でシルエットに
なっている山は八海山と中の岳らしいです。写野は次のとおり。
AstroArts社ステラナビゲータにて作成
その後、縦構図でも撮ってみたのがこちら。
【昇るおうし座・木星・オリオン座と魚沼盆地の夜景】
ISO99 ※その他の撮影条件は上の画像と同じ
上部に写ってるゴチャゴチャっとした星の集団は「すばる」です。
その下にはかなり疎らなヒアデス星団があり、その中に確認できる
明るい星は、おうし座の1等星アルデバランです。意外と広写野で
割と高めの位置まで昇っていた天体と一緒に夜景までフレーミング
できました。ちなみに、市街光に照らされて山容が見えている手前
の低山は坂戸山で、その山頂には上杉景勝の居城にもなった坂戸城
の本丸があったそうで、今は国の史跡に指定されてるらしいです。
戦国時代にはもっと綺麗な星空が見えたことでしょう。